こんにちは、sadachi です!
今日は「節分」、実は季節の節目は立春、立夏、立秋、立冬の4つあり、節分はその前日を指すそうです。旧暦では春から新しい年が始まったため、立春の前日2月3日ころは、大晦日に当たる大事な日だったといいます。
季節の分かれ目、特に年の分かれ目には邪気が入りやすいと、さまざまな邪気払いの行事が各地で行われてきたんですね。
邪気払いの様々な行事から「豆打ち」の名残が「豆まき」となり、江戸時代の庶民に広がって、昭和時代くらいまでは盛んだったのですが、今は「恵方巻」ですかね。
節分が終わると、いよいよ「春」が近くなるという感じですが、春が近くなると気になるのが「花粉症」ですよね。
そこで「花粉症の別名は?バケツ理論は間違い等意外と知らない知識と対策!」と題しまして、花粉症についてまとめてみましたので、参考にしていただいたら嬉しいです!
それではさっそく、本題へいってみましょう!
Contents
今年も花粉がそこまで迫っていますよね!
花粉飛散時期には一説に「400度理論」というのがあって、その年の初めから1日の最高気温の合計が400度になると花粉が飛び始めるそうです。
最高気温の合計が400度に達するのは、金沢市で例年3月10日から以降なのですが、今年はご存知の通り暖冬で2月25日前後に400度に達するのでは…とみられています。
最初に飛び始めるのが「スギ花粉」ですね、例年ですと3月に入ってから飛散し始め中旬ぐらいから本格的な飛散が始まるのですが、今年は早いみたいですね。
まあ、言ってしまえば今でも飛んでいないことはないのですが、微小でまだ飛散とは言いません。ですが、2月も20日を過ぎると要注意です。
今年は2月下旬くらいには、本格的なスギ花粉の飛散が始まっていてもおかしくないと言われています。
これからガーンと寒くなれば別ですが、そうでないと例年より10日から2週間は早く、スギ花粉がお目見えしそうですね。
日本全般では、スギ花粉が2~4月、ヒノキが4~5月、イネ科の植物は6~8月と10~11月、ブタクサやよもぎが8~10月、それぞれ飛散時期になります。
2月4日(火)追記です!
富山県森林研究所(立山市)が、富山県内でスギ花粉の飛散が始まったと発表しました。1990年に観測を始めて以降、最速だそうです。 また、石川県林業試験場(白山市)も、来週にも石川県にもスギ花粉の飛散があるだろうと見ているそうです。
朗報としては、今年のスギ花粉は、早く始まって早く終わるだろうと予測されていることです。飛散量も例年に比べて少ないそうですよ!
以上、追記でした。
英語で花粉症の正式名称は「Hayfever」、元々は枯草熱や干草熱と訳され、イギリスの農民が牧草を刈り取り、乾燥のためにサイロに収納する際に、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、鼻からのどにかけての焼け付くような痛み・痒みの症状を呈したため、枯草熱とされたんですね。
また、「hay」はイネ科の牧草の干し草を表すため、干草熱とも呼ばれているんです。
そのほかに、花粉症の別名と言ってよいかどうかはおいといて、花粉症と似た症状に「花粉アレルギー」や「Ⅰ型アレルギー」、「アレルギー性鼻炎」、「季節性アレルギー」などがあります。
花粉症が疾患になっていくと、「花粉病」や「花粉性結膜炎」、「花粉症皮膚炎」、「花粉喘息」、「鼻過敏症」などに分類され、すべて花粉症と言っていいでしょうね。
それぞれどんなものかは「こちら」から確認が可能です。
「バケツ理論」ってよく聞きますよね、花粉症のバケツ理論っていうのは、花粉症などのアレルゲンの入れ物(=バケツ)がいっぱいになってあふれると、突然発症するということなんですね。
今まで大丈夫だった人が、ある時を境に突然花粉症になったところから、このバケツ理論が話題になったのですが、バケツ理論は間違いだそうですよ。
今効果があると言われている免疫療法に「減感作用法」があります。これは花粉症の場合、症状を起こさない程度の花粉アレルゲンエキスを投与していくというものです。
方法としては、週1~2回、3~4カ月程度継続して注射をすると、花粉症への耐性が増し、花粉症の症状が減っていくというものです。
「舌下免疫療法」というのもそうですね、2014年から保険適用になった現状の花粉症の特効薬ですが、この中にはスギ花粉のアレルゲンエキスが入っており、毎日飲んで体を慣れさせて免疫を作っていくという免疫療法なんですね。
これは何をしているかというと、もしアレルゲンのバケツがあるとしたら、あふれたバケツにさらにあふれる要素を注いでいるということですよね、従って、バケツ理論は間違いだということになります。
花粉症になるかならないかは人によって差があり、花粉症発症のスイッチが、どのように反応するかはまだ解明されていないというか、謎なんですね!
