こんにちは、sadachi. です!
今朝のトレンドで「逆オイルショック」や「1バレル」、「原油」など石油に関する項目が多数並んでいましたね。
オイルショックは聞いたことがあるけど、逆オイルショックという言葉すら知らなくて、皆さんの感性の鋭さに感心した朝のひと時でした。
また新型コロナウイルス感染拡大の影響がこんなところまで波及しているのかと、暗澹たる気持ちになったのも確かですね。
逆オイルショックってどういったものなんでしょう、そこで「【新型コロナ】逆オイルショックの原因は?どうなる日本への影響は?」と題しまして、逆オイルショックの周辺をまとめてみましたので、参考にしてくださいね。
それではさっそく、本題へいってみましょう!
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【新型コロナ】逆オイルショックの原因は?
掟破りの逆オイルショック。ロシアとサウジ新同盟の狙いhttps://t.co/LNMr0LLPpG pic.twitter.com/9U1Y7q1q4F
— 森羅万象 (@bansyousan) April 19, 2020
1970年代前半に起きたオイルショックは、中東の紛争や政情不安によって原油が足りなくなって大騒ぎになった出来事でしたね。
原油が輸入できなくなると、ガソリンやティッシュ、トイレットペーパーなどの石油製品に買い物客が殺到、値段も跳ね上がり1年で4倍とかになっちゃったんですよね。
当時の日本は、原油輸入の80%を中東国に依存していましたから、影響をもろに受けたことになりますね。
1970年代にも同じようなオイルショックが起こり、石油は輸入に頼らざるを得ない日本は、その都度大騒ぎになっちゃうんですけど、仕方ないんでしょうかね。
オイルショックは石油がなくて困るんですけど、逆オイルショックですから石油は余り過ぎて、値段が安くなったってことなんですよね。
日本は、安く石油を買うことができるので、とってもいいんじゃないと思われるかもしれませんが、そうでもないみたいですね。
それでは、逆オイルショックの原因から見ていきましょう!
新型コロナウイルス感染症の影響で20日、ニューヨークのWTI原油先物価格が史上初というマイナスを記録したそうです。
一時、1バレルマイナス40ドル超まで落ち込み、清算値で1バレル当たりマイナス37.63ドルまで急落したそうなんですね。
新型コロナウイルスのパンデミックにより世界経済停滞する中で行われた「OPECプラス」の協議で、サウジアラビアが提案した日量150万バレルの追加減産をロシアが拒否して交渉が決裂したそうです。
このことによりサウジアラビアが自主的な減産を取りやめ増産に転じ、1バレル50ドル台で推移していた原油価格が大幅に下がったというわけなんですね。
原油が下落すると起こりうるのが、産油国の経済的危機が加速するということです。
特に、サウジアラビアやイラン、ロシアなどの産油国は、経済全体が石油の販売にかなり依存しているので、ダメージは非常に大きいといわれています。
またアメリカにも多くのシェールオイル企業がありますよね、原油が安くなるとこれらの企業にも影響が大きく、採算が合わなくなると破綻に追い込まれます。
すでに4月頭にシェール企業のホワイティング・ペトロリアムが破綻、原油安が続くと今後次々と破綻することも考えられるんですね。
そうなると、世界的なマネーフローの変化が起こり、逆オイルショックのマイナス面が新興国から徐々に世界経済の足を引っ張ることになるのでは考えられています。
新型コロナウイルス感染拡大で世界経済が破綻の危機が募る中、さらに輪をかけるように逆オイルショックが追い打ちを…、なんて想像もしたくないですよね!
【新型コロナ】逆オイルショックどうなる日本への影響は?
逆オイルショックを喜ぶ野生のクルマ pic.twitter.com/epx9c89F9Y
— はさみおじさん (@obakegakichau) April 20, 2020
では、日本への影響はどうなっていくのでしょか?
一般的に言えることは、原材料としての原油価格の下落によるメリットの方が多いとは思いますよね。
だって、ガソリン価格の低下ひとつとってみても、一般家計や運送費用の低下を通して、経済全体にプラスの効果があるんじゃないかと思うんですけど…。
日本にも、石油の元売り企業や扱っている商社などがたくさんありますよね、原油安によってこれらの企業にとっては多大な損失になることは明白です。
日本企業全体からすればごく一部と思われがちですが、石油を取り扱う企業がなくなってしまっては、たちまち困って日本経済に与える影響は多大なものになるでしょね。
原油の値段が下がって、産油国や石油会社の財政が悪化するのはわかりますよね。
進行中のものを含めて今後の新規の油田開発も停滞してしまうから、プラント建設に関わる企業などにも影響が及んでいくんですね。
それにオイルマネーですけど、産油国が原油の輸出で得たオイルマネーは世界経済でも重要な位置を占め、減少すると株式相場の下落や国際信用不安も広まると言われています。
またマネーフローの変化は、ヘッジファンドなど投資家のリスク許容量を低下させ、為替市場は円安を加速させることになりかねません。
原油価格の下落は、デフレからの脱却を目指す日本にとって大きな逆風にもなります。
金融市場が不安定になり、デフレ脱却のメドがつかなくなり、株価が下がり、経済が回らずに景気後退が必然になります。
原油価格が安すぎれば、経済全体にとってはマイナスになってしまうほうが多いので、日本にとって単純にプラスになるとは考えにくいんですね。
おはよ…って、、原油ーー!!!!
原油の価格が-13ドル???
原油を買えば、お金がもらえるらしい。空前絶後の逆オイルショック pic.twitter.com/o8Q9qPvLj3
— TAKA.44 (@Nsr250rTzm50r) April 20, 2020
注)本記事内のツイートに関しては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。皆さまの貴重な情報に感謝いたします…♪
原油の値下がりで原油が余った結果起きそうなこと pic.twitter.com/N2DEZoX0y0
— いそかぜ (@isokaze183) April 21, 2020
注)アイキャッチ画像に関しましては、「いそかぜ」さんのツイート画像を使用させていただいております…♡
まとめ
今回は「【新型コロナ】逆オイルショックの原因は?どうなる日本への影響は?」と題しまして、逆オイルショックの周辺をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
ガソリンが安くなれば嬉しいとは思いますが、新型コロナウイルスの感染拡大で仕事がなくなって経済がストップしてしまえば、ドライブにも行けなくなるので何の意味もないですよね。
現状は、新型コロナウイルスの感染拡大によって世界的自粛のさ中に、原油下落の影響という同時多発の状況下に直面していると言っていいでしょうね。
日本だけでなく、世界で普通の生活を取り戻し、経済や景気が循環する状況になって欲しいと心から願っています。
それでは、今回はここまでとさせていただきます!
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!