こんにちは、sadachi. です!
石川県は22日、小松市八幡の総合病院「やわたメディカルセンター」の職員と患者10人が新型コロナウイルスに感染、クラスター(感染者集団)が発生したと発表しています。
病院はこの日から当面の間、救急搬送の受け入れと外来診療を休止するとしています。
その一方で、看護助手の感染が判明し、急患の受け入れを中止してきた小松市民病院は、22日午後から一部受け入れを再開しています。
Contents
クラスターは県内13例目となり、医療機関では金沢市の岡部病院、かほく市の二ツ屋病院に続き3例目になっています。
県は専門の医師と看護師4人でなる、県版クラスター対策班をやわたメディカルセンターに派遣しています。
やわたメディカルセンターは、18の診療科がある総合病院で、病床は全部で208床あるとのことですよ。
感染者の10人は全員、回復期リハビリテーション病棟がある3階に勤務、あるいは入院していた患者さんということです。
10人の内訳は、入院患者が4人、看護師が4人、理学療法士が2人とのことです。
20日に50代女性看護師と40代男性理学療法士が、発熱などの症状を訴え、理学療法士は勤務を休んだそうですが、看護師は夜勤中に発熱し薬を飲んで体調が回復したため、そのまま夜勤明けで勤務してとのことですよ。
2人は21日にPCR検査をして陽性と判明、感染が確認されたそうなんですね。
このリハビリ病棟の全患者36人と、医師や専従の看護師、作業療法士や理学療法士、事務職員約60人に加え、更衣室で一緒になる別の階の看護師ら計94人に、順次PCR検査を実施したとのことです。
その結果、先の2人に加えて、60~70代の入院患者男女4人と20~40代看護師女性3人、理学療法士の30代女性1人の感染を確認したというんですね。
最初に判明した看護師の50代女性のみが中等症で、残りの9人は軽症か無症状だそうですよ。
感染した患者4人は4人部屋に入院し、3つの病室に分かれていたそうで、このうち1人は別の医療機関に転院手続きを取り、残りの3人はこの病棟で入院を続けるとしています。
またリハビリ病棟は44床あるそうですが、4人の感染以外に、3つの病室に入院していた残りの患者8人のPCR検査の結果は出ていないそうです。
3階での外来リハビリは、4月から別の階でしてきたそうで、南加賀で再拡大の兆しがあった7月末からは、院内での面会を禁止してきたそうです。
したがって、外来患者への感染の可能性は低いとして、3階以外の患者にPCR検査はしないとしているんですが、心配ですね。
県の北野喜樹健康福祉部長は、「医療態勢に全く懸念がないわけではないが、南加賀地域だけではなく石川中央エリアの病院にも協力してもらい、救急体制を保管する」と話しています。
▶南加賀地域の複数の医療機関で新型コロナウイルスの感染確認が相次ぎ、住民から救急医療を心配する声があがっている中、やわたメディカルセンターのクラスター発生を受け、小松市民病院の南加賀救急医療センターでの急患の受け入れを一部再開しています。
「救急難民を出すわけにはいかない」
南加賀で唯一の感染症医療機関である小松市民病院は17日、看護師3人と看護助手1人の計4人が新型コロナウイルスに感染したと発表されていましたね。
そのためセンターは1週間程度患者の受け入れを見合わすとして、休止の間、小松、加賀、能美の3市内の7病院が分散して患者を受け入れる態勢を取ったんですね。
そのうちのひとつが、やわたメディカルセンターだったんですよ。
やわたメディカルセンターが急患の受け入れを休止したことを受け、小松市民病院は22日午前急きょ再開に向けての協議を行い、午後3時から患者の受け入れを一部再開し、順次拡大していきことにしたそうです。
石川県22日時点の市町別感染者数は、以下の通りになっています。
石川県内 市町別感染者数 | ||||
医療圏 | 市町 | 確保病床数 | 治療中 | 累計患者数 |
南加賀 | 小松市 | 29 | 48 | 74 |
加賀市 | 38 | 51 | ||
能美市 | 19 | 34 | ||
川北町 | 2 | 5 | ||
石川中央 | 金沢市 | 163 | 33 | 208 |
白山市 | 5 | 41 | ||
かほく市 | 0 | 75 | ||
野々市市 | 4 | 25 | ||
津幡町 | 3 | 15 | ||
内灘町 | 0 | 5 | ||
能登中部 | 七尾市 | 17 | 0 | 1 |
羽咋市 | 1 | 4 | ||
志賀町 | 0 | 0 | ||
宝達志水町 | 0 | 9 | ||
