こんにちは、sadachi. です!
毎週月曜日午後10時から放送のNHK総合『逆転人生』は、逆転無罪判決やスポーツでの大番狂わせ、奇跡の生還 etc を特集する番組になっています。
泣いて、笑って、勇気をもらえる…ドラマよりドラマチックな真実の逆転劇なんですね。
今回人生を逆転させた主人公は、ネットで中傷されて死の淵をさまよった元女性アナウンサーの髙橋美清さんなんですね。
ネットで中傷されて生活が一変、自殺未遂まで追い込まれた高橋さん、「地獄にも似た」苦しみと戦うため、中傷相手を特定して対決する道を選んだといいます。
それはアナウンサー時代のストーカー事件から始まったんですね。
現在は、天台宗の僧侶としての道を歩んでいる高橋さん、番組に登場して何をお話してくれるのでしょうか?
そこで「髙橋美清さん アナウンサーにストーカー!地獄の苦しみから逆転人生」と題しまして、髙橋美清さんについてまとめてみましたので、参考にしてくださいね。
それではさっそく、いってみましょうか!
Contents
ストーカーが起こるのは、高橋美清さんがまだ「高橋しげみ」の名前でフリーアナウンサーとして活動していたときだったんですね。
学生時代からモデルとして活動していた高橋さん、大学卒業後は群馬テレビの県政番組のレポーターとなり、そのあと司会業なんかもやっているんですよ。
日本テレビ放送網の「おはよう天気」では、北原澪としてキャスターをしたのちにフリーアナウンサーへ転身したんですね。
1989年には前橋競輪場で競輪中継を担当、その後全国各地開催でされる競輪のテレビ中継のメインキャスターとして活動しているんですよ。
大学や短期大学、専門学校の非常勤講師やミオ・クォーレ・フィニッシングアカデミーの講師(代表者)としても活躍しているんですね。
そんな中、事件は50代なろうかという2015年に起こっているんですね。
その男性は高橋さんの元交際相手と報じられたAさんなんですが、Aさんはある業界では名の知れた有名人だったんですね。
高橋さんは、Aさんから執拗に電話やメールを受けるようになったといいます。
Aさんは、「高橋さんからお金を取られた」などと、自身のブログなどに記事を書いていたそうなんですね。
高橋さんは、交際していたとかお金を取られたと書かれたけど、そんなことはなく事実無根だと言っているんですよ。
実際に交際があったかどうかは別にして、何らかの仕事関係にあったのは確かなようですね。
Aさんによるストーカー行為がやまないので、高橋さんは警察に相談した結果、被害届を出したとのことですよ。
そうするとAさんは、ストーカー規制法違反の疑いで逮捕され、脅迫罪で罰金の略式命令を受けたんですね。
Aさんが逮捕されたときに、「被害者は群馬県に住む50代の女性アナウンサーで元交際相手」などと報道され、高橋さんの身元はすぐに特定されたそうです。
これで収まっていれば、何事もなく沈静化する予定だったんですが、本当の「地獄」はこの事件のあとに待っていたんですよね。
逮捕のあとにAさんが、不慮の事故で亡くなってしまったんです。
すると、世間の矛先がすべて高橋さんに向けられ、「悪いのは女の方だ…」とばかり、ひどい中傷を受けることになったんですね。
Aさんがお金を取られたと書いていたこともあり、高橋さんがどれだけ違うと叫んでも「有名人から金を取った元交際相手」に仕立て上げられたといいます。
ここから、被害者と加害者の立場は逆転し、ネット上の誹謗中傷が始まったんですね。
Aさんが報道からほどなく不慮の事故で亡くなっているのに、「事件を苦にして自殺か」と書かれたこともあり、髙橋さんの扱いは完全に「加害者」になってしまったといいます。
襲いかかる攻撃は、何倍にも膨れ上がることになるんですね。
ツイッターなどのSNSやネット掲示板、まとめサイトには、髙橋さんの顔写真とともに、
「人殺し」
「今日は死なないの?」
「首吊るの待ってるんだけど」
「お金を取って、男を騙した」
「クソババア」
などの罵詈雑言があふれかえったそうですよ。
高橋さんはそのときのことを、
「大量の中傷は何十万件にも感じられました。ネットだけではなく、自宅の電話が鳴らされ、勝手に荷物が送りつけられるなどいやがらせもエスカレートしました」
と振り返っています。
これらの中傷が高橋さんに与えた打撃は大きく、出演番組からは降ろされ、新聞の連載も打ち切りになったそうで、新聞社は「表に出ることは髙橋さんのためにならない」と伝えてきたというんですね。
今までの仲間も髙橋さんからの連絡を無視、自分のフェイスブックに「人殺し」、「この女、金取ったんだろう」と書き込んだ知人もいたそうですよ。
この年のはじめに最愛の母親を亡くしていた高橋さん、世の中に助けてくれる人もなく、すべてを失い、精神は崩壊します。
