こんにちは、sadachi. です!
神戸市立王子動物園のジャイアントパンダの「旦旦(タンタン=メス24歳)」は、中国野生動物保護協会との協定に基づき、中国へ返還することになったんですね。
2000年7月16日に、阪神淡路大震災後の神戸を元気づけるため中国からやってきて、約20年の間、多くの市民に愛されてきたんですよね。
多くの仲間たちが住んでいる生まれ故郷の中国四川省に帰ることになったタンタンですが、日本での波瀾万丈の20年をどう思っているでしょうね。
タンタンが喋れるのなら、ぜひ聞いてみたいのですが…。
そんなタンタンが、今夜の『所さん!大変ですよ』に登場するんですね。
そこで「タンタン短足や年齢・体重・子供・グッズも!いつまで神戸のお壌様?」と題しまして、パンダ・タンタンについてまとめてみましたので、参考にしてくださいね。
それではさっそく、いってみましょうか!
Contents
タンタンは、1995年9月16日に中国の四川省にある大熊猫研究中心(臥龍繁殖センター)でで生まれているんですよ。
2000年に日中共同飼育繁殖研究のため、神戸市立王子動物園に来園したタンタンですが、神戸市民をはじめ、震災後の癒しの象徴として多大な貢献をしているんですね。
そんな、ジャイアントパンダのタンタンをいろいろ見ていきましょうね!
タンタンは、ちょっぴり短めの足がチャームポイントになっているんですよ。
短めの手足でトコトコ歩く姿が大人気のタンタン、子供から大人まで、短い手足とかわいらしい姿から“神戸のお嬢様”と呼ばれているんですよ。
若いころは機敏だった動きも今はゆったりに、そんな癒やし効果たっぷりのタンタンは、神戸市立王子動物園の人気投票では、ダントツの1位なんですよ。
日本で25歳の誕生日を迎えたタンタン、人間でいうと75歳を超える高齢になるそうですよ。
毎年9月16日の誕生日には、飼育員の方たちが催す誕生会が毎年行われているそうですね、今年はコロナ禍でしたから、開園時にはしなかったそうです。
たまたま、9月16日は休園日だったので、タンタンは飼育員特製の氷のケーキをプレゼントされ、嬉しそうでしたとのことですよ。
お祝いの様子は「Twitter」と「youtube」で動画を配信されていますので、興味のある方は確認してくださいね。
★ 王子動物園公式 youtube
★ 王子動物園公式 Twitter
タンタンの体重は、約85.5kgだそうです。
普通の大人のジャイアントパンダから比べると、とても小さいそうですよ。
ちなみに、上野動物園にいるシャンシャンのお母さん、シンシンは約120kgあるそうです。
これは、だいぶ違いますよね。
2000年に来日したタンタンですが、オスのコウコウと一緒に日本での繁殖が期待されてつがいで来園しているんですね。
でも2年経ってもその兆候がなかったため、中国から来た専門家からコウコウは繁殖能力が低いと判定され帰国することに、そして2代目コウコウが来日したんですよね。
2003年秋、2代目コウコウとタンタンは5月に人工授精を実施して、妊娠、出産を目指していたんですね。
タンタンは食事量が減ったり、ホルモン値が上昇したりと「妊娠初期の兆候」を見せたそうですが、赤ちゃん誕生とはならなかったんです、想像妊娠だったとのことですよ。
2007年、タンタンは人工授精5年目で初めて妊娠したんですね。
7月31日から王子動物園の飼育員と中国の技術者の計4人が、24時間態勢で見守り続けたそうですよ。
8月3日に破水があり、12日に生まれたのですが、残念ながら、胎児はすでに死亡していたそうなんですね、体長21センチ、体重は85グラムのオスだったそうですよ。
2008年の5月12日、中国四川をマグニチュード7.9、死者・行方不明者9万人とも言われた大地震が襲います。
ジャイアントパンダの飼育・繁殖施設である臥龍パンダ保護研究センターも、大きな被害にあっているんですね。
この年に妊娠したタンタンは、8月26日午後3時46分に見事に赤ちゃんを生んだんです!
タンタンは、しっかりと赤ちゃんを胸に乗せていたそうです。
ところが、ところがですよ、29日午後、赤ちゃんは息を引き取ってしまったんですよ。
もしもですよ、大地震が起きていなかったら、中国の保護研究センターから技術者が応援に来てくれていたはずだったというんですよね。
タンタンの赤ちゃん、たった3日間の命だったんです、皆さんの嘆きがいかばかりだったか、想像に難くないです。
さらに悲劇が起きたんですよ、2010年9月にオスのコウコウも死んでしまったんですね。
人工授精のための麻酔から覚める途中で心肺停止したそうで、来日した中国の調査団によると、死因は胃の内容物による窒息死で「不可避の事故」だったそうなんですね。
それ以降のタンタンは、伴侶を求めることなく単体で生きてきたんですね。
タンタンのグッズですが、神戸市立王子動物園に入ってすぐ右手に「パンダ・プラザ」があります。
ここでは、パンダグッズがあふれていますので、欲しいものに必ず出会えると思いますよ。
また、通販できるサイトもご紹介しておきますね!
