こんにちは、sadachi. です!
片大腿義足のアスリートとして数々の記録をつくってきた山本篤さん、日本のパラ陸上の歴史は山本さんの軌跡と言ってもいいほどなんですね。
パラリンピックは、アテネ大会こそ出場はならなかったものの、2008年の北京大会からは東京大会で連続4回目の出場になります。
100mや200mの短距離走も得意種目としていますが、なんといっても山本さんは走り幅跳びが本線になりますよね。
ロンドン大会は5位だったんですが、北京とリオデジャネイロではいずれも銀メダルと、惜しいところで金メダルを逃しています。
東京パラリンピックは自国開催ということもあり、山本さん自身期するものがあるのではないでしょうか。
そこで「山本篤の結婚や妻・子供に家族も!プロフィールや経歴は?金メダルへ」と題しまして、山本篤さんについてまとめてみましたので、参考にしてくださいね。
それではさっそく、いってみましょうか!
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山本篤さんは、いつの頃かは定かではないのですが結婚されています。
奥さんは山本幸子さんといい、小学校の先生をされているようですよ。
旦那さまはプロアスリートで「魚の煮つけ」が大好きということなので、幸子さんにはバランスの良い食事をつくっていただいてるみたいですね。
お二人の間には、2018年の3月になりますが、第1子となる長男の駿汰(しゅんた)くんを授かっているんですよ。
現在は、3歳半ということですから、東京パラリンピックでお父さんの応援も十分できそうですね、パパは頑張ると思いますよ。
山本さんにとって駿汰くんはとても大事で、競技を続けるモチベーションとなっているそうで、駿汰くんと一緒にウイニングランをすることが夢だということですよ。
駿汰くんが生まれてから時間が経っているのですが、2人目が授かったとの情報はありませんので、山本家は3人家族だと推察されます。
因みに、山本さんの実家ではご両親と、山本さんは男ばかり3人兄弟の真ん中で、5人家族だったとのことですよ。
それではここで、山本篤さんのプロフィールや経歴を見ていきましょうね!
【山本篤さんのプロフィール】
名 前 : 山本 篤(やまもと あつし)
生年月日: 1982年4月19日
年 齢 : 39歳
出 身 : 静岡県掛川市
居住地 : 大阪府泉佐野市
身 長 : 167 cm
体 重 : 59 kg (2015年)
中学校 : 掛川市立桜が丘中学校
高 校 : 静岡県立掛川西高等学校
専修学校: 日本聴能言語福祉学院義肢装具学科
大 学 : 大阪体育大学体育学部
大学院 : 大阪体育大学大学院体育学博士課程
所 属 : 新日本住設株式会社
職 業 : プロアスリート/パラ陸上選手
競 技 : 走り幅跳び、100m
クラス : T63(片大腿切断)
【受賞歴】
★ 2007年 日本障害者スポーツ協会特別賞
★ 2008年 大阪スポーツ大賞ほか
★ 2009年 日本障害者スポーツ協会パラリンピック特別賞ほか
★ 2011年 静岡県知事顕彰ほか
★ 2012年 浜松市スポーツ特別賞ほか
★ 2013年 大阪スポーツ賞優秀選手賞ほか
★ 2016年 日本陸上競技連盟アスレティック・アワード特別賞ほか
山本篤「OFFICIAL WEBSITE」
アカウント①「公式サイト」
アカウント②「Instagram」
アカウント③「Facebook」
アカウント④「Twitter」
アカウント⑤「ブログ」
山本篤さんは小さい頃からスポーツが大好き少年で、小学校では野球チームに入り、中学、高校ではバレー部に所属していたんですね。
バレーボールの選手としては小柄な方だったのですが、垂直飛びで1m超えの驚異のジャンプ力の持ち主だったそうですよ。
高校2年生の春休み、そんな山本さんを悲劇が襲います。
その日は風邪気味で薬を飲んでいたそうなんですが、スクーターの運転中に眠気が襲い、カーブで転倒してしまい滑ってガードレールに脚が激突したそうです。
脛骨を粉砕骨折し、さらに医師から壊死してきているので太ももから切断する必要があると宣告されたんですね。
太ももから切断するという決断は勇気がいったと思いますが、手術成功したあとに山本さんは母親に、
「いま写真撮った方がいいんじゃない! 有名になったら使えるよ」
といったそうなんですね、人生に対する山本さんの前向きな人柄がよく出ているエピソードだと思います、ちょっとホッとしませんか?
