こんにちは、sadachi. です!
今夜放送されるNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』には、福岡県警「少年育成指導官」の堀井智帆さんが登場します。
暴走行為や窃盗、援助交際など問題行動を起こす非行少年に寄り添い、2000人以上の立ち直りを支援してきた堀井さんなんですよ。
番組では大人を拒絶する少年少女たちの心を開き、更生へと導く知られざる「少年育成指導官」の仕事に密着しているんですね。
そこで「堀井智帆の出身やプロフィール・経歴は?非行の根っこに寄り添うプロ」と題しまして、堀井智帆さんについてまとめてみましたので、参考にしてくださいね。
それではさっそく、いってみましょうか!
Contents
ではまず最初に、堀井智帆さんの出身を含めたプロフィールや経歴から見ていきますね!
名 前 : 堀井 智帆(ほりい ちほ)
生 誕 : 1976or1977年(43歳)※
出 身 : 神奈川県横浜市
居住地 : 福岡県福津市
大 学 : 西南女学院大学 保険福祉学部福祉学科
所 属 : 福岡県警察本部生活安全部少年課北九州少年サポートセンター主任
資 格 : 社会福祉士
職 業 : 福岡県警本部少年育成指導官
※ 番組予告で43歳とあり、2020年で誕生日が過ぎていれば1977年、過ぎていなければ1976年生まれということになります。
堀井さんは、神奈川県横浜市の出身なんですね、福岡県に言ったきっかけは何だったんでしょうね。
堀井さんが西南女学院大学を卒業しているといことは、お父さんの転勤などかもしれませんね、途中で神奈川県から福岡県に引越しをしたということなんでしょうね。
堀井さんは学生時代に、社会福祉や児童福祉の学びの一環で行った先の児童相談所で衝撃を受けます。
それは、「子どもは家庭で親から愛されて育つのが当たり前」という、価値観の崩壊だったんですね。
たくさんの子どもたちが親から愛されるということを知らず、親も子どもの愛し方を知らないままでいるという現実に直面したといいます。
そこで堀井さんは、大学卒業後に児童養護施設職員(社会福祉士)として、傷ついた子どもたちを救いたいと勤務に就いたんですね。
しかし、そこでは子どもたちへの関わり方に限界を感じ、さまざまな問題を抱えた子どもたちともっと深くかかわりたいと思うようになったといいます。
堀井さんは、福岡県警察本部少年課の相談機関である北九州少年サポートセンターに転職して、少年育成指導官になったというわけなんですね。
それでは、北九州少年サポートセンターで、堀井さんがどんなことをやっているのか見ていきましょう!
北九州少年サポートセンターは、福岡県警察本部少年課の相談機関として、思春期の子どもの問題行動に関する電話相談・立ち直り支援・広報活動などを行っているんですね。
少年サポートセンターで受ける相談は、非行を中心とした薬物・盗み・暴行・暴走行為のほか、不登校・いじめなどの学校問題や家庭内暴力・性の問題などだそうです。
堀井さんが出会う子どもたちは、必ず何かしらの「問題行動」を抱えていると言います。
でも堀井さんは、「問題」として捉えるのではなく、子どもたちの“SOS(サイン)”として捉えているというんですね。
子どもたちの全ての問題行動は、“SOS”、何か必ず小さなトゲが心に刺さっていると考え、「なぜこの子が、その問題行動を起こさなければならなかったのか。」という、背景に目を向けて子どもたちと関わっていくそうです。
当然、親も子どもに全力で関わっているのですが、何をしても変わらず、方法が分からず、途方に暮れているというんですね。
怒るや叱る、諭すなどのいわゆる「指導」的な関わりとか、また問題行動の要因として友人や学校、環境が挙げられますが、これらは単なるきっかけに過ぎないといいます。
なぜなら、問題行動を起こす「原因」に気付かなければ、本当に必要な対策やケアをすることが出来ないと言っているんですね。
その子が、どんな環境で育ち、どんな体験を重ねた子であるのか、また子育て以外でも保護者がこれまでどんな問題を抱えていたのかについて注意深く探っていくそうです。
堀井さんは、経済的問題や夫婦間の問題、嫁姑や就労、病気など、親が抱えた問題が、子どもたちに与える影響は非常に大きいものと考えているそうです。
「子どもが抱える問題=家族の抱える問題」、家族の問題を一つひとつ丁寧に整理していかなければ、問題を解決・緩和することはできないと言っているんですよ。
そして、ひとつの事例を挙げています、これは分かりやすいと思いますよ。
【盗みの背景】
盗みは、進行性の心の病です。放っておけば、進行していきます。盗みをする子どもは、共通して、心にぽっかりと穴が空いています。本来、この穴を埋めるものは、「家族の関わりや愛情」です。しかし、この関わりや愛情で心の穴が埋まらない子どもは、物やお金で、心の穴を埋めようとするのです。物やお金は、人の心に充足感を与える格好の代償物です。私たち大人だって、欲しいものやお金を得れば、心にフワッと充足感が沸きますよね。子どもたちだって、その事を無意識に知っています。だから、心に充足感が足りないときに、子どもたちは、それを埋めるために、物やお金を盗るのです。
盗みの背景にある感情、それは「寂しさ」です。寂しさを埋める関わりがなければ、いくら叱っても諭しても、どれだけ約束しても止めてあげることは出来ません。しっかりと心の穴が埋まった子どもは、その後、決して物を盗ることはなくなるのです。
堀井さんは、子どもの思春期の問題行動に、特効薬や即効薬はないと言い切ります。
しかし、諦めずにしっかりと必要な関わりをしてあげることで、必ずゴールが訪れるというんですね。
そして堀井さんは、とにかく諦めずに粘り強く関わることが、なによりの治療であると確信しているんですね。
今夜の『プロフェッショナル 仕事の流儀』では、なぜ子どもたちは非行に走り、どうすれば立ち直らせることができるのか?
非行の根っこにあった、子どもたちの”声なきSOS”に寄り添うプロフェッショナル・堀井智帆さんに密着して、ひも解いていくんですね。
★ NHK総合『プロフェッショナル仕事の流儀』10月20日(火)夜10時30分~11時15分
注)本記事内のツイートに関しては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。皆さまの貴重な情報に感謝いたします…♪
注)アイキャッチ画像に関しましては、「福島とみお」さんのツイート画像を使用させていただいております…♡
今回は「堀井智帆の出身やプロフィール・経歴は?非行の根っこに寄り添うプロ」と題しまして、堀井智帆さんについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
思春期の少年少女が起こすさまざまな問題行動、彼らを逮捕するのではなく、立ち直りを支援する堀井さんのような「警察職員」がいることはほとんど知られていないといいます。
「声なきSOS」ですか、鋭いですね、それで堀井さんは2000人以上の立ち直りを支援してきたんですね。
学生時代に感じた衝撃から、ホントにいい仕事をしていると尊敬できますね。
今夜の『プロフェッショナル仕事の流儀』、大人を拒絶する少年少女たちの心を開き、更生へと導く知られざる少年育成指導官・堀井智帆さんの仕事、見逃すわけにはいきませんね。
それでは、今回はここまでとさせていただきます!
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!