こんにちは、sadachi. です!
クレジットカードや電子マネーなどで買い物(キャッシュレス)をすると、最大5%分のポイントを還元する政府の事業が今日終了になります。
昨年10月の消費税増税にによって個人消費の腰折れを防ぐとともに、キャッシュレス決済の普及拡大を狙ったんですが、どうだったんでしょうか?
経済産業省は、登録店舗が約115万店舗と当初の想定を上回ったことで、一定の効果があったとみているそうなんですね。
そこで「キャッシュレス普及率都道府県は?世界ランキング!ポイント還元終了」と題しまして、キャッシュレスの普及がどうなっているのかをまとめてみましたので、参考にしていただけたら嬉しいです!
それではさっそく、本題へいってみましょう!
Contents
キャッシュレスとは、現金を不要とした取引が一般的になった状態を指しているんですね。
例えば、最近ではQRコードによるスマホ決済や交通系ICカードやその他電子マネーによる決済などで、さらに昔からあるクレジットカードやデビットカードといったカード決済なんかもキャッシュレスに当てはまるんです。
キャッシュレスは現金を直接やり取りしないので、新型コロナウイルス感染予防対策としても期待されていますよね。
そんな中、今後も利用拡大が続いていくのでしょうか、正念場を迎えているようですね。
ここに消費税増税前の2018年と同後の2019年、それぞれ12月の都道府県の「キャッシュレス決済利用額比率ランキング」の調査結果がありますので比べてみましょうね!
この調査は、日経BP(日経ビジネス、日経クロストレンド)が、全国の1万人を対象に実施したもので、いずれも翌年版として発表されています。
<キャッシュレス決済利用額比率ランキング>
【2018年】2019年版 【2019年】2020年版
全国平均 47.19% 全国平均 43.03%
1位、 千葉県 48.51% 1位、 三重県 53.73%
2位、 茨城県 48.49% 2位、 静岡県 53.19%
3位、 東京都 48.44% 3位、 沖縄県 52.58%
4位、 富山県 47.00% 4位、 千葉県 51.05%
5位、 神奈川県 46.41% 5位、 東京都 50.73%
6位、 三重県 45.95% 6位、 群馬県 50.51%
7位、 兵庫県 45.71% 7位、 神奈川県 50.02%
8位、 埼玉県 45.27% 8位、 愛知県 49.96%
9位、 福島県 44.36% 9位、 宮城県 49.57%
10位、 愛知県 43.96% 10位、 新潟県 49.55%
【2018年 11位以下】2019年版
群馬県43.27、岐阜県42.78、沖縄県42.69、静岡県42.64、大阪府42.49、宮城県42.43
奈良県42.19、栃木県42.09、北海道41.46、長野県40.29、和歌山県40.28
岡山県40.25、秋田県40.24、滋賀県40.12、新潟県40.09、京都府39.88、山梨県39.56
高知県39.41、愛媛県39.23、福岡県39.20、石川県39.19、山形県39.17、山口県38.57
広島県38.45、香川県38.43、青森県38.27、熊本県37.94、岩手県37.89、長崎県37.71
福井県36.03、徳島県34.85、大分県34.56、鹿児島県34.24、鳥取県34.06
島根県33.61、宮崎県32.19、佐賀県31.94
【2019年 11位以下】2020年版
広島県49.53、富山県49.10、石川県48.85、茨城県48.61、岐阜県48.55、長野県48.25
香川県48.24、山梨県47.60、滋賀県47.18、埼玉県46.91、山口県46.66、兵庫県46.28
栃木県46.17、秋田県46.13、徳島県46.13、高知県46.10、福井県45.62、大阪府45.34
奈良県45.06、北海道46.88、福島県44.31、青森県44.16、京都府43.66、岡山県43.07
熊本県42.38、福岡県41.75、鳥取県41.38、和歌山県41.08、愛媛県40.96
山形県40.83、鹿児島県40.50、島根県39.77、宮崎県39.56、岩手県38.53
大分県38.31、長崎県36.59、佐賀県32.01
利用率トップは、千葉県から三重県になり、ベストスリーがすべて入れ替わっていますね。
伸びたのは、三重県のほか静岡県と沖縄県、下位では石川県なんかも急伸していることがわかりますよね。
1都10県にわたる広域関東圏は、やはり平均的に高いといえますね、反面九州各県は沖縄県を除いて下位に名前を連ねている格好です。
キャッシュレスよりも、現金決済が多いということなんですよね
手段別にみたキャッシュレス決済の利用率(2018年調査との比較)
世界的にキャッシュレス化を見ていくと、日本より進んでいる国が多いですね、キャッシュレス化でいうと日本は後進国と言ってもいいでしょうね。
ただ、キャッシュレス化と言ってもいろいろあるんですね。
例えば中国のようにQR決済が主流だったり、韓国はクレジットカードが主流になっていますし、日本もクレジットカード決済がメインになっているんですね。
さらにはスウェーデンのようにデビットカードが主流だったりして、国や地域によって、それぞれメインとなる決済方法は異なっているのが現状なんですね。
いかにキャッシュレス化が進んでいるかですが、海外ではレストランとかカフェやバー、空港内公共交通機関などで現金が使えなかった人もたくさん出ているのも現実のようです。
そんな人のアンケートで作成された国別で、現金が使えなかった経験が多かった人のランキングです。
1位、 アメリカ(35)
2位、 中国(31)
3位、 韓国(12)
4位、 フランス(9)
5位、 スウェーデン、カナダ、イギリス(5)
※ かっこ内は票数
このように海外では、キャッシュレス化が進んでいるんですが、ここでキャッシュレス化のランキングを棒グラフで見てみましょうね!