毎年苦しめられている人も、自分は関係ないと思っている人も、花粉症の知識と対策を知っておきたいものですよね。
花粉症の発症には遺伝やアレルギー体質、ストレスなどの原因が考えられ、遺伝の影響が最も多いと言われています。
両親とも花粉症の人は半数以上の発症が確認されています。またアトピーやぜんそくなど、ほかのアレルギーを持っている人もかかりやすいと言われているんですね。
春の風物詩ともいわれるスギ花粉症の割合が最も多く、患者数は約2000万人いると言われています、その中で何らかの治療を受けている人は約500万人です。
これだけ多いと国民病ですよね、いつぐらいからこんなに広まったんでしょうね。
杉自体は昔からありましたが、花粉症を発症するほどたくさんあったわけではありません。戦後、成長が早く利用がしやすいということで大量に植林されたんですね。
その杉が成長して、花粉を飛ばし始めた1970年代後半から、花粉症の患者が急増し今も増え続けているということです。
なんと、スギ花粉症は人災だったんですね、ビックリです!
杉は、老化すると花粉を飛ばさなくなるそうです。これ以上杉が増えなければ花粉症は、200年後ぐらいには収束するのでは…と言われています。
人類の歴史からすれば、一刹那に存在した特殊な病気ということになるんですね!
最近は食事や住環境の変化によって、アレルギー体質の子供が増え、花粉症発症の低年齢化が進んでいるといいますから、ちょっと恐ろしい気もします。
それではここから、「自分でできる花粉症対策」と「知っておきたい花粉症治療」を見ていきましょう!
【外出には】
吸い込まない、寄せ付けないが基本!
鼻腔内の花粉数 | 結膜上の花粉数 | |
マスク・メガネなし | 1848個 | 791個 |
普通のマスク・メガネ | 537個 | 460個 |
花粉症用マスク・メガネ | 304個 | 280個 |
引用元:日本医科大学・大久保公裕教授による実験資料より
マスクは効果抜群なので、花粉症の人には必需品です。隙間のできない自分の顔に会うものを選びましょうね。マスクができない場合は、鼻の穴やまわりにワセリンを塗ると、多少ですけど吸入量を減らすことができるそうですよ。
メガネは花粉症用の眼鏡がベストなんですが、普通の眼鏡でも効果はあります。コンタクトは不可、コンタクトの場合は外すか、上からダテメガネをしてくださいね。
けば立った繊維の洋服やアウターは、花粉をキャッチしてしまうので、シーズン中は避けた方がいいでしょうね。綿や絹、化繊などのつるつるした素材を選びましょう。帰宅時は玄関に入る前に、粘着クリーナーなどで花粉を取り除きましょうね。衣類スチーマーの蒸気も効果あるそうですよ。
まとめると、外出時は帽子をかぶり、長い髪は束ね、肌は極力露出を減らします。マスクは鼻まで覆ってメガネをかけましょう。アウターはつるつるした素材で…万全ですね!
【住まいでは】
上手に換気、侵入した花粉は素早く除去!
花粉飛散時期でも換気(空気の入れ換え)は必要です。換気をする場合は、レースカーテンをしておくと、花粉の侵入をある程度防いでくれるのでレースカーテンを忘れずに!
ほとんどの花粉は、家に入ると床に落ちます。頻繁に開閉する窓や玄関の周辺は掃除も頻繁に、また念入りにするのが望ましいですね。掃除機でも水拭きでもワイパーでもOKですが、隅のホコリにも花粉は絡まっているのでこまめに除去してくださいね。
空気清浄機は、窓の横に置くとレースカーテンの隙間から侵入した花粉を吸い取ってくれます。玄関に置くのも効果的ですよね。また加湿器は、花粉を湿らせて床に落としてくれるので、これも効果が大きいと言えますね。
洗濯ものの外干しは避けましょう。乾燥器を使うなり、外干しではなく室内干しに、コインランドリーという手もあります。布団は布団乾燥機ですね、ない場合は、花粉が付きにくいので布団カバーをつけたまま干すのもアリです!
【自動車は】
花粉対応のエアコンフィルターが主流!
