こんにちは、sadachi. です!
「親子そろって死ぬ可能性がある」
難病によって体に重い障害がある女性が妊娠し、医師にそう宣告されたそうです。
成長する胎児によって、障害がある体に負担がかかり、命を落とすかもしれないというんですね、それでも女性は産みたい…と願ったんですね。
今夜放送の『逆転人生』、妊娠当時の体重は20キロ、胎児が成長すると内臓などを圧迫し、命の危険もあると診断された寺嶋千恵子さんが登場します。
それは、重い難病のある女性・寺嶋千恵子さんと医師が手を携え、奇跡の出産を遂げるまでの感動秘話だったんですね。
そこで「寺嶋千恵子さんの妊娠と出産・夫と子供は?その後現在は?逆転人生に」と題しまして、寺嶋千恵子さんについてまとめてみましたので、参考にしてくださいね。
それではさっそく、いってみましょうか!
Contents
寺嶋千恵子さんは、2歳の時に全身の筋肉が萎縮する難病と診断されているんですね。
それは、国指定難病の脊髄(せきずい)性筋萎縮症(SMA)で、筋力が低下する進行性の難病なんですね、根本的な治療法はないといいます。
体重は小学1年生並みの20キロほどしかなく、背骨が湾曲していて重度の肢体不自由もあるため、生活のほぼすべてに介助が必要だそうなんですね。
ですから、24時間ヘルパーが必要で、普段の移動には車いすが欠かせないんですね。
2018年4月4日、千恵子さんは夫である成人さんと一緒に、名古屋第二赤十字病院・神経内科の主治医に妊娠を打ち明けたそうです。
「医師としては勧められません」、予想通りの答えだったんですね。
主治医は日頃から、出産は命を落とすことにもなりかねないと「妊娠しないように」と忠告していたそうなんですね。
でも、妊娠した以上「こればかりは千恵子さんの意思が大事」と、産婦人科の受診を勧めたそうですよ。
千恵子さんは同病院の産婦人科へ、産婦人科部長を務める加藤紀子医師は、
「生まれる可能性は99%ない」
「親子そろって死ぬかもしれないよ」
と、千恵子さんの思いを受け止めつつも、厳しい現実を伝えているんですね。
千恵子さんのように重度のSMA患者が国内で出産した例はなく、加藤医師は死亡する可能性が高いとわかっているので、妊娠の継続を進めることができなかったといいます。
たとえ命が助かっても、呼吸状態の悪化から気管切開によって声を失うとか、帝王切開による早産から重篤な後遺症が残るなど、計り知れないリスクが考えられるそうなんですね。
またSMAは遺伝性の疾患のため、生まれてくる子どもが発症する可能性もありますよね。
そんな状態ですから加藤医師は中絶を考えて、掻爬するには妊娠10週の4月下旬ごろがタイムリミットだと寺嶋さん夫婦に伝えたんですね。
2人は、千恵子さんが障害者の自立支援をする社会福祉法人の活動を行う中で、ヘルパーとして働く成人さんと知り合ったそうなんですね。
成人さんは「すごくまっすぐ生きている彼女が最初から気になっていた」と2人の馴れ初めを振り返っていましたね。
そして2年の交際を経て2018年にさん結婚したんですが、そのときに新しい命を授かっていたんですね。
成人さんは、欲しかった子供だったので素直に二人で喜んで、嬉しかったけど、ずっと迷いがあったというんですね。
「『おろす』という言葉を出すのは正直つらかったが、その言葉を言えるのも僕しかいなかった。嫌でできた子ではなく、望んでいた子ども。それだけに葛藤があった」
「中絶するタイムリミットがあって早く決めなきゃいけないけど決められない。すごく悩んだが、やれるところまでやってみたい」
2人で話し合った結果、千恵子さんはリスクを承知の上で、出産に対する強い決意を固めたことを夫に伝えたそうですよ。
成人さんはもともとそういう人、そういうところに惹かれて結婚したとして「自分の命がかかっている中で、前向きに考え、決断してくれたので(自分も)頑張らないといけない」と腹をくくったといいます。
千恵子さんは、今までどんな時でも背中を押してくれた両親に、猛反対されたそうですが、決意が揺るぐことはなく説得しているんですね。
そして2人は、出産に向けて加藤医師と具体的な話し合いを進めたそうですよ。
中絶を考えていた加藤医師も2人からの熱意を受けて、途中から出産に協力して支えていくことに切り替えたんでしょうね。