(2015年の資料で、このまま受け取ることはできませんが)
韓国が 89.1%でトップ、他国が40%~60%となっているのに対して、日本が18.4%にとどまっていますね。
日本の「日経BP」の最新調査では、47.19%まで上がっているのですが、経済産業省の数値では2019年度のキャッシュレス決済は26.8%と大分違うんですよね。
お隣の韓国は世界で一番キャッシュレス化決済比率が進んでいる国と言えますね、2015年に89.1%とトップなんですが、2016年には96.4%に達しているといいます。
そのほか主なところで英国では68.6%、オーストラリア58.2%、カナダ56.3%、アメリカ46.0%と、日本の26.8%は大きく水をあけられているんですね。
この韓国やほかの国の数値は経産省も認めていますので、この数値を見ても、やはり日本はキャッシュレス化の後進国と言えそうですね。
トップの韓国のキャッシュレス決済は、クレジットカードの利用が多いそうです。
それも韓国政府が、消費者や店舗にキャッシュレスによって得られるメリットの整備をしているんですね。
例えばクレジットカード利用の場合は、利用額の20%の所得控除や宝くじの権利を付与しているそうです、さらに年商240万円以上の店舗にはクレジットカード対応の義務化を行ったそうなんですね。
これによって韓国では、クレジットカード決済が爆発的に増えたそうですよ。
日本の場合、5%還元ではキャッシュレス化の普及に関しては、あまりにも弱かったということなんでしょね!
2019年の10月1日に消費税10%が導入されましたが、それに合わせて開始されたキャッシュレスで決済した人を対象に、税込み価格の最大5%分を還元する「ポイント還元制度」はきょう6月30日で終了します。
この間に登録した店舗は約115万店と当初の想定を上回ったそうですが、決済事業者に支払う手数料が上がるとも言われているそうで、今後も利用拡大が続くかどうかは不透明とのことなんですね。
政府の目論見では将来的に世界最高水準の80%まで高めるとしているそうですが、政府主導で余程の対策をしないと、難しいのではないかと思われます。
政府は「一定の成果があった」と、還元事業の延長を求める声を無視して、予定通り終了するとのことなんですが、国際水準に追いつくためには新たな一手が必要となりそうですね。
一部画像に「キャッシュレス還元 あと2日」とありますが、本日6月30日で終了です。
今回は「キャッシュレス普及率都道府県は?世界ランキング!ポイント還元終了」と題しまして、キャッシュレスの普及がどうなっているのかをまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
石川県は2018年の下位からベスト10入りはしなかったものの、10ポイント近く伸びているので、全国的には大いに検討したといえるでしょうね。
特に還元事業では、人口1千人当たりの登録店数が11.9店と全国トップだったんですよ。
ペイペイを導入した「どんたく西南部店」では客の約半数が現金を使わないといい、同「近江町市場」では130店が導入しているそうで、スマホの操作のため「手が濡れていても対応できる」と歓迎、客の4割がペイペイだそうですよ。
私のところは現金とクレジットカードの併用なんですが、QRコードの決済もどうやったらできるのか、検討してみようかなと思っているところです。
それでは、今回はここまでとさせていただきます!
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!