こんにちは、sadachi. です!
東京2020パラリンピックで、パラ水泳S11クラスの400m自由形と、100mバタフライに出場するとみられているのが富田宇宙さんです。
宇宙という名前で物心ついたころから持ち、宇宙飛行士を目指したという富田さん、3歳時点ではあまりに自立できておらず幼稚園への入園が難しかったため、見かねた両親が姉が通っているスイミングクラブに通わせたといいます。
健常者として育つも視覚障害で挫折し、現在パラ水泳で金メダルを目指す富田さん、どんなプロフィールがあり、どのような経歴の持ち主なのでしょうか。
また結婚はしているの?彼女は?…といった、気になる話題にも言及し、富田さんの視力とパラ水泳に迫ります。
そこで「富田宇宙のプロフィールや経歴は?結婚してる彼女は?視力とパラ水泳」と題しまして、富田宇宙さんについてまとめてみましたので、参考にしていただけると嬉しいです。
それではさっそく、いってみましょうか!
Contents
ではまず最初に、富田宇宙さんのプロフィールや経歴を確認しておきましょう!
【富田宇宙さんのプロフィール】
名 前 : 富田 宇宙(とみた うちゅう)
生年月日: 1989年2月28日
年 齢 : 32歳
出 身 : 熊本県熊本市
身 長 : 168cm
体 重 : 63kg
趣 味 : 読書
小学校 : 熊本市立帯山小学校
中学校 : 熊本市立西原中学校
高 校 : 熊本県立済々黌高等学校
大 学 : 日本大学文理学部情報システム解析学科(現:情報科学科)
所 属 : 日本体育大学大学院、EY Japan 株式会社
職 業 : パラ競泳選手、ブラインドダンサー
クラス : S11、B11、SM11(全盲)
【受賞歴】
★ 2017~2019年 日本身体障がい者水泳連盟優秀選手賞
★ 2019年 文部科学省 スポーツ功労者表彰など多数
アカウント①「公式サイト」
アカウント②「Instagram」
アカウント③「Facebook」
アカウント④「Twitter」
アカウント⑤「ブログ」
富田さんは、5歳上のお姉さんの影響で3歳から、スイミングクラブ「オレンジワン熊本」に通い水泳を始めています。
水泳は、小学2年まではオレンジワン熊本や熊本YMCAなどのクラブで、小学3年から高校までは部活動として取り組んでいたそうです。
名前が宇宙という富田さん、その影響が大きく子どもの頃から宇宙飛行士になるのが夢だったとのことです。
その夢を見据えて宇宙工学、航空工学を学べる大学への進学を目指して勉学に励み、体力も必要ということで水泳を続けていたといいます。
その夢が、突然立たれます。
高校2年生で黒板の文字が見えにくくなり、調べたところ網膜の異常で視野が狭まる進行性の難病「網膜色素変性症」と判明したとのことです。
富田さんは「人生が終わった」と絶望し、水泳は高校卒業まで継続したものの、あらゆるこだわりを捨てなければならなかったのです。
それでも富田さんは、たとえ失明してもできる仕事にシステムエンジニアだったら…と、新たな目標を定め日本大学文理学部情報システム解析学科に進学しています。
大学では漫画研究会、演劇サークル、競技ダンス部に入り3足のわらじで活動、中でも競技ダンスでは多くの入賞を果たし、後にはブラインドダンスのチャンピオンにもなっています。
2011年に日大卒業後は、キヤノンソフトウェア株式会社(現:キヤノンITソリューションズ株式会社)に入社、システムエンジニアとして働き始めます。
視覚障害は進行するにしたがってパラスポーツに興味を持ちはじめ、知人に紹介された障害者水泳クラブ「東京ラッコ」に入会、パラ水泳を開始したそうです。
やはり高校まで馴染んだスポーツといいますか、パラ水泳は少しずつ富田さんに活力を与え、徐々にトレーニングを本格化していったといいます。
そんな折に決定的な出来事として、東京パラリンピックの開催が決定したことで、「努力する姿を発信できれば」と出場を目指します。
健常者としての水泳の経験を生かしつつ、7年に及ぶブランクをハードなトレーニングで初めて2015年に基準記録を突破、ようやく自信ができてきたのは3年目だったといいます。
この年の9月には、パラアスリートとして競技に専念するためEYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社に転職します。
11月には視覚障害「S13、SB13、SM13」の国際クラスを取得します。
その直後の日本選手権ではS13(視覚障がい/軽度の弱視)クラスで出場し、男子400m自由形、男子100mバタフライの2種目でアジア新記録を樹立したそうです。
その後順調に勝利を重ね、日本では負け知らずになったものの、国際的にはS13クラスでは太刀落ちできないことを実感するようになります。
2016年3月にリオデジャネイロパラリンピック代表選考戦で、派遣標準記録を突破できず代表に落選したことをきっかけ、世界のトップを取るための道筋を模索します。
2017年4月、日本体育大学大学院博士前期課程に入学し、日本財団パラアスリート奨学金の一期生になるとともに、大学水泳部に入部しています。
そしてここで、世界のメダリストたちはどんなコーチに習っているのか、指導者にはどんな能力を求めているのかを解き明かすべく、研究をしていきます。
こうして知識を吸収しながら選手としても、2017年に視覚障害の進行に応じた2度目の国際クラス分けを受験し、障がいのクラスがS11、SB11、SM11に変更されたとのことです。
S13クラスでは代表レベルに満たなかった泳力は、S11クラスでは一転して世界トップクラスになったといいますから、分からないものです。
この年のジャパンパラ水泳競技大会では、400m自由形で当時の世界ランキング1位の記録をマークすると、2018年8月に行われたパンパシフィックパラ水泳選手権では、3つの金メダルを獲得することになります。
この間、全日本ブラインドダンス選手権大会では、男性の部ルンバで3連覇を果たし、同年10月のアジアパラ大会の男子100m自由形で金メダルを獲得したそうです。
2019年3月に博士前期課程を終了し、同年4月に博士後期課程に進学しています。
同年9月の世界パラ選手権ではS11クラスで、男子400m自由形と男子100mバタフライの2種目で銀メダルを獲得、帰国後に日本体育大学の水泳部から離れたとのことです。
東京パラリンピックでの勝負を見据えて現日本代表監督の上垣匠コーチに師事、身体改造に着手し、泳ぎのフォームも改良を重ねたそうです。
そして迎える東京パラリンピック、富田さんはどんな泳ぎを見せてくれるのでしょうか?
