こんにちは、sadachi. です!
今夜放送の『プロフェッショナル 仕事の流儀』には、災害救助犬訓練士の開田宏さんが登場するんですね。
地震大国日本に加えて、地球温暖化の影響もあるのでしょうか、日本各地に被害をもたらしている風水害など、激甚災害が至る所で起きていますよね。
いかに自衛隊が派遣されても人が人を探す力には限界があります、そこで臭覚をはじめ災害救助犬の高い能力で救えなかったであろう命が救われた場面がたくさんあるのでは、と察せられるんですね。
そんな災害救助犬を訓練しているのが、開田宏さんなんですね。
そこで「開田宏プロフィールや経歴は?災害救助犬訓練士は?山野を駆けるプロ」と題しまして、開田宏さんについてまとめてみましたので、参考にしてくださいね。
それではさっそく、いってみましょうか!
Contents
ではまず最初に、開田宏さんのプロフィールや経歴から確認していきましょうか?
【開田宏さんのプロフィール】
名 前 : 開田 宏(かいだ ひろし)
生 誕 : 1963年(誕生日が来ていれば58歳)
出 身 : 熊本県球磨郡相良村
所 属 : 人吉警察犬訓練所
職 業 : 災害救助犬訓練士
資 格 : 警察犬協会公認1等訓練士、シェパード犬登録協会公認訓練師範
開田さんは小さい頃から犬が好きだったそうですよ、それで中学時代には猟犬訓練所のお手伝いをしていたとのことなんですね。
なんか、生まれつき犬の訓練士になるべくして誕生したようにも思われますね。
開田さんは、高校を卒業すると熊本県内の警察犬訓練所に就職しているんですね、ご自身訓練所を造ろうと思っていたのは間違いないと思いますね。
そして念願(?)のでしょうか、1989年に「人吉警察犬訓練所」を設立しています、開田さんが26歳のときでしたね。
家庭の犬でもきちんとしつけをしながら臭覚に優れた犬を見出し、嘱託警察犬に育てたり、警察が飼育する直轄警察犬を訓練しているんですね。
熊本県警察の委託警察犬審査会を含めて、今までに育てた犬は250匹以上になり、警察犬や災害救助犬を各地に送り出しているそうですよ。
また東日本大震災や熊本地震など250以上の現場に出動し、数多くの行方不明者を発見、開田さん自身は災害訓練士のパイオニアと言われているんですよ。
その際なんですが、狭い場所や高所で捜索するにあたって大型犬では厳しいことがあったそうで、小型犬の必要性も感じたそうなんですね。
そこで、しつけで預かっていたトイプードル2匹を訓練して、小型犬としては全国でも珍しい嘱託犬に育てたそうですよ。
2003年8月にはNPO法人・九州救助犬協会が誕生しているんですね、そこで開田さんは九州内の指導士たちと幅広い犬種の犬を育成指導しているんですね。
開田さんの訓練所では、特に高度な訓練が受けられるそうですよ。
30年以上にわたり、直轄警察犬を訓練したり嘱託警察犬を育ててきた開田さん、現在は娘の開田めぐみさんと一緒に人吉警察犬訓練所で犬の訓練を続けているんですね。
まず災害救助犬なんですが、地震や土砂崩れ等の災害で、倒壊家屋や土砂等に埋もれ、助けを求めている人を、優れた嗅覚によって迅速に発見し、その救助を補助するように特別に訓練された犬のことなんですね。
人命救助の捜索活動は、きわめて慎重な判断が要求されるんですね、そのため、災害救助犬に与えられる任務として、あらゆる災害現場を想定した訓練所が必要になります。
全壊建物や倒壊建物の下敷きになった人の捜索や土砂災害など、あらゆる災害現場を再現した訓練場で本番さながらの訓練を行わなければならないということなんですね。
それでは次に災害救助犬訓練士って、どんな訓練をしているのか見ていきましょうね。
【クリープ】
ふせの状態のままで前進することで、人間がほふく前進をしているところを想定していただければ分かりやすいと思います。これは瓦礫と瓦礫の隙間に入って捜索するために必要な必須の訓練になります。
【障害物】
この訓練は、現場での様々な障害に立ち向かうため、日頃から階段やシーソー、スロープなど不安定な場所に慣れ、恐怖心を取り除く訓練なんですね。
【遠隔操作】
当然ですが「前へ」の指示で前進させるなど左や右と思い通りに動くように、離れた場所からの指示に従わせる高度な服従訓練になります。広い範囲の捜索の際にも必要ですよね。
【瓦礫捜索】
実際に倒壊したビルなどを再現して、現場と同じ状況での捜索訓練を行っているそうです。
足場の悪い中を嗅覚を頼りに捜索していくそうですよ。
【土砂捜索】
