こんにちは、sadachi. です!
「もう、農業やめようて思うとたい…」
2016年2月16日、収穫日前のデコポンをイノシシに食いつくされた農家のおばちゃんの、この一言がはじまりだった、「くまもと☆農家ハンター」のことなんですね。
今夜放送の『情熱大陸』には、イノシシやシカだけでなく、クマやサルなど野生動物による農作物被害に立ち向かう2人のリーダー、宮川将人さんと稲葉達也さんが登場します。
熊本県では農家を直撃する鳥獣被害が多いそうですね、その中でもイノシシは断トツで全体の55%を占めているそうです。
そこで「宮川将人のプロフィールや経歴は?サイバー農家とイノシシハンター!」と題しまして、ここでは宮川将人さんについてまとめてみましたので、参考にしてくださいね。
それではさっそく、いってみましょうか!
Contents
ではまず最初に、宮川将人さんのプロフィールと経歴を確認しておきましょうね!
【宮川将人さんのプロフィール】
名 前 : 宮川 将人(みやがわ まさと)
生年月日: 1978年(誕生日が来ていれば42歳)
出 身 : 熊本県三角町(現:宇城市)
高 校 : 熊本県立熊本農業高等学校
大 学 : 東京農業大学
所 属 : 有限会社宮川洋蘭代表、農家ハンター代表
宮川将人さんの出身は三角町ということなんですが、宇城市に合併する前に三角町の一部だった戸馳島(とばせじま)で生まれているんですね。
宮川さんは花農家の三代目なんですよ、現在は有限会社「宮川洋蘭」で育てた洋ランをオンラインショップ「森水木のラン屋さん」で販売しています。
東京農業大学時代には、バックパッカーとして13カ国を一人旅したそうですね、卒業後はオランダやアメリカで花修行をして帰国、家業を継いだとのことですよ。
家業を継いで最初にやったことは、実家の農園で育てた洋ランを楽天市場でネット販売することだったんですね。
この事業は大成功、特に「母想い」という洋ランはランキング1位を獲得したんですね。
ところが落とし穴はあるものです、当初販売を予定していた量よりも何倍もの注文を受けてしまい、農園では栽培の対処ができずにクレームの山となってしまったんですね。
そのせいで宮川さんは体調を崩すのですが、そのときに自分はお金のことしか考えていなかったと思い知ったといいます。
そんな経験から、「自分は社会のために何が残せるのか?」と、真剣に考えるようになったそうなんですね。
ちょうどその頃、同級生の稲葉達也さんの母親が、栽培した熊本県名産品のデコポンを収穫前にイノシシの被害に遭い、農業のやる気を失くしたというんですね。
宮川さんは、農家が農業のやる気をなくすということに地域の危機を感じたといいます。
もちろん、宮川さん自身は花農家ですからハウスで栽培する洋ランは、イノシシ被害とはまったく無縁なんですね。
しかし、「自分は社会のために何が残せるのか?」と真剣に向き合った結果、「損得を超え、善悪で判断できる人間になりたい!」との目標を持ったといいます。
そして地域農家の悲痛な声を聞き、イノシシについてみんなが学び実践できる場を作る事に使命感を覚えたというんですね。
そこで自らが発起人になり、稲葉さんと一緒に2016年春に「くまもと☆農家ハンター」を立ち上げたんですよ。
若い農家の立ち上がりを促進し、イノシシ退治を通じて地域のヒーローになるイメージだけを肥やしに、農家ハンターの活動を行っていったんですね。
宮川さんの座右の銘は、「笑う門に福来る」と「微力でも無力ではない」だそうですよ。
宮川さんは、家業を継いだ時から楽天市場への出店を考えていたそうで、早くからITを利用している「サイバー農家」として自負しているそうなんですね。
2012年に宮川洋蘭は、ホテルオークラ福岡で開かれた楽天市場出店者向けのビジネスイベント「楽天EXPO2012」でEXPO賞を受賞しています。
またその時の九州大会では、洋ランなど約100種類のランを販売するオンラインショップ「森水木のラン屋さん」が、顧客満足度の最大化賞として受賞しているんですね。
この森水木のラン屋さんが、宮川さんが楽天市場で運営しているオンラインショップということなんですね。
