こんにちは、貞千です!
今回は金沢市街地中心部から13~4キロ離れた金沢の奥座敷「湯涌温泉」のご紹介させていただきますね!
湯涌温泉は山里の秘湯として、加賀藩歴代藩主の湯治湯だったそうです。あたかも、加賀藩御用達の”湯”のようですね!金沢の奥座敷とはよく言ったものです!
紙漉き職人が体を癒すシラサギを見て発見したといわれるのが718年頃といいますから、奈良時代の初期から1300年も続いている温泉なんですね。それで総湯が「白鷺の湯」ですか、納得です!
源泉は4つあって、泉質はナトリウム ・カルシウム、 塩化物・硫酸塩塩泉(低張性・弱アルカリ性・低温泉)で、関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、捻挫などや胃もたれ、糖尿病 etc の効用があり、泉質別によっては末梢循環障害やうつ状態、皮膚乾燥症などにも効きます。
まずは、周辺を観光してみましょう!
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金沢の奥座敷湯涌温泉、周辺の観光スポット!
金沢湯涌江戸村
加賀百万石の文化や生活様式を、農家3棟、武士住宅1棟、商家2棟、宿場問屋1棟、武家門1棟の総計8棟を一堂に集めたもので、独自の地方文化の黄金時代を垣間見ることができます。テーマパークとは違う野外歴史博物館といっていいでしょう!
住所/金沢市湯涌町イ144-1 TEL/076-235-1112 営業時間/9:00~17:30 入場料/一般300円、60歳以上200円、高校生以下無料 休園日/火曜日(祝日はその翌日)
金湯涌沢夢二館
夢二とは言わずと知れた竹久夢二のことで、大正ロマンを代表する画家として人気があり、金沢と湯涌には不思議な縁で繋がっています。23歳で結婚した岸たまきは金沢出身の女性で離婚した後も夢二を愛し続けたといわれています。また最愛の女性といわれる笠井彦乃と湯涌温泉に逗留したのは有名な話です。
夢二が残した美人画の抒情的な作品は「夢二式美人」として有名ですが、その他にも書籍の装飾、日用雑貨や浴衣のデザインなどを手掛けており、グラフィックデザインの草分けともいわれています。私もグラフィック出身なので大先輩ということですか。
また詩や歌謡、童話などの文筆の分野でも才能を発揮しているとは、まさにある種の天才ですね!
そんな夢二の美人画やデザイン、子ども絵、日記などを展示し、その創作活動から夢二の芸術性と人間性を紹介しています。また夢二に関する様々な視点から、年4回程度の企画展も開催しているとのことです。
住所/金沢市湯涌荒屋町35番地1 TEL/076-235-1269 営業時間/9:00~17:30 入場料/一般300円、60歳以上200円、高校生以下無料 休館日/無休
金沢湯涌創作の森
明治、大正期の貴重な古民家を保存活用するため、それぞれで藍染や織、スクリーン印刷、版画などを制作するための工房やギャラリーへ改装したもので、初心者講座や体験プログラムもあり誰でも自由に使える交流施設になっています。
住所/金沢市北袋町ヱ36 TEL/076-235-1116 受付時間/9:00~17:00 利用料金/コースにより要確認 休館日/火曜日
玉泉湖
総湯「白鷺の湯」からさらに奥へ行くと、浅野川水系支流・湯の川をせき止めて造った人造湖が「玉泉湖」です。周囲は約500mで遊歩道が整備されているので散策には最適です。宿の浴衣なんかでも大丈夫です!
ミズバショウやショウブなどが群生し、水鳥が湖面を漂う姿が癒してくれること請け合いです。ほっこりしますよ!
金沢の奥座敷湯涌温泉、泊まりたいお宿ぜ~んぶご紹介!
湯涌温泉にはお宿が9軒あります。今回はおすすめ〇選!ではなく、ア~オ順にぜ~んぶご紹介しちゃいますね!
