こんにちは、貞千です!
前回は、私の好きな「金沢おでん」についてご紹介しましたが、もうひとつ金沢生まれで独特の特徴を持つ「金沢カレー」を紹介しないとカレーファンに叱られそうなので・・・笑
ということで、今回は「金沢カレー」についてご紹介していきますね!
そうだね、ウィキペディアで調べてみると、
ルーは濃厚でドロッとして
付け合わせとしてキャベツの千切りが載っている
ステンレスの皿に盛られていて
フォークまたは先割れスプーンで食べる
ルーの上にカツを載せ、その上にソースをかけ
白いライスが見えないように盛り付ける
ってことらしいね!ちょっとマニアックな感じがするけど、確かに食べた店はこんな感じだったよね。でも、金沢カレーを提供している店すべてが上記の特徴を満たしている訳でもないらしいよ。
今回選んだ7店は、すべて金沢カレーの提供店で市内にお店があるのですが、店舗情報は本店を中心にご紹介しております。そのため、金沢市内に拠点を置かない店も含んでいます。ご了承ください!
では、1店舗ずつ見ていきましょう!
Contents
チャンピオンカレーはチャンカレの愛称で呼ばれ、金沢カレーの元祖といわれています。レストラン「ニューカナザワ」のチーフコックだった田中吉和氏がレシピを考案して、カレーのチャンピオンの基になった「洋食タナカ」を創業したのです。当時はカレーのメニューはありましたが、カレーの専門店ではなかったようです。
ニューカナザワ時代の同僚や弟子たちが田中氏のレシピを共有し、それぞれが独立するにあたり、石川県内で同じような特徴を持つカレーを提供する店が同時期に次々と生まれていったそうです。
2000年頃から各地でご当地カレーが人気を呼び、石川県の場合は「金沢カレー」という名称で使われ始めたということです。20007年にゴーゴーカレーが「金沢カレーの火付け役」と名乗り、カレーのチャンピオンがそれに対抗するように「元祖金沢カレーの店」と名乗って現在に至っています。
住所/石川県野々市市高橋町20-17 営業時間/11:00~24:00 定休日/夏季、年末年始を除き無休 TEL/076-248-1497 アクセス/北鉄野々市工大前駅徒歩8分 駐車場/28台
創業者の宮森宏和氏は小松出身で、同じ出身で大ファンの松井秀喜氏の満塁本塁打に一念発起し、カレーの店をやろうと…!そしてターバンカレーで修業した後、2004年に新宿に一号店を出したのが「ゴーゴーカレー」の始まりです。
それって、金沢には逆輸入ってことですよね!
そうなんです!金沢本店開業は2005年5月のことです!
名前の由来は当時の松井氏の背番号55にちなんでゴーゴーカレーにしたとのこと、ゴジラの愛称からマスコットをゴジラにしたかったそうですが、東宝の許可がおりず“ゴ”つながりでゴリラを使っているとのことです。
“5”に関するこだわりは強く、55の工程で5時間かけて煮込んだルーを55時間寝かしているといい、次の目標は世界店舗数555だそうです。
住所/石川県金沢市田上さくら2-108 営業時間/10:55~22:55 定休日/無休 TEL/076-262-5550 アクセス/旭町一丁目バス停徒歩5分 駐車場/8台
ニューカナザワのチーフコックの一人野村幸男氏が1964年片町金劇に「インデアンカレー」を創業、フランチャイズも含めて50店近くに成長するも1993年頃にすべての直営店を閉鎖することになり、2011年12月に直営店として復活したものです。
田中氏の洋食タナカが「カレーライスのタナカ」になったのが1965年でインデアンカレーのスタートより1年遅いことになります。その後紆余曲折を経て1974年に「タナカのターバン」を野々市に開店、その後「カレーのチャンピオン」に名称変更したのが1996年です。
この経緯から、インデアンカレーが金沢カレーの元祖だという古いファンもたくさんいるのはそのためです。因みに、関西中心に展開するインデアンカレーとは何の関係もないとのことです。
住所/石川県金沢市三口町火353 営業時間/11:00~21:00 定休日/無休 TEL/076-255-1710 アクセス/北鉄三口駅徒歩5分 駐車場/20台
ニューカナザワで田中氏の下で修業した今度忠氏の影響を受けた弟が、デンマークをはじめヨーロッパ各地で西洋料理を2年間に渡って習得し、二人でレストラン「アルバ」を立ち上げたとのことです。
1971年8月に兄から独立し「カレーの市民アルバ」を開業し現在に至っています。そのカレーはシチューがベースの欧風スタイルながら、兄の影響を色濃く受けて先割れスプーンなど特徴のほとんどを受け継いでいるため、金沢カレーといってよいでしょう。
当初は「加賀カレー」にこだわったらしいのですが、金沢にも鳴和店や西店があることから金沢カレーの代表格と紹介されることが多く、今はもうこだわっていないようです。
因みに、前出の松井秀喜氏が星稜高校時代に召し上がっていたのは、ゴーゴーカレーではなくアルバのカレーだったそうです!