土の中に人が埋まっている状況を想定しています、土砂くずれや土石流災害を想定した捜索訓練になるんですね。土砂は密度が高くいろんな臭いが出ているので難しい環境なんですが、このような中で人間を特定する訓練が重要になってくるんですね。
【水難捜索】
落水者や溺れている人を救助する訓練で、浮き輪などを要救助者のもとへ運び、安全な場所まで引っ張ってくる訓練をしています。どこかで、浮き輪を付けた人を救助犬が咥えて岸の方へ泳いでいる映像を見て感心したことがありましたね。
【雪難捜索】
雪崩や雪山での行方不明者を捜索する訓練なんですね、雪に埋まったり、雪の中で倒れている人に反応させる訓練だそうですよ。
【ホイスト】
ヘリコプターからの降下を想定した訓練で、車で入れない所への出動や誘導をするんですね。ヘリコプターでの緊急出動時には必要となりますよね。
災害救助犬訓練士が、これらの訓練をどのように行っているのかは分かりませんが、一つひとつを見てみると、どれもが必要な訓練ということが分かります。
忘れもしない1995年の1月に起きた阪神淡路大震災で、海外から災害救助犬が派遣されているのですが、思ったほどの成果には結びつかなかったといいます。
それは、救助犬の訓練方法に問題があったんですね。
派遣された救助犬は、人間を見つけると褒美に食物をもらうという方法で訓練されていたそうなんですね、この方法は短期間で育成できるという大きなメリットがあったんですが…。
しかし、災害現場では人以外にもいろんな食物が散乱しているため、そちらに反応してしまうという致命的なデメリットにつながったそうなんですね。
日本では、この教訓を踏まえて、食物に反応しない独自の訓練方法を確立したそうです、このことによって、本当に信頼できる世界トップレベルの災害救助犬が生まれているんですね。
今夜放送の『プロフェッショナル 仕事の流儀』、タイトルが「人犬一体、山野を駆ける~災害救助犬訓練士・開田宏~」で、災害救助犬訓練士の開田宏さんが特集されるんですね。
開田さんの訓練所は球磨川の支流と川辺川の合流地点にあり、河川敷で訓練することが多いそうなんですね。
昨年2020年7月に起きた熊本豪雨で、訓練所は犬舎や事務所などが屋根まで水没する被害を受けたんですね。
幸い開田さんは当日の夜中から、約1キロ先にある高台の別の訓練所に犬12匹と一緒に避難したため無事だったそうです。
水が引いて、ヘドロで埋まった訓練所を片付けているときに、熊本県警察から出動要請があったそうなんですね。
開田さんは、人も犬も無事だったことから「出動しない選択肢はない」と、豪雨の4日後には人吉市などで行方不明者の捜索に加わったそうですよ。
その後、訓練所を復旧するためにクラウドファンディングで資金を集めるのですが、74万円の目標額に対し850万円以上集まり、2ヵ月以上かけて復旧したとのことですよ。
番組では、そんな災害大国・日本を陰で支える災害救助犬訓練士・開田宏さんに密着、熊本豪雨も取材中とのことで何が起こったのかが明らかにされるんですね。
この物語は、家族の思いを背負い捜索へと向かう、そして過酷な現場に立つ不屈の男と犬たちの記録なんですね。
★NHK総合『プロフェッショナル 仕事の流儀』1月19日(火)22時30分~23時15分
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今回は「開田宏プロフィールや経歴は?災害救助犬訓練士は?山野を駆けるプロ」と題しまして、開田宏さんについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
開田さんの訓練所では、当然ですけど一般家庭のペット犬もしつけをするのに預かっているんですね、その中からでも臭覚に優れた犬は救助犬になれるそうですよ。
犬の種類は問わないそうで、シェパードやゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー、
ドーベルマン、ボクサー、コリー、エアデールテリアなんかが多いそうです。
ただ犬種は問わないという前提なんですが、自治体や自治体の警察に任されているところもあり、何でもいいというわけにはいかないようですね。
ですから開田さんが育てた小型犬のトイプードルは、ホントに珍しかったと思いますよ。
今夜の『プロフェッショナル 仕事の流儀』、開田宏さんがどんなお話をしてくれるの楽しみにしたいと思いますね。
それでは、今回はここまでとさせていただきます!
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!