こんにちは、sadachi. です!
新型コロナウイルスの感染拡大に対する戦いが続く中、世界各国・地域の女性リーダーが際立った存在感を示しているといいます。
いずれも迅速な封鎖と検査の徹底を実行し、ウイルスの封じ込めに成功しているんですね。
英紙のデーリー・テレグラフは、世界の女性リーダーの割合(7%と以下)と比べると、コロナ対策に取り組んだ女性リーダーの国の割合は高いと指摘して、対策への評価も上昇しているといいます。
そこで「女性リーダーに求められるもの!コロナで台湾・NZ・ノルウェーほか」と題しまして、各国女性リーダーがどのように取り組んだのかをまとめてみましたので、よろしかったら参考にしてくださいね。
それではさっそく、本題へいってみましょう!
Contents
ちょっと古いんですけど2018年の資料で、世界の管理職に占める女性の割合は27.1%だったそうなんですね。
ゆるやかに上昇はしているらしいんですけど、男女格差はまだまだ大きいとされていて、その中で日本は12%と主要7か国(G7)では最下位だったそうです。
まあ上記は女性リーダーといっても、職場の管理職というレベルなんですけどね、このあたりから女性リーダーに求められるものを見ていくと、世界のTOPの姿が見えてくると思うんですけどね。
一般的に女性リーダーは、コミュニケーション能力が高く、他人を思いやり、チームプレーヤーという特徴があるそうなんですね。
加えて、正義感が強くクリーンというイメージがあるそうですよ。
やはり柔らかい外見と、かもしだす雰囲気ですかね、確かにこれらの特徴というのは理解できますし、敢えていうと女性の強みになっているかも知れませんね。
まだまだ男性社会であるといってもいい世の中で、女性が活躍するのは大変です。
まして国の代表ともなると、生半可なリーダーシップで国を動かしていくことはできないと思うのですが、どうでしょう?
そのポイントのひとつは「有能さ(competence)」であり、女性にとってリーダーシップを発揮するもうひとつのポイントが「温かみ(warmth)」なんですね。
上記の女性が持つ特徴を踏まえ、有能さと温かみの2つをバランスよく発揮できる人が優れたリーダーということになるということなんです。
男性の場合は、有能さが示されれば、温かみはさほどなくても許されてしまうと思いませんか、多少冷たくとも、それは冷静さや決断力と解釈されて、温かみ云々はさほど問題にはならないと思うんですよね。
ですが、女性リーダーにとって、温かみがないというのは致命的になるというんですね。
前回の大統領選でトランプさんと争った民主党のヒラリー・クリントンさん、誰しもがその有能さは認めるところですが、一方では「冷たい」とか「ヒステリック」という見方もされているんですね。
女性の場合は、温かいだけではダメで、女性らしい温かみや優しさが行き過ぎると、「弱々しさ」とか「女々しさ」につながって、強いリーダーシップのイメージから遠のくとされているんです。
ですからクリントンさんは、あえて強い女性像を打ち出し、有能さを前面に押し出して展開したために、冷たいとかヒステリックという評価につながってしまったというんですね。
だからこそ、有能さを前面に押し出すのではなく、また温かみだけでもダメでこの2つをバランスよく発揮できる人が、優れたリーダーにつながるということなんです。
こういったらどうでしょうか、男性的な力強さを時と場合によって使い分けられる女性が、リーダシップをとれるんじゃないかと、どう思います?
新型コロナウイルス感染拡大対策で、英メディアが「最も成功した首脳」として挙げたのが台湾の蔡英文総統なんですね。
蔡総統が評価をされるのは、先読みをして早い段階で次々といろんな手を打っているということだと思うんですね。
例えば、中国は武漢を封鎖したのは1月23日だったんですが、蔡政権が中国との人の移動制限を開始したのは1月26日だったんですよ。
そして、2月7日には中台間の人の移動の全面的制限に踏み切っているんですね。
マスクに関しても蔡政権は、いろんな手を打つんですね。
1月下旬以降に中国人訪台者や中国からの帰国台湾人の感染確認が散発的に続いたので、人々の警戒心は一気に高まり、マスクを買い求める人が急増したそうです。
蔡政権は「先手」でマスク増産に動いて、官民一体で生産ラインを増強、マスクの増産体制を沈榮津経済部長(経済相)に指揮を取らせたそうですよ。
そしてマスクの流失を防ぐため、1月24日からマスクの輸出禁止と海外への持ち出し禁止という果断な措置をとっているんですよ。
2月6日からはマスクの購入制限を開始し、製造されたマスクはすべて政府が買い取り、それを市民が購入する際は、ICチップ入りの健康保険カードの提示を求める実名制が導入されたとのことです。
この健康保険カードには個人の海外渡航の情報を紐づけされ、病院や薬局が感染のリスクを知ることができるようにしたそうです。
これに加えて、民間の技術者がIT担当閣僚の支援を受けながら、各薬局の在庫状況が一目でわかるアプリをボランティアで開発したそうです。
これによって市民の利便性が格段に向上、また実名制と販売状況の透明化によって、マスク不足の中での不公平感がなくなったといいます、日本とは大違いですね。
マスクのその後ですけど、3月9日時点で1日当たり1000万枚だった生産量を、4月には1日当たり2000万枚とする目標を掲げ、米国に200万枚、欧州各国には計700万枚、国交のある国には100万枚のマスクを援助する方針も打ち出しているんですよ。
新型コロナウイルスが、「世界を破壊し、健康と経済に危害を加えている」と強い態度で臨み、素早い対応と徹底した情報公開により、世界から絶賛されることになったんです。
ニュウージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は「これから、経験したことのないステージに入ります。少しだけメッセージを送りたいと思います」と国民に語り掛けています。
この真摯な語り口が、国民に弱者を思いやる精神を植え付けたと評判なんですね。
「あなたは一人ではありません。私たちはあなたの声を聞きます。私たちが指示することは、常に完璧ではないでしょう。でも、私たちがしていることは、基本的に正しいものです」
「あなたは働かなくなるかもしれません。でも、仕事がなくなったという意味ではありません。あなたの仕事は命を救うことです」
「人に優しく。家にいましょう。そして、感染の連鎖を断ち切りましょう」
そして、多くの人が直面する困難を痛感するとして、いち早く自身と閣僚の報酬を半年にわたり、2割カットに踏みきったんですね。
ノルウェーのエルナ・ソルベルグ首相はどうでしょうか?
