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こんにちは、sadachi. です!
米朝首脳会談「無益」
北朝鮮の金与正朝鮮労働党第1副部長は10日、アメリカの譲歩を引き出す揺さぶりとみられる談話を、朝鮮中央通信を通じて発表しています。
年内の米朝首脳会談について「今年はないだろう」と否定しています。
一方で「両首脳の判断と決心によって、どんなことが起こるか分からない」とも発言していますから、やはり揺さぶりだろうとみることができるんですね。
金与正氏は「アメリカの決定的な変化がない限り、今年中、さらに今後も朝米首脳会談は不要で無益だ」と強調しているんです。
このことは明確に、交渉再開にはアメリカの譲歩が必要だとの姿勢を鮮明にしていることを知らしめているんだと思います。
また我々は決して非核化をしないということではなく、今はできないとして「不可逆的な重大措置」を要求しているんです。
措置の内容として、2019年2月の米朝首脳会談で議論され決裂した寧辺の核施設廃棄と、経済制裁の解除による取引を「制裁解除を念頭に置いたものではない」と否定しているんですね。
そこでアメリカの敵視政策を批判しいるんです、これは米韓合同軍事演習の撤回を求めているとみられているんですね。
金与正氏はさらに、金正恩朝朝鮮働党委員長が「トランプ大統領の事業で必ずいいことが出ることを願う」との言葉を伝えるよう指示したとして、両首脳の親密度をアピールしているんですよ。
トランプ大統領も「有益なら会談する」と意欲を表明したといいますし、韓国の文在寅大統領も仲介に前向きな姿勢を見せているそうですよ。
これらのことを総合すると金与正氏の談話は、首脳会談への期待感を暗に表現して、交渉の条件を先に伝えたんではないか、そんな狙いが感じられるんですね。
でも金与正さん強いですね、金正恩委員長が言うべきことを代弁しているような感じがあります、まさに北朝鮮のキーパーソンといってもいい存在といえますね。
ここからは以前の記事になります!
アメリカとの首脳会談を取り持った韓国、北朝鮮とは蜜月が続いていると思いきや、最近の情勢はどうも蜜月とは程遠いみたいですね。
北朝鮮が韓国に対して強硬路線に転じ、その中心に金正恩朝鮮労働党委員長の妹、金与正朝鮮労働党第1部長の存在があると、クローズアップされているんですね。
金王朝の象徴とされる白頭山の血統を継ぐ兄妹の二人三脚で、最高指導者の権威を温存するための恣意行為なのかも知れませんが、180度の転換と言ってもいいようですね。
また金正恩氏の健康不安が指摘されているのは周知の事実ですが、それらを背景にした備えという見方もあるようです。
そこで「金与正氏の父や母兄弟は?人物像や学歴・経歴も!正恩氏健康不安で?」と題しまして、金与正氏台頭の内実をまとめてみましたので、参考にしてくださいね!
それではさっそく、本題へいってみましょう!
Contents
金与正氏は、金与正と書いて「キム・ヨジョン」or「キミョジョン」と発音します。
金王朝の「白頭の血統」とご紹介しましたが、父親は金正日氏、母親は高英姫氏でお二人ともすでに亡くなっています。
一番上の兄が金正哲氏で次兄が金正恩氏になり、金与正氏は母親が高英姫氏の末っ子ということになるんですね。
この3人とも90年代にスイスに留学していて、絆は強いそうですよ、といっても長兄の金正哲氏は表には出てこず、対照的に金与正氏は金正恩氏が最高指導者になった直後から、公式メディアに登場して補佐役を務めているんですね。
それ以外に、母親が違う兄弟がいるんですね、金正日氏と洪一茜氏の間に生まれたのが兄弟すべての長姉に当たる金恵敬氏です。
成薫琳氏の間に生まれたのが金正男氏ですね、マレーシアのクアラルンプール国際空港でVXガスによって暗殺された異母兄になるんですね。
まだいるんですね、金英淑氏との間に生まれた金雪松氏と金春松氏という2人の異母姉がいますので、結局7人兄弟の末っ子ということになるんですね。
因みに、金正日氏の正式な奥さんは、洪一茜氏になります。
末っ子ということもあってでしょうか、金与正氏は金正日氏にとても可愛がられたとのことですよ。
1987年9月26日生まれの32歳なんですが、大阪出身の母親・高英姫氏に連れられて、日本に入国して東京でディズニーランドで遊んだそうですよ。
もちろんビザは発行されないので、他人名義のパスポートだったらしいですね、1990年の春ということですから12歳の頃ですね。
そしてそのあと1996年4月から2000年末まで、長兄と金正恩氏の3人一緒でスイスのベルンに留学しているんですね。
朝鮮民主主義人民共和国駐スイス大使館職員の子供として、本人は「チョン・スン」、金正恩氏は「パク・ウン」と名前を変えていたそうです。
ベルンの国際学校で英語、ドイツ語、フランス語を学んでいるんですね。
北朝鮮に帰国したあと2007年頃と言われているんですが、祖父の名前がついた「金日成総合大学」へ進学して、6ヵ月間で物理学部の特別コースを履修したとされています。
金正恩氏は勉強が苦手で、母親により軍隊に送り込まれたそうですが、金与正氏は数学や物理など基礎化学が得意で、兄とはキャラクターが違うみたいですね。
ここで金与正氏の家系図を見てみましょう!