最近はエアコンフィルターが標準装備されていますよね。でも徐々に目詰まりして性能が落ちて来るので、年1回か走行距離1万㎞ごとに交換することをおすすめします。
フィルターは、外気も内気も除塵してくれるんですが、基本は二酸化炭素の車内上昇を防ぐため外気導入ですよね。でも花粉が気になるときは内気に切り替えましょうね。
【生活習慣で】
健康的な暮らしが改善に!
花粉は、他のアレルギーと同じように、睡眠不足やストレスが症状の悪化につながります。飲酒や喫煙は、粘膜に悪影響を与えるので控え、規則正しく、健全に、が基本です!
ヨーグルトなどが花粉症に効くと言われていますが、食べても治る可能性は絶対にありません。それよりも、なるべく多くの食材をバランスよく摂取することが肝心です。
トマトはスギやヒノキの花粉とたんぱく質の構造が似ているそうです。スギなど完璧に花粉を遮断していても、アレルギー反応が出る場合があるので注意してくださいね!
1週間以上鼻水や鼻づまり続いたり、鼻水が透明や目が痒いなどの症状が出たら、まず花粉症でしょうね。では花粉症になったらどうしたらいいのでしょうか?
花粉症は死ぬ病気ではないので、絶対に治療しなければいけないということはありません。日本医科大学・大久保公裕教授は「結局、自分がどうしたいかに尽きる」と言っています。
対策をしても症状がひどく、生活に支障が出るようなら病院で治療を受けるのが賢明です。
花粉症治療の最初のステップとして、多くの人が行うのが薬や手術で症状を抑制する「対症療法」があります。
もうひとつの選択肢として、自分の体質そのものを変化させ、花粉症を根本から治す方法が「根治療法」です。
【対症療法には】
乗り切るための薬の服用と、長期間効く手術療法!
毎年スギ花粉に悩まされている人は、2月初旬までに受診して、ひどくなる前に薬を飲んでいくと初期療法として効果的です。花粉によって飛散時期や期間は異なるので確認してくださいね。
市販薬を活用する場合の注意点として、一度は病院で自分の症状や正しい服用法を確認しておくことが肝心です。診断の結果、より自分に合う薬を処方してもらえることもあります。経口薬だけでなく、目薬や点鼻薬も必ず用法と用量を守ってくださいね。
抗ヒスタミン薬は、眠気の副作用が出ることがあり、製品によっては車の運転が禁止されている場合もあります。医師や薬剤師と相談して自分に合う薬を見つけてくださいね。
特に鼻づまりが酷い人や妊娠中で薬が飲めない人には、鼻粘膜のレーザー手術があります。個人差はありますけど、1年ぐらいは鼻の症状が軽減する効果があるそうですよ。
【根治療法】
意志と根気があれば、治す道がある!
根治療法とは、体内に花粉のアレルゲンエキスを摂り入れて、徐々に増やしていくことによって、体を慣れさせアレルギー反応をなくす方法です。
7~80%の人に効果があり、そのうち3~40%の人は、ほぼ症状が出なくなるといいます。
医師が花粉のアレルゲンエキスを注射する「皮下免疫療法」と、患者自身で舌の下側に花粉のアレルゲンエキスを垂らす「舌下免疫療法」があり、錠剤を口に含む方法もあります。
いずれも定期的に通院が必要で、数年続けなければならず、かなり根気がいる治療法です。舌下免疫療法は、5歳から始められ傷みもないので子供にもおすすめと、最近では主流になっているとのことです。
皮下免疫療法では皮膚の赤み、舌下免疫療法には口の痒みといった副作用の可能性があります。またアナフィラキシーショックの可能性もゼロではないそうです。
注)アナフィラキシーショックとは、何かしらのアレルゲンなどに対して全身性のアレルギー反応が引き起こされてしまい、血圧の低下や意識状態の悪化が出現した状態を指します。
注)本記事内のツイートに関しては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。皆さまの貴重な情報に感謝いたします…♪
注)アイキャッチ画像に関しましては、「2ちゃんねるリーダー」さんのツイート画像を使用させていただいております…♡
今回は「花粉症の別名は?バケツ理論は間違い等意外と知らない知識と対策!」と題しまして、花粉症についてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
いま世界を席巻している「新型コロナウィルス」、こちらは300人超の死者が出て連日姦しいとこですが、予防という意味では共通点が多々あると思います。
何と言っても重要なことは、ウィルスにしても花粉にしても、「体内に入れない」、「寄せ付けない」ということだと思います。
花粉症に罹った場合でも、症状を悪化させないためにも、治療と並行して、自分でできる花粉対策をしっかり行うということですね。
ぜひ、自分に最適な花粉症との付き合い方を見つけて欲しいものだと願っています!
それでは、今回はここまでとさせていただきます!
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!