こんにちは、sadachi. です!
似顔絵と一口に言っても、人の特徴を大胆に捉えてデフォルメした作品とか、リアルで写真のような作品などさまざまありますよね。
私には、遺影などの肖像画を描く伯父さんがいたんですね。
小学生へ上がる前から漫画を描いていた私ですが、伯父さんの絵に出会って衝撃を受け、それから似顔絵を描くようになったのが、小学5年生の夏だったと覚えています。
小学から中学ではファンだった大川橋蔵さんの似顔絵はたくさん描きましたね、当時は時代劇が華やかなころで、他にも中村錦之助さんや美空ひばりさんなんかも描いたもんです。
中学・高校と美術部でデッサンや油絵などをかじり、大学は金沢美大へと進みグラフィックデザインを学ぶのですが、ここではすでに似顔絵から遠ざかっています。
その後は就職して似顔絵など絵は全く描かなくなり、2008年にリタイアしてこれまで描いたのは義母の絵などわずか4~5枚です。
ここにきて昔取った杵柄というのでしょうか、ノスタルジーに突き動かされて似顔絵で皆さんと繋がりたいと思った次第です。
万が一ですけど、似顔絵を描いたことで皆さんと繋がることができたら、大変光栄に思います。それではどういうふうになるか分かりませんが、ここからお付き合いくださいね!
Contents
似顔絵【孫】鉛筆画8歳の新バージョン 実技編
妻と私には2人の子どもに恵まれたのですが、残念ながら孫はまだ1人だけです。
その孫が今年11月の誕生日を迎えると12歳になり、現在小学6年生で来年はいよいよ中学生になります。
大阪府の岸和田に住んでいるため、正月と5月の連休、それに盆に会いに来てくれるのですが、新型コロナのために昨年は正月の1回だけ、今年は正月と盆に来てくれたのですが…。
いつの頃からでしょうか、写真を撮ると嫌がるようになったんです。
小学校に入った2017年夏まではカメラを構えても嫌がらなかったのですが、2018年からはカメラで撮る機会を作ってくれなくなってしまったのです。
キャッチアップ画像は、2019年の盆に来たときにスマホで無理やりこちらを向かせて、撮った写真です。
ちょっと不安そうな、嫌そうな顔をしているように見えるのはそのためです。
それでは始めましょう!
いつものように写真をコピーして、今回は5ミリ間隔の方眼をベースに、ケント紙には10ミリ間隔して拡大しています。
写真のコピーはA4サイズですから大きさの見当はつくと思います。
メモリは横34、縦48ですから33cm×47cmが描く絵の大きさになります、今まではF8サイズでしたから随分と大きくなりましたね。
絵のあたりが描けたら、いつものように方眼を消していくのですが、今回は鉛筆画なのでそんなに丁寧に消す必要はありません。
何と言っても鉛筆同士ですから、縦横の線は描きこんでいくうちに同化していくというわけです。
ここから描きこんでいくわけですが、髪の毛にはいつも細心の注意を払います。
顔の表情の描きこみです、不安そうな様子は出たでしょうか?
髪の毛から顔を描きこんでT-シャツの上の部分をざっと描きこんだあと、失敗した!…と。
それは、阪神タイガースのマークのところから塗り始めたのですが、黒くし過ぎたため繋がる部分はこの濃さを保たないといけなくなってしまったという訳です。
黒い部分を黒く塗るのがこんなに難しいとは…。
大変な作業だったのですが、終わってみるとコントラストが付いてこれはこれで効果が出たかなと…、”失敗は成功のもと”って本当なんですね。
最後にコップを描いてほぼ完成です。
似顔絵【孫】鉛筆画8歳の新バージョン 完成編
10月20日からの5日間、毎日7時間から8時間を費やし最終的に背景を入れ、プラス1日微調整を入れて完成です。
表情から戸惑いや反発、羞恥心…などを感じていただけたら嬉しいです!
グラスはB~HBで描いたのですが、2Hとか3Hなどもっと硬い鉛筆でシャープさを強調すべきでしたね、時間がかかった割にはちょっと悔やんでいます。
それではもう一度、画像と絵を見くらべてみてください、いかがでしょうか?
似顔絵【孫】展覧会用水彩画、色鉛筆画で3点セットになります!
今回、金沢美大の同期展に鉛筆画と色鉛筆画、それに水彩画の3点を出品することに決めたのですが…。
生まれて初めてと言ってもいい色鉛筆画、50年ぶり以上になる水彩画に取り組んでみて、改めて難しさを感じています。
会期が11月1日から始まるので5月から描きだし、当初楽勝と思っていたのが最後はバタバタになってしまいました。
描いたのは、鉛筆画4点、色鉛筆画と水彩画をそれぞれ3点、途中ボツにしたのが数点、ようやく満足とは言わないまでも、何とかたどり着きました。
当初は、2歳の孫をモチーフに同じ絵で鉛筆、色鉛筆、水彩を描き分けようと思っていたのですが、並べてみるといろが着いた同じ絵というのは近くへ行かないと区別がつかないんですね。
それで急きょ、年代の違った孫をモチーフにすることにしたのも、最後にバタバタになった原因と思われます。
もうひとつは、色鉛筆や水彩を簡単に考えていたこと、双方ともに種類や素材などの私の無知さ加減に呆れています。
そんなことも知らずに描けると思っていたんですからね、笑止です。
途中水彩画教室へ通っている友人に知恵を借りたり、富山にいる同級生に教えてもらったりしながら何とかたどり着けたのですが、我ながら涙が出る思いです。
1枚は今回仕上げた鉛筆画、色鉛筆画は2歳の孫で、水彩は5歳の孫です。
【色鉛筆画】
【水彩画】
当ブログはトレンディブログから似顔絵ブログに変換しましたので、これからも色んな似顔絵を描いていこうと思っています。
また、もう少し描きたまったらインスタグラムにもアップしようかと思っていますので、これからもよろしくお願いいたします。
まとめ
ここで、先ほどから紹介させていただいている金沢美大の同期展の概要をお知らせしますね、お近くにおいでの際はぜひお立ち寄りくださいませ。
「明日への74」概要
【展覧会名】
明日への74(金沢美大1971年卒同期会有志による)
【場所】
石川国際交流サロン
H.P.:https://www.ifie.or.jp/japan/facilities/salon/home_salon.html
【住所】
〒920-0962 金沢市広坂1-8-14
【電話・Fax】
電話:076-223-8696、Fah:076-223-8685
【期間】
令和4年11月1日(火)~令和4年11月13 日(日)
※ 月曜休館日
【開館時間】
10:00~18:00(最終日は16:00まで)
【内容】
金沢美大1971年卒の有志15名の作家たちが、東京、名古屋、関西、九州から集まり、74歳を記念してグループ展を第二の故郷・金沢で開催します。前回4年前に続き第二回目の開催です。絵画、工芸、彫刻、商業デザイン、工業デザインと各分野で現在でも制作活動を続けている仲間が出品します。多種、多彩でユニーク、面白く、楽しい展覧会です。
「明日への74」に出店する15名の作品を当ブログでご紹介したいと思っています。
個人情報に関わることなので実現できるかどうかわかりませんが、みんなが集結した搬入時に確認を取ってからになりますが、実現したら嬉しいんですけどね。
ぜひ、ご期待ください!
それでは、今回はここまでとさせていただきます!
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!