より詳しい相関図は「こちら」で確認してくださいね。
そんな金与正氏の人物像に迫ってみますね!
2009年2月に大学を終えた金与正氏は、朝鮮労働党宣伝扇動部の行事課にポストを得て、官僚としてのキャリアをスタートしているんですね。
ここでは間もなく課長に昇格して、2014年1月には同部の行事担当副部長になり、4月には第1副部長に昇格、部長が不在であったため実質的な部門長になったそうですよ。
金与正氏は乗馬と射撃が趣味だそうですが、そのほか好奇心が旺盛で何にでも首を突っ込む性格なんだそうで、北朝鮮の一部の幹部には不興を買っているとのことです。
金与正氏は2015年に結婚しているんですが、大学在学中に知り合った2歳年上で身長が180㌢ほどのイケメンで、地方(黄海北道)の中堅幹部の息子だということですよ。
当時、金与正氏は自分の正体を隠して大学に通っていたそうで、男性も彼女の父親が誰であるか知らなかったとのことですね。
あとになって知ったときの彼の驚きようは、どんなだったんでしょうね?
父親の金正日氏は、2011年12月に亡くなっていますから、2人の結婚を最終的に許可したのは兄の金正恩氏だったはずですよね。
金与正氏本人はざっくばらんな性格のようなんですね、でも彼女が北朝鮮において「超」が付くほど特別な存在であることは、すでに動かしがたい事実だといいます。
金与正氏は金正恩氏に強い信頼を寄せ、それを兄の金正恩氏が公私にわたり、妹の意思と存在を重んじているとのことなんでしょうね。
実際、金与正氏は金正恩氏にとって、かけがえのない存在になっていますよね。
それは家族としてだけでなく独裁者としての行動の歯止め、金正恩氏が部下に激怒したときなんかでも、それをいさめられるのは実の妹ぐらいしかいないということなんですね。
金正恩氏が、数多くの幹部たちを些細な理由で粛清・処刑してきたんですが、そう考えると側近たちにとっても、金与正氏はありがたい存在になりますよね。
すでに、金与正氏なしでは北朝鮮の政治は回らなくなっていると言ったら、言い過ぎでしょうか?
金与正氏は「家の中の汚物から片付けるべきだ」との談話を発表し、脱北者団体による体制批判ビラを黙認したとして、韓国政府を非難して報復を警告したんですね。
朝鮮労働党の南北関係を主管すると統一戦線部は「対南事業を総括する第1副部長が警告したことを(韓国は)重く受け止めるべきだ」と後押ししています。
また国民必読の労働新聞にも金与正氏の談話が掲載され、大学生ら若い世代のエリートを動員した抗議集会でも朗読されたそうですよ。
16日には、金与正氏の予告通り、南西部の開城にあった南北共同連絡事務所は、跡形もなく爆破されているんですね。
北朝鮮軍は17日、韓国に対する「対敵軍事行動計画」を発表、金与正氏が軍にも指示を出せるということを印象付けているように見えますね。
韓国政府は、指導者級の破格の扱いで意図的に、金与正氏に権威付けを図っているのは間違いないとしているんです。
河野太郎防衛大臣は25日に日本外国特派員協会で、北朝鮮の強硬姿勢は金正恩氏の健康不安に一因があるのではないかに言及していますね。
というのも金正恩氏は李雪主夫人との間に3人の子どもがいるとされているんですが、長男がまだ10歳と若く後継者にするにはあまりにも幼いというんですね。
ですから金正恩氏に万が一のことがあれば、信頼の厚い金与正氏が暫定的に統治を担うということが考えられるというのが根拠らしいんですけどね。
そういえば金正恩氏は、一時期重体説が流れたりして健康不安が伝えられましたが、最近は元気な姿も見せているようですね。
あまり情報が開示されない国なので何とも言えませんが、金与正氏の役割が北朝鮮全体の中で重要度がNO2と言ってもいいくらいになっているのは、確かなようです。
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今回は「金与正氏の父や母兄弟は?人物像や学歴・経歴も!正恩氏健康不安で?」と題しまして、金与正氏台頭の内実をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
「裏切り者とクズの連中の罪科を絶対に容認してはならない」
「南朝鮮の連中と決別する時になったようだ」
「クズは、ゴミ箱に捨てなければならない」
北朝鮮政府が運営する対外宣伝サイト「ウリミンジョクキリ(わが民族同士)」で、6月14日に掲載された金与正氏の談話の一部だそうです。
このように対外的姿勢、特に韓国に対する態度を激しく硬化させつつある北朝鮮の中で、金与正氏を前面に押し出して、対韓国の象徴的な存在になっているんですね。
朝鮮労働党の関係者は「我が国においてNO2などという存在はない」と強調しているんですが、金与正氏の存在がにわかに大きくなっているが実感できると思います。
それでは、今回はここまでとさせていただきます!
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!