義足になったことで義足をつくることに興味を持ったんでしょうね、高校を卒業すると義肢装具士を目指し、名古屋の日本聴能言語福祉学院義肢装具学科に入学しています。
ここで、当時学生として在籍していた義足スポーツ研究者の稲葉智彦さんと出会い、陸上競技を勧められ、始めることになったんですね。
競技用の義足で練習するとどんどん記録が伸び、アテネパラリンピックを目指すことに…。
2003年、全国障害者スポーツ大会などで日本新記録を達成したりするのですが、2004年3月のアテネパラリンピック最終選考会では標準記録に届かず、出場を逃すんですね。
そこでこれではダメと、義肢装具士の国家資格を取得し就職も決まっていたんですけど、パラリンピックを目標に本格的に陸上競技を続けることを決めたそうです。
そして2004年4月、パラスポーツの選手だったんですけど、スポーツ推薦で大阪体育大学体育学部に入学ているんですね。
山本さんは、健常者と同じ陸上競技部に所属して専門的な理論とトレーニングによって、 100mや走り幅跳びなどの日本記録を次々と塗り替えていったんですよ。
そして、世界ランキング上位の実力を身につけていったんですね。
特に走り幅跳びでは、踏み切りの足を健足から義足に変えたんですね、それで大幅に記録を伸ばすことに成功したそうですよ。
そして2008年、スズキ株式会社に入社して、日本代表として、満を持して、北京パラリンピックに臨んだんですね。
北京パラリンピックでは、100mで5位に入賞、走り幅跳びで銀メダルを獲得し、日本パラリンピック陸上界の「義足アスリート」としては初のメダリストとなったんですよ。
北京のあと、将来は指導者になることも視野に入れて、大阪体育大学大学院体育学博士課程に進み、運動力学を研究しているんですね。
山本さんは自らの動作を科学的に分析して走りを修正し、義足に改良を加え、そうこうしながらさらに自己が持つ日本記録を更新し続けたんですね。
それではここからは、日本の大会はほとんどが1位ですから、国際大会の主な成績だけを時系列で少し拾ってみますね。
2013年 IPC 陸上競技 GPファイナル 200m 2位
2013年 IPC 陸上競技世界選手権大会 走幅跳 優勝 ※世界最高
2013年 IWAS 世界大会 100m 優勝
2013年 〃 200m 優勝
2013年 〃 走幅跳 2位
2014年 IPC 陸上競技 GP サンパウロ 200m 優勝
2014年 〃 〃 走幅跳 優勝
2014年 IPC 陸上競技 GPファイナル 200m 優勝
2014年 アジアパラ競技大会 100m 優勝
2014年 〃 200m 2位
2014年 〃 走幅跳 優勝
2014年 〃 4×100R 優勝
2015年 IPC 陸上競技 GP サンパウロ 200m 3位
2015年 IPC 陸上競技 GP ベルリン 200m 優勝
2015年 〃 〃 走幅跳 3位
2015年 IPC 陸上競技 GPファイナル 200m 3位
2015年 〃 〃 走幅跳 2位
2015年 陸上競技世界選手権大会 走幅跳 優勝
2016年 IPC 陸上競技 GP キャンベラ 走幅跳 立位 優勝
2016年 陸上競技アジア オセアニア選手権大会 100m 2位
2016年 〃 〃 200m 2位
2016年 〃 〃 走幅跳 優勝
2016年 IPC 陸上競技 GP リオデジャネイロ 走幅跳 2位
2016年 IPC 陸上競技 GPファイナル 走幅跳 2位
2016年 第15回リオデジャネイロパラリンピック 走幅跳 2位
2016年 〃 〃 4×100R 3位
2017年 世界パラ陸上競技選手権大会 走幅跳 2位
山本さんは、2017年9月末で「スズキ浜松アスリートクラブ」を運営するスズキ株式会社を退社しています。
そして、同年10月から金メダルを獲るために、神戸の新日本住設株式会社とスポンサー契約を結び、支援を受けて活動するプロに転身したんですよ。
現在走り幅跳びは大会があるたびに新記録が生まれている状態で、誰が飛び出してくるか全く予断を許さないところですが、山本さんにはぜひ頑張って欲しいですね。
直近の走り幅跳びの世界ランキングを見てみると、
1位、 ダニエル・ワーグナー=Wagner Daniel(デンマーク 28歳) 7m15
2位、 ドイツのレオン・シェーファー=Schaefer Leon(ドイツ 24歳) 7m00
3位、 デ・ヨングジョエル=de Jong Joel(オランダ 19歳) 6m81
4位、 エズラ・フレッチ=Frech Ezra(アメリカ 16歳) 6m64
5位、 山本篤=Atshshi Yamamoto(日本 39歳) 6m18
※ 年齢は2021年、で誕生日が過ぎたときのものです。
これは2021年の最新版として、IPCスポーツデータ管理システムによって作成されているんですけど、山本さんのタイムは6m70ですよね。
2020年までは、ドイツのレオン・シェーファーさんの記録で「6m99(世界記録)」、デンマークのダニエル・ワグナー・ヨーゲンセンさんは「6m72」だったと思います。
いずれにしても、山本さんとワグナーさん、そしてシェーファーさんの3人の金メダル争いになるのは必至と予測しています。
39歳にして日々進化している山本さん、地の利を生かして、ほかをぶっちぎって優勝、金メダルゲットといきたいもんですね。
注)本記事内のツイートに関しては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。皆さまの貴重な情報に感謝いたします…♪
注)アイキャッチ画像に関しましては、「西畑志朗 Shiro Nishihata📷」さんのツイート画像を使用させていただいております…♡
今回は「山本篤の結婚や妻・子供に家族も!プロフィールや経歴は?金メダルへ」と題しまして、山本篤さんについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
息子の駿汰くんとウィニングランをするという夢を、2020パラリンピックという大舞台で、ぜひとも実現させてほしいですね。
山本さんがどの種目に出場されるのか定かではありませんが、クラスはT63」という片足が膝より上でなくなっている選手になります。
そのほかに、両足の太ももを切断している「T61」、足は失われていないけれど膝関節の機能がない「T42」の3クラスが同じ土俵で争うそうですよ。
100m、200m、走り幅跳び、そして4×100mRあたりでしょうか、それ以外にも昨年11月に世界新を記録した400mも加えてもいいかと思います。
リレーは別として、2種目ぐらいに絞ってくると思うんですけど、走り幅跳びは外せないですよね、もう1種目、私の予測としては400mとしておきましょうかね。
ぜひ、山本篤さんと駿汰くんのウィニングランを見たいものですね。
それでは、今回はここまでとさせていただきます!
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!