「こういうお話をするとね、中傷なんて見なければいいと言われますが、中傷は被害者の目を引きつける魔物です。どうしても見てしまうんですよ。死ねという言葉に洗脳されて、そういう気持ちになっちゃう。手首も切りましたし、薬もたくさん飲みました。でも、死に切れなかった」
からくも生き延び、そして、
「このまま死んだら、ネットの書き込み通りに、ありもしない罪を死んで認めたことにされる。1人でも捕まえないと。そのために動かなければ、私の心が本当に壊れる」
と考え、戦う決心をしたんですね。
「この人だけは許せなかったんです」
髙橋さんがやろうとしたのは、誹謗中傷をした投稿者の特定なんですね。
個人で情報開示請求をしたり、警察に被害を訴えたりしたんですが、請求は認められず、警察には非情にも追い返されたといいます。
それでも諦めなかった高橋さん、弁護士を通じて警察に何度も何度も働きかけたそうですよ、「一生懸命に弁護士さんが動いてくれなければ、私は救われませんでした」と振り返っているんですよ。
この頃でしょうか、高橋さんは苦しい現状を乗り越えるために、高野山で修業をする決心をしているんですね。
「警察が動いてくれるまでに3年かかりました。被害者の会や、弁護士会の会長さん、警察と縁のある人にお口添えをいただいて、なんとか話を聞いてくれることになったんです。それで資料を提出したら、『こんなにひどいのか』と驚いていました」
そして、1人の投稿者を名誉毀損罪で刑事告訴したんですよね。
「この人だけは許せなかったんです。初期のころから同じIDで何度も何度もQ&Aサイトに書き込みをして、それが掲示板に転載されて、多くのスレッドが立ち上がる。『首吊らないのか』と書いて、私の心を壊した相手です」
高橋さんは言います。
「ちょうど私が修行で比叡山に入っていたころの2017年5〜6月、警察が投稿者の自宅を訪れ、任意で聴取を行いました。PCに書き込みの履歴があったそうです」
その相手とは、一流大卒で省庁で働く40歳前後の男性だったといい、本人は書き込みを認めたそうですよ。
高橋さんは、その投稿を繰りかえした男性と一度だけ会っているんですね。
男性とその両親と長い時間をかけて話し合った結果、会社を辞職するという男性にそれをさせず、最終的には告訴も取り下げているんですね。
「私が死んでいたら、あなたは人殺しになった。人をナイフで刺さなくても、簡単に殺せる。私はインターネットによって一度殺されて、生まれ変わるために、髪を剃って僧侶になる覚悟ができた。
比叡山の60日間の修業で体重は14キロ減って、両足の爪がなくなって、足の骨も折れた。肋骨にもヒビが入っていた。あなたの顔を見るまでは死ねないと思って乗り越えられた。そこはお礼を言いたい」
そう告げて別れたそうですよ。
この男性以外にも、いずれも「人殺し」や「金を取った」などの誹謗中傷した3人の加害者に会っているいるんですね、彼らは異口同音に謝る前に言い訳をしたというんですね。
顔の見えないネットでしかものが言えない人が増えている中、高橋さんの勇気ある行動の一因に、あの木村花さんの悲劇があったといいます。
「私も彼女と同じでした。経験をお伝えしなければいけないと思ったんです」
地獄の苦しみを乗り越えるために比叡山で修行、現在は僧侶「髙橋美清」として活動していんですよ。
そして、同じように誹謗中傷に苦しむ人のために、高橋さんは相談にのることができる「駆け込み寺」をつくる予定だということなんですね。
★ NHK総合『逆転人生』 6月21日(月) 22:00~22:45
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今回は「髙橋美清さん アナウンサーにストーカー!地獄の苦しみから逆転人生」と題しまして、髙橋美清さんについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
現在、髙橋さんが住む群馬県では、ネットの誹謗中傷による被害者の支援制度創設に向けた条例が制定されようとしているそうですよ。
国も開示請求などの迅速化を進めるように、動き出しているそうなんですね。
「規制は必要です。インターネットの良いところがなくなってしまうと言っていた人がいましたが、個人の攻撃の道具にするのはおかしいと思います」
と語る高橋さん、自宅を寺にする準備をしているそうですが、完成したんでしょうか、でなければ早い完成を心から願っていますね。
また21日放送の『逆転人生』で、法衣姿の高橋美清さんに会えると思うとワクワクしませんか、私はとてもワクワクしているんですよ。
それでは、今回はここまでとさせていただきます!
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!