2017年に、森水木のラン屋さんは、「楽天市場ショップオブザイヤー2017」を受賞しているんですよ。
※ 宮川洋蘭オンラインショップ「森水木のラン屋さん」
宮川さん自身が経営する宮川洋蘭を自らサイバー農家と称し、この「サイバー」と「ファーマー」、「ハンター」を組み合わせたら、なんかイノベーションが生まれるのではないかと考えたそうですよ。
火災や災害から地域を守る消防団のように、地域と畑を守るために農家が立ち上がろう…と、それで農家ハンターを立ち上げることにしたんですね。
「くまもと☆農家ハンター」を立ち上げるときのエピソードですが、2016年4月10日に「イノシシ合宿」を開いたそうです。
農業高校時代の同級生など熊本県内各地から農家ばかり25人が集まったそうです、その中に稲葉達也さんもいたんですね。
25人のうち被害を受けていたメンバーはたった2人、自分のことじゃなくても真剣に、地域のためにと理念に共感できる人たちが集まったといいます。
この合宿の4日後に、あの熊本地震が発生するんですね。
ですから、合宿の日程があと4日遅かったら、多分「農家ハンター」は実現していなかったんじゃあないかと、宮川さんは振り返っているんですよ。
宮川さんは農家ハンターを結成すると、得意のIT技術を活かしたイノシシ対策法を次々と実践していきます。
猟銃などによる従来の捕獲や駆除の方法は、長時間、山にこもって獲物を追わなければいけないなど非効率と考えたんですね。
その代わりにセンサーカメラを設置して、イノシシの出現状況をリアルタイムで把握できる通信機能付き「箱わな」と呼ばれるおりを用意したそうです。
時間をあまりかけずに、なおかつ安全に捕獲できるシステムを作り上げたんですね。
またオンラインショップでつながりのある楽天とのコラボでは、通信機能付きセンサーカメラの性能を向上させ、イノシシを撮影した場合にツイッター上にその写真がアップされる仕組みを施したそうですよ。
このように、農家ハンターがハイテクを駆使して捕獲したイノシシは、年間約1000頭にもおよんだといいますから凄いものです。
もちろん、捕獲したイノシシを無駄にしないため、お肉やペットフードなどにも活用され、また安心安全なジビエ料理として国連SDGsの優良事例でも紹介されているんですよ。
さらにイノシシの油や皮や骨を加工して、マウスケースやせっけんなど、イノシシの命を全うさせているというんですね。
※ 農家ハンター「オンラインショップ」
今夜放送の『情熱大陸』には、そんな宮川さんが稲葉さんと一緒に登場するんですね。
番組では、一緒に若手農家を引っ張ってきた宮川さんと稲葉さんの、2人のリーダーに密着して最先端の取り組みに迫っているいいます、楽しみですよね。
★ TBS系『情熱大陸に』(MBS制作) 11月1日(日) 夜 11時~11時30分
注)本記事内のツイートに関しては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。皆さまの貴重な情報に感謝いたします…♪
注)アイキャッチ画像に関しましては、「農家ハンター【公式】ハナちゃん」さんのツイート画像を使用させていただいております…♡
今回は「宮川将人のプロフィールや経歴は?サイバー農家とイノシシハンター!」と題しまして、宮川将人さんについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
宮川さんは、イノシシを捕獲してジビエ肉などに加工して販売する循環モデルを、ゆくゆくは全国規模に展開したいと考えているそうですよ。
イノシシなどによる農作物被害を抑え、さらに食料や製品として全国に流通させるのは、国内だけでなく国連からもSDGs事例としても注目されているそうなんですね。
また宮川さんらの活動は、イノシシなどを捕獲や駆除するだけでなく、イノシシから畑を守る講習会なども積極的に行っているそうですよ。
今夜の『情熱大陸』、宮川正人さんたちの活動がどういうものなのか、実際自分の目で確認しましょうね。
それでは、今回はここまでとさせていただきます!
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!