「神戸市立王子動物園」
★ 住 所 :〒657-0838 神戸市灘区王子町3-1
★ 電 話 :078-861-5624(代表)
★ 営業時間:3~10月 9:00~17:00(16:30)、11~2月 9:00~16:30(16:00)
※ ()内は、最終入園時間
★ 休園日 :毎週水曜日(祝日は開園)、12月29日~1月1日
★ 料 金 :600円(高校生以上)
※ 無 料 :中学生以下、兵庫県在住65歳以上、障害者(それぞれ証明が必要)
「アクセス・駐車場」
★ 阪急「王子公園」駅より西へ徒歩3分
★ JR「灘」駅より北へ徒歩5分
★ 阪神「岩屋」駅より北へ徒歩10分
★ 神戸市バス90・92系統「王子動物園前」バス停下車すぐ
★ 新幹線「新神戸」駅よりタクシー10分
★ 阪神高速3号神戸線 摩耶ランプ約10分
★ 阪神高速3号神戸線 生田川ランプ約15分
★ 阪神高速5号湾岸線 住吉浜ランプ15分
★ 王子公園駐車場料金(30分ごとの時間制)
※ 乗用車:0~2時間までの30分につき150円
※ 乗用車:2~4時間までの30分につき100円
※ 乗用車:4時間を超える30分につき50円
★ バ ス:お問合せください
タンタンの日本滞在に関して、契約は2010年と2015年に5年ずつの延長が認められてきたんですよね。
今年は7月15日に期限を迎えたんですよね、日本側は従来通り延長できるとの見方があったというんですね。
ですけど中国側から神戸市に対し、今年の3月下旬にタンタンの中国「返還」が伝えられ、4月に返還するように正式な文書が届いたそうなんですね。
なぜ、今回は契約を延長できなかったかと言いますと、王子動物園の上山裕之園長は中国側から2点の指摘があったといいます。
「高齢のパンダなので、今後は体の負担が少ない場所で過ごさせたい。」
「中国は高齢パンダの飼育経験が豊富なので任せてほしい」
単に「期限だから」ということなら、もっと延ばしてほしいとお願いできたとのことなんですね、でも「こう言われると…」と、諦めざるを得なかったといいます。
神戸市は5月19日にタンタンの中国返還を発表したんですね、するとインターネット上には驚きや悲しむ声があふれたそうですよ。
では、神戸のお嬢様・タンタンは、いつまで日本にいられるのでしょうか?
タンタンが中国に帰る日については、新型コロナウイルスの関係や気候などの影響があり、タンタンに負担がかからない移動時期を調整中だそうです。
いつ頃に帰るかは今のところ未定ですが、返還する1ヵ月以上前には明らかにして、お別れイベントや観覧終了時期等については、詳細が決まり次第お知らせするとのことですよ。
今夜の『所さん!大変ですよ』では、そんな”神戸のお嬢様”タンタンに密着して、寄り添った飼育員の皆さんと共にお別れをするということなんですね。
神戸市は、震災後に多くの市民を励ましてくれた「タンタン」に感謝の意を表し、「ありがとう「タンタン」キャンペーン」を行っていくそうですよ。
特設サイト「ありがとうタンタン」
★ NHK総合『所さん!大変ですよ』 10月21日(水) 夜 11時45分~0時12分
注)本記事内のツイートに関しては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。皆さまの貴重な情報に感謝いたします…♪
注)アイキャッチ画像に関しましては、「NHK広報局」さんのツイート画像を使用させていただいております…♡
今回は「タンタン短足や年齢・体重・子供・グッズも!いつまで神戸のお壌様?」と題しまして、パンダ・タンタンについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
タンタンは生後3日で赤ちゃんを亡くし、伴侶のオスのコウコウも急死、一番悲しかったのはタンタンだと思うのですが…。
タンタンは悲しみにくれて大切な思いを紡ぐように、竹を赤ちゃんの代わりに育児したというんですね。
でも、私は思います、コウコウが亡くなってひとりに慣れてからの10年間は、幸せだったんじゃあないかと…と、思いたいですね。
今夜の『所さん!大変ですよ』、神戸まで出かけるわけにはいきませんので、番組の神戸のお嬢様・タンタンにお別れすることにしますね。
タンタン、いままでご苦労さまでした、ありがとう!
それでは、今回はここまでとさせていただきます!
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!