住所/石川県小松市竜助町160 営業時間/11:00~21:00 定休日/火曜日 TEL/0761-22-6027 アクセス/JR小松駅西口徒歩6分 駐車場/13台
1971年に銀行員の岡田隆氏が田中氏と共同経営で「カレーショップ ターバン片町店」を開店、これを機に高岡町にあったカレー専門店タナカを「カレーショップ ターバン高岡町店」と改名しスタートしています。
コラボレーションは順調かと思われましたが1973年に分裂し、田中氏は野々市に「タナカのターバン」を展開することになります。
分裂後のターバンは、ターバンカレーとなり2005年に片町本店を片町から広坂に移転しています。移転した後も片町本店の名称を使っていましたが、今は「ターバンカレー本店」で営業しています。
ゴーゴーカレーの宮森氏は、ターバンカレー片町本店で3ヵ月間修行をしています。
住所/金沢市広坂1-1-48 ウナシンビル1F 営業時間/11:00~19:00 土・日・祝:11:00~16:00 定休日/年末年始を除き無休 TEL/050-5595-7954 アクセス/香林坊バス停徒歩3分 駐車場/無
ニューカナザワで修業した宮島幸雄氏が金沢駅地下街に「キッチンユキ」を創業したのが1966年です。その時、ニューカナザワの仲間である今度氏と「金沢うどん亭大黒屋」の高田義教氏の二人がサポートしたのは有名なエピソードです。
キッチンユキの名称は、当時その仲間たちから呼ばれていた名前の“ユキ”に由来しているといいます。
数ある金沢カレーの中でも、特に濃厚なカレーソースが特徴で、その色が見た目にも黒いところから「金沢ブラックカレー」と名付けたそうです。
住所/石川県白山市幸明町331-1 営業時間/11:00~22:30 定休日/木曜日 TEL/076-275-5946 アクセス/松任アピタバス停徒歩約5分 駐車場/35台
金沢カレー新興店舗の代表格といわれるのが「ゴールドカレー」です。元々は、チャンピオンカレーのフランチャイズ店としてスタートしたのですが、オーナーがFCではなく独自でやりたいとの意向が強く独立したとのことです。
FCとは、工場から届けられる商品を提供するだけなので、カレーの製法をFC店舗に教えることはないそうです。従って、カレーの製法やレシピはゴールドカレー独自のものということで間違いないと思います!
住所/石川県金沢市藤江北1-393 営業時間/11:00~23:00 日・祝日:11:00~22:00 定休日/無休 TEL/076-267-7705 アクセス/藤江北1丁目交差点南へ徒歩1分 駐車場/30台
銀のトレイに先割れスプーン、ご飯にたっぷりかかった濃厚なルー、それが見えないくらいにのっているカツ、キャベツがところ狭しと位置決めをし、トッピングのゆで卵が食欲をそそります!いただきま~す!
今やB級の雄として全国的に知られた金沢カレーの特徴と成り立ちに関してご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
では、今回はここまでとさせていただきます!
また次回の貞千がオススメする金沢風景・グルメ完全攻略ナビでお会いしましょう!
さようなら!
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