こんにちは、sadachi. です！
似顔絵と一口に言っても、山藤章二さんのように人の特徴を大胆に捉えてデフォルメした作品とか、リアルで写真のような作品などさまざまありますよね。
私には、遺影などの肖像画を描く伯父さんがいたんですね。
小学生へ上がる前から漫画を描いていた私ですが、伯父さんの絵に出会って衝撃を受け、それから似顔絵を描くようになったのが、小学5年生の夏だったと覚えています。
小学から中学ではファンだった大川橋蔵さんの似顔絵はたくさん描きましたね、当時は時代劇が華やかなころで、他にも中村錦之助さんや美空ひばりさんなんかも描いたもんです。
中学・高校と美術部でデッサンや油絵などをかじり、大学は金沢美大へと進みグラフィックデザインを学ぶのですが、ここではすでに似顔絵から遠ざかっています。
その後は就職して似顔絵など絵は全く描かなくなり、2008年にリタイアしてこれまで描いたのは義母の絵などわずか4～5枚です。
ここにきて昔取った杵柄というのでしょうか、ノスタルジーに突き動かされて似顔絵で皆さんと繋がりたいと思った次第です。
万が一ですけど、似顔絵を描いたことで皆さんと繋がることができたら、大変光栄に思います。それではどういうふうになるか分かりませんが、ここからお付き合いくださいね！
Contents
似顔絵（孫）鉛筆でデッサンをしています！ 第1章
実は第3弾なのですが、その前に3枚目を描いています。
その作品です。
やはりなんか気に入らずボツにしたのですが、過去の2枚と比べて3枚目をハタと眺めたときに気づいたことがあったんですね。
それはタッチが粗いということです。
今まで厚手の画用紙に描いていたのですが、これだと目が粗くて細かいタッチが流れていくんですね。
どういうことかというと、細い線だと目の粗さに負けて微妙にずれるんです。なんか真直ぐに引いた線が躍る感じになるんです。硬い鉛筆だと溝に入ってしまい、消しゴムで消してもなかなか消えないということにもなります。
確かに画用紙は、石膏デッサンのような木炭やコンテなどのように粗いタッチで仕上げていくときは問題ないのですが、私のように繊細な陰影を求めた場合は向いていないような気がしたというわけです。
そこで今回は、画用紙ではなくケント紙に描くことにしたんですね。ケント紙は画用紙に比べて目が細かいですから、一度ケント紙に描いてみようとみようと…。
はたして、気に入る作品を描くとことができたのでしょうか？
似顔絵（孫）鉛筆でデッサンをしています！ 第2章
例によって、アタリ用の拡大のマス目からです。
ケント紙なので、H～2Hの薄い鉛筆でアタリを取っていきます。
娘（孫の母親）からのアドバイスもあり、目はいつもよりも少し大きめに捉えています。
描きこんでいくと、やはり目を大きくした効果でしょうか、手前味噌ながら生き生きした感じが出てきたように思います。
描いていくといつも思うのですが、髪の毛は難しいですね。かといって髪の毛で手を抜くと絵として満足いくものにはなりませんので、時間はかかっても丁寧に仕上げていきます。
ざっと陰影をつけて、洋服まで描きこんだところでアタリに使った方眼の線を消します。
そして、黒いところは黒く、白いところは白く…と、意識しながら描きこみです。
こんな感じで仕上げていくのですが…。
より光を感じたいので、今回は背景を塗っていきます。
背景を塗って完成といきたいところですが、実はここから塗っては消すといったことを繰り返し、周囲を塗れば顔や髪の毛、衣服まで手を入れ今までより以上の時間を費やしてしまいました。 つくづく難しいと感じます。
似顔絵（孫）鉛筆でデッサンをしています！ 第3章
ということで第3章は、完成作品です。
鉛筆デッサンの完成は、どこで止めるかというのも大事な決断になります。完成というのはフィキサチーフで鉛筆を固定することです。これによって、こすれても鉛筆が拡散することなく原型をとどめることになります。
黒と白だけですから、どんどん描きこんでいくと真っ黒になってしまいます。かといってあまり白っぽいのも感心しませんね。
いつも感じることなのですが、大事な決断をして止めたあとにここはこうすればよかったと後悔するのです、残念ながらいつもですね。
いかがでしょうか？
それでは、各部位を見ていきましょう、まず髪の毛の頭部からです。
後ろ髪、ここも苦労したところです。光を感じていただけるでしょうか。
目の周りです、ここが一番苦労しますね。描きこめば描きこむほどあらぬ方向に行って、モチーフから離れていくような気がします。
目と鼻のバランスを見ていただきたいと思います。
鼻から口周りですね、ケント紙にして細かなタッチができたのではないかと思いますが、いかがでしょうか？
耳から衣服にかけてです、ここでも鉛筆のタッチが残るように工夫しました。
最後は、写真とボツにした3枚目、そして完成作品を見比べてみてくださいね！
まとめ
11月に美大の卒業生の有志で展覧会をします。
私は、そこに鉛筆画と色鉛筆画、水彩画の3点を孫を題材にした全く同じモチーフで出品しようと思っています。
ということで、次に挑戦するのは色鉛筆画です。
これは全くの素人で、色鉛筆で過去に絵を描いた記憶は全くありません。
ですが、プレバトという番組で色鉛筆画や水彩画のコーナーがあり、なんか素人でもできるのではないかという気がしています。
甘い考えと言われるかもしれませんが、何事も挑戦！ 頑張ります！
それでは、今回はここまでとさせていただきます！
最後までご覧いただき誠にありがとうございました！