中能登町 | 0 | 1 | ||
能登北部 | 輪島市 | 7 | 0 | 0 |
珠洲市 | 0 | 0 | ||
穴水町 | 0 | 0 | ||
能登町 | 0 | 0 | ||
県外 | ー | 0 | 2 | |
計 | 216 | 153 | 550 |
▶石川県は22日、クラスターが発生した10人を含めて、新たに新型コロナウイルスの感染者は18人だったと発表しています。
クラスター関係以外の8人のうち、感染経路が分かっていないのは男女5人で、残る3人はすでに感染した人の濃厚接触者だったとのことです。
中等症は4人で、残りの4人は軽症か無症状とのことですよ。
感染経路が分かっていない5人のうち、能美市の70代男性は高齢者施設のアルバイトをしているそうで、15日に発熱し21日の抗体検査で陽性と判明、仕事内容から利用者との接触は少ないとのことです。
金沢市、白山市、小松市の60~80代の男女3人は、飲食店の経営者で、残りの1人は小松市の70代無職の男性で中等症だそうですよ。
濃厚接触者3人の中には小松市の男子中学生も含まれているんですが無症状で、夏休み中のため登校はしていないとのことですよ。
県内の累計患者数は550人になり、治療中の1人の病状が悪化して、重症患者は1人増え計6人になったとのことです。
北野部長は、「(外食するかは)特に慎重に判断してほしい」と呼び掛けているんですね。
石川県の会見窓口になっている健康福祉部長の発言となれば、「外食はするな」に等しいと思うんですけど、きちんと補償して休業要請をするということを検討してみては…!?
財源もなければ、社会経済活動も妨げられないということなんでしょうね。
石川県内では、新型コロナウイルス感染者の中で発熱や咳といった症状のない人の割合が増えて、8月は30.6%になったそうです。
緊急事態宣言が出た4月の無症状者は13.4%で、無症状が増えた一方で重症者や中等症の割合は半減しているとのことですよ。
県は、検査体制を4月の4倍に拡充しているので、濃厚接触者にとどまらず、幅広く検査することで、感染者の掘り起こしが進んでいるとみているそうですよ。
22日現在で4月と8月の感染者を症状別の割合でみると、公表時で肺炎と診断された中等症の患者は23.9%から14.0%に減少しているそうです。
人工呼吸器や人工心肺装置(ECMO)を使用する重症の患者は20.5%だったのがゼロになっているそうですよ。
2月と6月は、全体の感染者数がわずかなため、中等症の割合が高いそうなんですね。
無症状の人が増えた背景には検査の拡充があるとして、4月当初の1日当たり50~80件から現在は220件まで増加、今秋には550件に増やし、さらに開業医の検査導入によって800件体制を目指すとしているそうですよ。
県は感染者を無症状のうちに発見し、その後に症状が出た場合でも早期に治療を行うことで、高齢者を中心に重症化を防ぎ、早期の退院も期待しているというんですね。
また無症状の人が自覚のないまま感染を広げている可能性もあるとして、県専門家会議座長の谷内江昭宏金大附属病院副病院長は、こう呼び掛けています。
「いたずらに不安視してはいけないが、自分も無症状の感染者かもしれないと考え、マスク着用や手洗いの徹底など『新しい生活様式』に慣れてほしい」
ホントそうですよね、今自分ができることと言えば「新しい生活様式」を実践すること、これが当たり前に身につくといいんですけどね。
注)本記事内のツイートに関しては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。皆さまの貴重な情報に感謝いたします…♪
注)アイキャッチ画像に関しましては、「対馬産直の駅豆酘(つつ)」さんのツイート画像を使用させていただいております…♡
今回は、県内13例目となる「やわたメディカルセンター」のクラスターの詳細を見て、小松市民病院の「救急難民を出さない」に感動しましたね。
それ以外の8人の感染については、相変わらず5人の経路不明者が含まれているんですが、感染者の中で割合が高いのが気になりますね。
検査体制の拡充ですけど、県の担当者は「もしやと思ったら、どんどん検査し、先手を打っている」と言っているんですね。
無症状のうちに発見することは、とても大事だと思うので、もしやと思う県民の希望者には積極的に検査をしてほしいと思うのですが、どうなんでしょうね。
それでは、今回はここまでとさせていただきます!
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!