こんにちは、貞千です!
前回は兼六園情報をお届けしましたが、今回は兼六園に隣接する「金沢城公園」についてご紹介したいと思います。
金沢城は加賀藩・前田家のお城として有名ですが、1583年に前田利家公が入城してから本格的な城づくりが始まりました。
金沢御堂は尾山御坊とも呼ばれ利家は入城時に尾山城としたのですが、高山右近に依頼して大改造を行って再び金沢城に改称したといわれています。利家の子・利長も大改造を行っています。
1602年に落雷によって天守が焼け落ち、代わりに三階櫓が建造され、この頃には金沢城という名称が定着していたといわれています。
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廃藩置県が行われた明治4年(1871年)、前田家から城地のすべてが国の管轄になり、1949年には城地内に国立金沢大学が開学しています。
金沢大学は1978年に移転を決め、1995年に移転を完了、その翌年に石川県が国から金沢城を取得して、金沢城公園として整備を始めています。
金沢の最大のイベントが百万石まつりで、その中の最大の見どころはなんと言っても百万石行列です。そのクライマックスが前田利家公の金沢城入城なんです!
毎年、利家公役と側室お松の方の配役を決めています。
今年の百万石行列は6月1日(土)で、前田利家公役に俳優の加藤晴彦さん、お松の方役にタレントの藤本美貴さんが選ばれています!
金沢駅東口を14:00に出発、武蔵が辻交差点を右折して香林坊へ、香林坊交差点を左折、広坂通りから百間掘りに入り兼六園入り口をグルっと大回りして石川門から16:00頃入城します。
行列の目玉は加賀鳶で城下町を守ってきた男たちの勇壮な舞がポイントポイントで披露されます。そのほかにミス百万石や加賀獅子の獅子舞行列、ミリオンスターズやツエーゲン金沢、金沢サムライズなどのスポーツ団体、音楽パレードなどが彩りを添えます。
百万石まつりは5月31日(金)~6月2日(日)の3日間で、金沢城公園では前田家の慶事を城下を上げて祝った「盆正月」の再現として、子ども御輿、獅子舞、太鼓、よさこい、民謡などが随時登場して、藩政期の息吹を味わうことができます。
金沢城公園は、石川県の所有になってから金沢市を中心に整備を始め、2001年に菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓の復元工事を完成させ、その後2010年にいもり堀、河北門の復元工事、2015年に橋爪門二の門や玉泉院丸庭園を完成させています。また、2017年には、鶴の丸休憩館が開館しています。
この中で、玉泉院丸庭園のみ毎週土・日曜日、祝日前日に日没から21:00までライトアップされます。
現在は、鼠多門・鼠多門橋の復元工事に着工、また石垣等のの計画的な保全対策が進められています。
楽しみですね!
金沢城公園内は基本無料で、園内を自由に散策することができます。
開園時間:3月~10月15日 7:00~18:00
開園時間:10月16日~2月 8:00~17:00
菱櫓、五十間長屋、橋爪門続櫓の3施設の館内は有料となっています。
個人 大人310円、小人100円
団体 大人250円、小人 80円
※小人は6~17歳、団体は30名以上となります・
※早朝入館は、無料です。(時間帯は兼六園に準じています)
その他、ライトアップなどの季節イベントもほとんど、兼六園と連動しています。ご確認ください。
私がぜひおすすめしたい穴場スポット、それは「金沢城の石垣巡り」です。
金沢城は「石垣の博物館」と呼ばれるほど、多種多様の石垣が存在します。特殊な技術やデザインが出入口や庭園といった場所によって工夫され、何度も何度も修築されたことによりさまざまな種類の石垣を見ることができるのです。
青や赤石の色合いが不思議な柔らかさを感じさせ、独特の雰囲気を感じることができます。石は安山岩で、戸室山という金沢城から南東8㎞のところから運ばれたものです。
もうひとつ、金沢城公園の新丸広場で1年に1回だけ、お正月の最後に「金沢消防団の出初式」があります。
加賀鳶のはしご登り演技や褌一丁になっての一斉放水が披露されるんですが、この時期の金沢は厳寒期、着込んでいても寒いです。
周辺には、しいのき迎賓館や金沢市役所、いしかわ四高記念館、尾山神社や尾崎神社があり、尾崎神社方面へ抜けると近江町市場も歩いて行けます。
金沢城は敷地が広いので、周辺で駐車場を探すのに苦労するかもしれませんが、駐車場そのものは周辺にたくさんありますのでご安心くださいね!
ここでもう一つおまけの情報、金沢城公園には直接関係ないんですけど、GW後半の金沢市内無料駐車場が今朝の新聞に載っていたので記載しておきますね。
5月2日~5日無料臨時駐車場
石川県庁駐車場(100台) 8:00~21:00
東金沢駅西口パーク・アンド・ライド駐車場(110台) 8:00~18:00
NTT鳴和駐車場(100台) 8:00~18:00
石川県建設総合センター(84台) 8:00~18:00
※いずれも、金沢駅までの電車orバスの往復乗車券が人数分もらえます。
石川門から金沢城公園に入ると大きな芝生の広場があります。この芝生の広場の手前を五十間長屋を右手に見て進むと鶴丸倉庫の奥に本丸の森が広がります。
ここは、金沢大学理学部付属植物園だった場所で、当時200数種物植物を栽培し、今では金沢城公園の植物種は548種もあるそうです。
こんな緑豊かな公園ですから、たくさんの動物も生息していてその数は1500種類以上いるのでは?と推定されているとのことです。
では今回はここまでとさせていただきます!
じゃあ、また「貞千がオススメする金沢風景・グルメ完全攻略ナビ」でお会いしましょう!
さようなら!