ノルウェーでは、国内8100カ所以上に設置されている携帯電話基地の局通信データ活用し、医療体制の拡充や感染拡大防止策に関する効果検証に役立てているといいます。
新型コロナウイルス感染拡大を抑制するために、3月12日から全土で「都市封鎖(ロックダウン)」を実施しているんですね。
この措置によって国民の移動が減ったことは、テレノールの移動データからも明らかになったそうですよ。
流行のピークは脱したとみられ、4月20日以降、幼稚園や小学校を再開しているそうで、ソルベルグ首相は子ども専用の会見を開き、友達とハグガできないつらさを共有したとのことです、子どもへのやさしさは、やはり女性ならではと感じますね。
34歳で世界最年少の現職首相になったフィンランドのサンナ・マリン首相も、会見を続ける姿が国民の好感を呼び、アイスランドのカトリーン・ヤコブスドッティル首相は症状がない人にも無料でウイルス検査を実施したとのことです。
デンマークのメッテ・フレデリクセン首相は、自宅で皿洗いをしながら往年のヒット曲を歌った動画や、ドイツのアンゲラ・メルケル首相が科学者らしく、冷静に封鎖理由と出口戦略を説明する動画は、国民の間で人気を博したそうですよ。
英紙テレグラフは、経済への打撃を承知で封鎖ができるかがカギで、女性の場合は日頃から批判に慣れているため、直面したときの対応力があったと分析しています。
英紙ガーディアンは、そもそも女性リーダーは政府への信頼が厚いとして、厳しい封鎖に対しても国民の理解を得やすい立場にあったと指摘したそうです。
英クランフィールド大学の組織心理学ディアドリ・アンダーソン上級講師は、男性なら主張が強いと評価されることでも女性なら攻撃的と批判されるというんですね。
それにより女性は多くを学び、「コロナ対策では、普段からリスク回避のための客観的データに基づく決断を重視してきた成果が今の活躍に表れている」と話しています。
韓国のムン・ジェイン大統領は、一時期39%まで落ちた支持率が、新型コロナウイルス感染拡大対策が評価され、71%まで上昇したそうです。
今年2月に南東部テグなどで新型コロナウイルスの集団感染が発生し、不支持が支持を上回ったんですが、ドライブスルー方式のPCR検査を実施するなど、3月中旬ごろから感染者が減少傾向となり、支持率が回復したといいます。
韓国の大統領は、1期5年で再選がないため後期に死に体となり、歴代大統領は就任3年以降支持率50%を切る傾向にあるため、ムン大統領の支持率は驚異的だそうです。
ただ危機的状況では、国民の期待感を反映して支持率が上がったとしても、非常に戻った場合、経済への評価が行われるだろうと、識者は指摘しているそうですよ。
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今回は「女性リーダーに求められるもの!コロナで台湾・NZ・ノルウェーほか」と題しまして、各国女性リーダーがどのように取り組んだのかをまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
英紙テレグラフの調査で、女性リーダーの国では百万人当たりの死者数が少なく、積極的に検査することで陽性者1人当たりの検査数が多い傾向が顕著に出ているといいます。
なかでも台湾とアイスランドの死者数はいずれも10人以下と少なく、ドイツは同規模の感染者数がいる欧州諸国と比べ4分の1程度だそうですよ。
まさしく女性の「有能さ」と「温かみ」がバランスよく配合され、リーダーとしての思いが国民に届いている結果だと思うんですけど、どうなんでしょうね。
NZのアーダーン首相の「私たちが指示することは、常に完璧ではないでしょう。でも、私たちがしていることは、基本的に正しいものです」の言葉、とても響きましたね。
それでは、今回はここまでとさせていただきます!
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!