こんにちは、sadachi. です!
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて休校が長期化している中で、大学入試共通テストを自民党が2週間から1ヵ月程度先延ばしする提言をまとめていましたよね。
それでも、文部科学省は当初予定されていた日程の来年1月16、17日に実施する方向で調整に入ったそうです。
全国高等学校長協会のアンケートで、国公私立校の69%が予定通りの実施を求めていることが分かったからということなんですが、受験生の公平性は保てるのでしょうか。
そこで今回「大学共通テスト延期せず!1月16・17日実施へアンケート結果は?」と題しまして、大学共通テストについてまとめてみましたので、参考にしてくださいね。
それではさっそく、本題へいってみましょう!
Contents
文科省は、全国高等学校長協会を通じて、各高校から意見を聴取した結果、予定通りに実施することを求める意見が多かったとしているんですね。
そのほかに大学側からも個別の試験に影響が出るとして慎重な声が出ていることも踏まえたそうなんですね。
それでも休校が長引いた首都圏などの高校は、「準備が間に合わない」と依然延長を主張しているそうですよ。
問題は公平性ですよね、学習遅れに配慮してどうすれば公平な試験ができるのか、関係者の間では「住む場所で不利益を受けてはならない」としているので、超難問のようですよ。
東京都立高校の校長は「クラスが半分ずつ登校できるようになったばかり、2ヵ月は遅らせてほしい」と訴えています。
それに対して現在まで感染者ゼロの岩手県、4月以降で休校にしたのは実質2日という県立高の校長は、「3年生は入試改革やコロナに振り回されて気の毒だ。首都圏の深刻な事情は察するが、予定通り受験させたい気持ちもある」話しているそうですよ。
ほとんど学習時間を減らすことなくきた高校と、3月から3ヵ月もの間休校を余儀なくされた高校があり、受験準備に格差が出るのは当たり前ですよね。
こういった全国バラバラといった高校の事情に対し、大学側は私大を中心に共通テストの延期は、その後の一般入試の日程もずれるため、会場の確保なども含めて従来通りの日程が望ましいとしているんですね。
都市部の大規模な大学は、毎年万単位の志願者を集めているので、1年以上前から試験会場の準備をしているそうです。
本格的な入試シーズンの幕開けとなる共通テストの実施日や、併願先の大学の動向も確かめながら入試日程を決めていくので、延期の影響は甚大になるというんですね。
今年1月に行われた最後の大学入試センター試験では、私立大学533校が試験の結果を参考にしているんですね。
当然来年の共通テストの成績も多くの私大が使うことになります、延期によってセンターから成績送付が遅れると、入学式までに合格者が決まっていないという恐れも出てきます。
受験料は私大の収入の柱のひとつですから、経営にダメージを与えかねないそうですよ。
東京女子大の茂里一紘学長は、「共通テストが半月でもずれると、いろいろな玉突きが生じる」強調し、早稲田大の田中愛治総長は、「日本の大学の8割は私立。国立中心に日程を考えてもらっては困る」と苦言を呈しているんですね。
新型コロナウイルス感染症が再流行している事態を踏まえ、文科省は「時期をずらせば何とかなるとは言えない」とくぎを刺しています。
どういうことか、共通テストは都道府県内の大学が試験場になりますから、都道府県をまたがって移動するリスクが避けられるというんですね。
大学受験に詳しい教育情報会社「大学通信」の安田賢治常務は、予定通りに行うとしても、あらゆる事態を想定し、出題範囲を限定するなどの準備もしておくべきとの見解を示しているそうですよ。
文科省は高校、大学側と協議して結論を6月中には「大学入学者選抜実施要項」で公表するとしています。
■本年度の大学入試の今後の予定
<2020年>
★ 6月 大学入学者選抜実施要項発表
★ 9月 総合型選抜(旧AO入試)の出願開始 ※開始時期繰り下げも
★ 11月 学校推薦型選抜(旧推薦入試)の出願開始
<2021年>
★ 1月16、17日 大学入学共通テスト
★ 2月~ 私大の一般選抜
★ 2月25日~ 国公立大の前期日程試験
★ 3月12日~ 国公立大の後期日程試験
【大学入学共通テスト】
大学入試センター試験の後継として来年1月に初回が実施されるマークシート式の試験。当初は英語民間検定試験の活用と、国語と数学への記述式問題の新規導入がめだまとされていた。民間試験には経済格差や地域格差を広げるとの批判が相次ぎ、記述式に関しても採点ミスの懸念や、受験生が自己採点をしにくく出願先を決められないといった声が高まり、共に導入が見送られた。
11日に公表された全国高等学校長協会のアンケートは、対象の国公私立5276校のうち4318校が回答、回答率は81.8%だったそうですよ。
共通テストの日程に関しては、予定通りが30.0%で予定通りでそれができなかった場合に予備日も明確にすべきが39.0%で、併せて69.0%が予定通り実施を求めたそうです。
2週間程度の先延ばしが18.6%、1ヵ月程度が10.2%、それ以上が2.1%だったそうです。
一般選抜に関しても計69.3%が当初日程を支持し、総合型選抜の日程維持を支持するのは46.7%、学校推薦型選抜は51.6%が予定通りを支持したそうです。
全国高等学校長協会アンケート結果 | ||||
予定通り実施 | 延期期間 | |||
2週間程度 | 1ヵ月程度 | それ以上 | ||
大学入試共通テスト | 69.0(39.0) | 18.6 | 10.2 | 2.1 |
一般選抜 | 69.3(38.3) | 18.3 | 10.4 | 1.9 |
総合型選抜 | 46.7 | 24.2 | 26.4 | 2.8 |
学校推薦型選抜 | 51.6 | 24.6 | 21.4 | 2.4 |
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今回「大学共通テスト延期せず!1月16・17日実施へアンケート結果は?」と題しまして、大学共通テストについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
確かに、全国の高校の休校がバラバラの難しさは感じますね。
でもアンケートにしても、高校、大学の主張にしても、日程が遅れると今まで予定してきたものが崩れる的な発想で、金銭都合もチラホラ感じてしまいます。
いま苦境に立っているのは何を隠そう受験生なんですね。
大人の理論ではなく、心底受験生のことを汲んだ日程構築をしていただきたいと心から願っています。
極端に言えば、6月に入学式でもいいじゃあないですか、新型コロナでホントに異常な年をみんなが経験したわけなんですから、いかがでしょうね?
それでは、今回はここまでとさせていただきます!
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!