こんにちは、sadachi. です!
11月30日放送の『逆転人生』には、日本で初めてLGBTパレードを開催した伝説のゲイ活動家・南定四郎さんが登場します。
そこにはゲイであることを隠し続けた屈辱の日々が、エイズ感染拡大の中で吹き荒れた差別との戦いがあったというんですね。
88歳になった南さんが赤裸々に語る、LGBTの苦難と挑戦が明らかになるんですね。
そしてパレード当日、新宿から渋谷へと向かう道中で起きた感動の逆転とは!?
そこで「南定四郎の沖縄と出身プロフィール!ゲイリブ運動とLGBTパレード」と題しまして、南定四郎さんについてまとめてみましたので、参考にしてくださいね。
それではさっそく、いってみましょうか!
Contents
南定四郎さん、伝説のゲイ活動家として知られているんですが、2011年に46年間お付き合いされているパートナーの方と一緒に沖縄に移住されています。
沖縄移住の理由は、南さんには狭心症の持病があり冬の寒さが辛かったそうで、冬に沖縄に遊びに行ったら暖かくて体が楽だったとのことで、すぐに移住を決めたそうですよ。
沖縄に移住しても、LGBTの人たちの相談に乗るために毎月1回、日曜日に自宅を開放していたそうですが、人数が増えて対応が難しくなったそうなんですね。
それで、宜野湾市にLGBTQ当事者、支援者(アライ)の相談、交流、情報共有の場として「空飛ぶ船」というカフェをつくっているんですよ。
南定四郎さんは、1931年に樺太の大泊町で生まれたそうなんですね、1945年に樺太を離れて母親の実家がある秋田県に引き揚げたそうですよ、南さん14歳のときですね。
それではここで、ザクっと南定四郎さんのプロフィールを確認しておきましょうね!
名 前 : 南 定四郎(みなみ ていしろう)
生 誕 : 1931年(誕生日が来ていれば89歳)
出 身 : 樺太大泊町~秋田県
居住地 : 沖縄県宜野湾市
所 属 : 人権アクティビスとの会 事務局長
南さんは秋田の高校を卒業して、秋田地方検察庁へちょうど就職した頃に、本屋で立ち読みした風俗雑誌で自分が同性愛者だと気づいたそうですよ。
それまで異性を意識したことがなく、自分は何者と思っていたそうで、なんかホッとしたような気持だったと振り返っているんですよ。
それでも、同性愛は認められていなかった時代なので、自分がゲイであることを知られまいと3年ほど働いては、職を変えるなど転々としたそうなんですね。
また30代になると子どもをつくらないといけないと思い、一般の女性と結婚しているのですが、自分を偽ることはできず結局、家を出て離婚しているんですね。
そして南さんは43歳の時に、ついに自分は”ゲイである”とカミングアウトするんですね。
この年1974年、ゲイによるゲイのための月刊誌「アドン」を発行、南定四郎責任編集と刷り込み、裏表紙には顔写真と創刊の言葉を掲載したそうですよ。
それからはゲイリブ運動を展開して、レズビアンやゲイに対してカミングアウトの推奨や一般社会における同性愛に対する恥辱観への反発を行なっていったんですね。
そして南さんの活動の目標がLGBTパレードになり、東アジアでフィリピンに次いで2番目となる、LGBTパレードにつながっていくんですね。
1994年8月28日、「東京レズビアン・ゲイ・パレード(LGBTパレード)」が初開催されたんですよ、南さんの思いが叶った瞬間ですね。
以降は、毎年国内のどこかで途切れることなく開催され、参加者が20万人を超える人たちが集うLGBTパレードになっているそうですよ。
でも最初のパレードなんですが、集まったのはわずか50人程度、もっと集まると思っていたのが、なんかはしごを外された思いがしたそうですよ。
ところがです、パレードをして新宿南口までくると大きな歓声がして沿道から入ってくる人たちがいたんですね。
ゴールの渋谷宮下公園では300人ほどに増えて、ラフォーレ原宿の前ではすごい人に膨れ上がっていたといいますから、南さんホントにびっくりしたと振り返っているんですよ。
大逆転劇でしたね!
【LGBTミニ知識】
先にカフェ「空飛ぶ船」のところで、”LGBTQ当事者”とサラッと書きましたがお気づきになりました?
最近は、「LGBT」だけでなく「LGBTQ」とか「LGBTQIA」などと言う言葉が出てきていますよね。
ここで、LGBTとそのほかについて少しおさらいをしておきましょうね!
一般的にLGBTは、
★ L=レズビアン:性自認が女性の同性愛者
★ G=ゲイ:性自認が男性の同性愛者
★ B=バイセクシュアル:男性・女性の両方を愛することができる人
★ T=トランスジェンダー:主に身体的な性別と性自認が一致しない人
とされ、どの人も男性と女性という2つの性別に基づいていますよね。
ところが、日本をはじめ世界中にいる「自分は男女どちらでもない」、「自分は誰も愛することができない」といった人がいることも確かなんですね。
こういった人たちのために、
★ Q=クエスチョニング:自分の性別がわからない・意図的に決めていない・決まっていない人
★ I=インターセックス:一般的に定められた「男性」「女性」どちらとも断言できない身体構造を持つ人
★ A=アセクシュアル:誰に対しても恋愛感情や性的欲求を抱かない人
という言葉ができ、さらに名前のついていない性やそれ以外の性を表す「+(プラス)」が追加された結果、「LGBTQ(+)」「LGBTQIA(+)」のような単語が使われるようになったのというんですね。
ほかにも、「LGBTだけではなく様々なセクシュアリティがある」という意味の「s(複数形を表す)」が語尾についた「LGBTs」という言葉もあるそうですよ。
さて若い頃は、自分がゲイであることを知られることが怖かった南さん、1974年43歳のときにカミングアウトしてから、大変身しましたね。
確かにカミングアウトは、「百薬の長にも勝る」と南さん自身が言っているんですね。
ゲイリブ運動(ゲイ開放運動)の先駆者となり、LGBTプライドパレードまで成し遂げた伝説のゲイ活動家・南定四郎さん、『逆転人生』が楽しみじゃないですか。
★ NHK総合『逆転人生』 11月30日(月) 夜 10時00分~10時45分
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注)アイキャッチ画像に関しましては、「レインボーアイル」さんのツイート画像を使用させていただいております…♡
今回は「南定四郎の沖縄と出身プロフィール!ゲイリブ運動とLGBTパレード」と題しまして、南定四郎さんについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
日本におけるLGBTと自認している20~59歳の割合は8.9%になっているそうで、人口に換算すると550万人だそうなんですね。
多いとか少ないといったことは一概に言えませんが、EUでは16~65歳で5.9%(ドイツの7.4%~ハンガリーの1.5%)、米国では4.5%だそうですよ。
つい最近の埼玉県春日部市の井上英治市議(無所属)や、東京都足立区議会の白石正輝議員(自民党)などは、偏見に満ちた発言をしており南さんらの活動が終わるということはありませんね。
30日の『逆転人生』の南定四郎さんのお話し、きちんと確認しておきたいものですね。
それでは、今回はここまでとさせていただきます!
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!