あたらしや
源泉掛け流しの内風呂があり、おとこ湯とおんな湯に別れています。24時間ごとにおとこ湯とおんな湯が入れ替わります。また隣接する露天風呂はチェックインから0時まで男性専用で0時30分からチェックアウトまでが女性専用となります。客室の中には露天風呂を設えた“養老”もあります。
住所/金沢市湯涌荒屋町89-2 TEL/076-235-1011 FAX/076-235-1024 客室/8室 収容人数/46人 宿泊料金/14,700~28,350円
ホームページ/http://www.atarashi-ya.co.jp/
お宿 やました
湯涌温泉の一番奥に位置し、夢二が恋人彦乃と過ごした時に利用したのが現在の名称になるまえの「山下旅館」だったそうです。夢二ゆかりの作品を集めたギャラリーもあります。湯上がり処を設えた大浴場、おもちゃや子ども用椅子も用意されており、化粧水や乳液などのアメニティも充実しています。
住所/金沢市湯涌町イ165-1 TEL/076-235-1021 FAX/076-235-1023 客室/10室 収容人数/50人 宿泊料金/13,650~23,100円
ホームページ/http://oyado-yamasita.com/
金沢・湯涌 山音
ここには温泉棟があり、露天風呂や内風呂、打たせ湯、ジャグジー風呂、貸切露天風呂などがあります。特に内風呂は「美人の湯」として、まろやかで肌に優しいとされています。また露天風呂付き特別室などもあります。
住所/金沢市湯涌町イ105 TEL/076-235-1321 FAX/076-235-1323 客室/10室 収容人数/45人 宿泊料金/9,900~24,000円
ホームページ/http://www.yuwaku-yamane.com/
かなや
大浴場が露天風呂付きで男性用と女性用に別れています。10~11時の清掃時間以外すべての時間帯で利用が可能です。朱塗欄干から入口枝折戸を通って行く貸切風呂があります。また檜風呂や露天風呂が付いている客室50部屋あります。
住所/金沢市湯涌町イ56 TEL/076-235-1211 FAX/076-235-1214 客室/19室 収容人数/100人 宿泊料金/13,650~31,500円
ホームページ/http://www.yuwaku-kanaya.com
古香里庵
大浴場はありません。その代り“赤絵ー70㎡”、“吉田屋ー65㎡”、“古九谷ー56㎡”、“木米ー48㎡”の客室すべてに露天風呂が付いていて、誰に気兼ねすることなく開放感にあふれた温泉気分を満喫することができます。
住所/金沢市湯涌町イ68 TEL/076-235-1144 FAX/076-235-1055 客室/4室 収容人数/15人 宿泊料金/20,000円~
ホームページ/https://www.kokarian.com/
日本料理 さかえや
さかえやのお風呂は最上階にあり、男性用“星の湯”と女性用“月の湯”に別れています。湯涌の町並みや緑の山々を眺めながら、爽やかな風を感じることができます。3階と4階に設えた露天風呂付きのメゾネットタイプの部屋もあります。
住所/金沢市湯涌町イ161 TEL/076-235-1216 FAX/076-235-1218 客室/7室 収容人数/38人 宿泊料金/13,650~24,500円
ホームページ/http://www.sakaeya-yuwaku.com/
百楽荘 神楽
ここには大浴場はなく、その代り4つの貸切風呂があります。そのうち“兼六”と“九谷”は、空いていれば何度でも利用できるように事前予約不可になっています。“手取”と“白峰”は事前予約(50分ー3,240円)可能で何度でも利用できます。また12室のうち6室は半露天風呂付きスイートになっています。
住所/金沢市湯涌荒屋町67-1 TEL/076-235-1110 FAX/076-235-1119 客室/12室 収容人数/66人 宿泊料金/21,000~111,100円
ホームページ/http://www.100raku.com/
百楽荘 彩心
彩心で“いろは”と読み、昨年12月27日にオープンした新館になっています。住所、電話等は「神楽」と同じです。但し、神楽の施設を使うことはできないので注意が必要です。客室12室のうち8室が露天風呂付きです。そのほか露天風呂付きの大浴場や貸切露天風呂もあります。
住所/同上 TEL/同上 FAX/同上 客室/12室 収容人数/52人 宿泊料金/16,000~107,000円
ホームページ/https://www.100raku-kanazawa.com/iroha/
湯の出
温泉は、檜の香り鮮やかな“檜の湯”、赤御影石が梅を形どった“福梅の湯”、開放的な露天風呂”合歓の湯”などがあります。客室のうち”なでしこ”、“百合”、“山吹”は、温泉露天風呂付客室になっています。
住所/金沢市湯涌荒屋町77-2 TEL/076-235-1016 FAX/076-235-1019 客室/10室 収容人数/50人 宿泊料金/15,750~26,250円
ホームページ/http://www.yunode.jp/
※日帰りプラン有り
【番外】ゲストハウス
いわゆる「湯治場」です。料金に含まれるのは部屋と布団だけで、自炊です。食材や食器、飲み物など他は全て自前で準備する必要があります。
住所/金沢市湯涌町イ52-1 TEL/076-235-1006 客室/4室(4組以上相部屋) 収容人数/最大25名 宿泊料金/4,000円(中学生以上)・小学生2,000円(小学生未満無料)
ホームページ/https://yuwaku-guesthouse.com/
※休憩可能、レンタル品有り
まとめ
湯涌温泉は自宅から30分かからないくらいの距離なのでよく行きます。アニメで話題になったぼんぼり祭りに合わせて、通りの名前も今ではぼんぼり通りになっています。
竹久夢二館の横の広場を上がると、医王山薬師寺や湯涌稲荷神社があるのですが、そのとっかかりに足湯「ぼんぼりがあります。誰でも入れるので、日帰り温泉を使わなくてもチョッピリ温泉気分を味わえるのが嬉しいですね!
またここへ来たときは、玉泉湖を散策するのが常ですね!
ミズバショウやショウブはめがけて行けるのですが、氷室の仕込みや切り出しのイベントは見たことがありません。残念ながら、いつも見るのは氷室小屋だけです。機会があれば一度行って見てみたいと思っています。
さて、金沢の奥座敷といわれる「湯涌温泉」を見てきましたが、いかがだったでしょうか?
最後に駐車場は色んなところにあるので大丈夫だと思いますが、万一見つからない場合はお泊りの宿の人に聞くとここへ停めなさいと教えてくれますよ。
それでは、今回はここまでとさせていただきます。
また次回の貞千がオススメする金沢風景・グルメ完全攻略ナビでお会いしましょう!
さようなら!