富田さんは現在32歳、当然結婚していてもおかしくない年齢と言えますが、結婚はしていません、2021年8月現在独身です。
富田さんは、大学時代から視覚障碍者向けの「ブラインドダンス」をやっています。
ブラインドダンスの競技では何度も優勝をしている実力者で、そのパートナーが彼女だったという噂があります。
2018年の全国大会で3連覇を成し遂げた時のパートナーは、ファッションモデルの佐藤栞里さんになっていたので、それ以前に別れていると思います。
佐藤栞里さんが彼女というわけではなく、日本テレビ『24時間テレビ』の企画でペアリングしたようです。
現在は恋愛に関する報道や恋の噂など一切見ていませんので、東京パラリンピック一本と思われ、彼女はいないのではないかと推測されます。
高校2年のときに黒板の文字が見えにくくなったと感じた富田さん、メガネをつくるために検眼すると単なる近視でないことが判明します。
大学病院で精密検査をしたところ、網膜色素変性症と診断されます。
病気を自覚した富田さんは、3歳の頃から取り組んできた水泳を「自分の中でひと区切りつけたくて」と、高校卒業と同時にやめています。
パラスポーツ(障害者スポーツ)としての水泳に出会うのは、大学を卒業し社会人になってからの2012年、パラ水泳チーム<東京ラッコ>を紹介されています。
障害者スポーツの中で水泳が最も身近だったというのが一番の理由で、パラ水泳の世界に入っていきます。
パラ水泳を始めても、そんなに熱心だったわけではないといいます。
エンジンがかかるのは2013年に2020東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定したことで、パラ水泳で世界を目指す意味を感じたといいます。
7年のブランクを猛練習で補い、2015年11月には初の国際クラス(S13、SB13、SM13)を取得、直後の日本選手権で男子400m自由形(S13)、男子100mバタフライ(S13)の2種目でアジア新記録を樹立しています。
パラ水泳の視覚障害には、障害がもっとも軽いS13からもっとも重いS11まで3つのクラスに分けられ、富田さんはもっとも軽いS13からスタートしたことになります。
国内敵無しで順調に進むも、2016年のリオデジャネイロパラリンピック代表選考では、派遣標準記録を突破できず代表に落選します。
S13クラスでは泳力が及ばず代表レベルに届かないと感じた富田さん、2017年7月に2度目の国際クラス分けを受験してすぐに視覚障害の進行が認められ、クラスがS11、SB11、SM11に変更されています。
富田さんは、S13クラスでは代表レベルに満たなかった泳力が、S11クラスでは一転して世界トップクラスにのし上がったことになります。
直後のジャパンパラ水泳競技大会では、400m自由形で当時の世界ランキング1位の記録をマークするなど、ここから富田さんの躍動が始まります。
そのことは富田さんが一躍、東京パラリンピックのメダル候補、それもトップに躍り出たと言ってのいいでしょう。
「自分自身を見失わないように意識しています。常に向上し続けたいという思いは、クラス分けの前後で変わることはありません。 障がいが進行したことで、日常生活は着実に不便になっていますが、競技の面では幸運だったと言わざるを得ません。だからこそ、この機会を活かさなくてはいけない。恥ずかしい泳ぎはできない、という責任感を持って日々の練習に取り組んでいます」
東京パラリンピック競泳は、2020年8月25日(水)に東京アクアティクスセンターで熱戦の火ぶたが切られ、最終日9月3日(金)までの10日間になります。
注)本記事内のツイートに関しては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。皆さまの貴重な情報に感謝いたします…♪
注)アイキャッチ画像に関しましては、「NHKニュース」さんのツイート画像を使用させていただいております…♡
今回は「富田宇宙のプロフィールや経歴は?結婚してる彼女は?視力とパラ水泳」と題しまして、富田宇宙さんについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
2020年4月に東京パラリンピックが延期となり、コロナ禍による自粛期間として東京の練習拠点が閉鎖されたため、地元・熊本で実家の庭に練習用のプール設置したそうです。
腰にゴムチューブを着けて体の位置を固定し、”その場泳ぎ”のスイム練習を自身のSNSにアップし、話題を集めているそうです。
また富田さんは、パラリンピックの存在意義を広めるために、積極的にSNSの発信を続け、投稿した医療従事者等へのメッセージは国連の新型コロナ対策サイトで紹介されています。
そんな富田宇宙さんが出場するとみられるS11クラス、400m自由形決勝は8月26日(木)、100mバタフライ決勝は9月3日(金)に行われます。
それでは、今回はここまでとさせていただきます!
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!