成長する胎児によって、千恵子さんの肺や横隔膜が圧迫されて呼吸が困難になり、夜中に痛みが出て病院に駆け込んだこともあったといいます。
そして2018年8月21日、千恵子さんと胎児に負担が最もかからない妊娠7カ月目に、帝王切開で無事出産に成功したんですね。
身長は32.5cm、体重776gで誕生した男の子は、篤郎くんと名付けられたそうですよ。
8カ月を迎えた頃は、体重が6500gまでになったそうで、すくすくと成長を続けているということなんですね。
当初千恵子さんの出産に猛反対したご両親なんですけど、後遺症もなく元気に育つ孫に笑顔が絶えないそうですよ、良かったですね。
無事母になった千恵子さんは、
「お医者さんもどうなるかわからないけど、ヘルパーさんも含めて皆で支えようとしてくれたので勇気をもらった。そういう環境があったから産みたいって言えたと思う。支えてくれる人たちがいっぱいいれば、私みたいな障害のある人たちでも子育てして、生活することが可能な時代。私もその一員になることができた」
と、改めて感謝の思いと喜びを語ったそうですよ。
順調に成長し、後遺症もない篤郎くん、千恵子さんは在宅のヘルパーに指示して、抱っこであやしたり、おむつを替えたりしているそうですよ。
篤郎くんの愛くるしさを見ると、2人にとって命を巡る葛藤にさいなまれた決断のときは、遠い過去に感じているのではないでしょか。
それでも千恵子さんの病気は進行性なんですね。
千恵子さんは、自分はいつまで息子の成長を見届けられるのかと思いながら、
「篤郎が20歳になるまでは、親の責任として生きないといけないと思っています」
と、語っているんですね。
現在はAJU車いすセンターに所属して、「障害があっても諦めない」と自立生活センター・エコーなどの講演などを含めて、自立支援の活動を続けているんですね。
今夜放送されるNHKの『逆転人生』は、テーマに「難病の女性が奇跡の出産 二つの命をめぐる決断」として、重度のSMA障害を持つ寺嶋千恵子さんなんですね。
2018年に寺嶋成人さんと結婚した千恵子さんは、夫の成人さんとともに待望の妊娠をしていることを知るんですね。
重度のSMA障害ですから、命の危険があることは重々承知なんですが…。
まず、神経内科の主治医に相談すると「医師としては勧められない」と反対され、産婦人科の加藤医師にも「親子そろって死ぬかもしれない」中絶を勧められます。
今まですべてのことに背中を押してくれていたご両親からも、猛反対を受けるんですね。
夫の成人さん、やはり千恵子さんのことを気遣い、「おろす」ということを妻・千恵子さんにいつ言うか思い悩んでいたといいます。
それでも、「お腹の子は自分しか守れない」と千恵子さんの意思はブレなかったんですね。
その姿が少しずつ医師たちの心を動かし、産婦人科医が中心となってチームを作り、出産の可能性を探っていったそうですよ。
そして、母子の命をめぐるギリギリの決断の末に、奇跡の瞬間が訪れるんですね。
★ NHK総合『逆転人生』 11月16日(月) 夜 10時~10時45分
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今回は「寺嶋千恵子さんの妊娠と出産・夫と子供は?その後現在は?逆転人生に」と題しまして、寺嶋千恵子さんについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
女性は強い! 母親は強い! と改めて認識させられましたね。
こういったときに男は、絶対決断できないと思いますね、妻が亡くなるかもと思った瞬間、しどろもどろでしょうね。
寺嶋成人さんにしても、子供は欲しいけど「おろす」ということに思い悩んでいますから、結局は千恵子さんの決心に追随しているんですよね。
まさしく、重い難病のある千恵子さんと成人さん、そして加藤医師ほか産婦人科医が手を携え、奇跡の出産を遂げるまでの感動秘話なんですね。
今夜の『逆転人生』、寺嶋千恵子さんの生き方をしっかり確認しましょうね。
それでは、今回はここまでとさせていただきます!
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!