こんにちは、sadachi. です!
今夜放送される『たけしのニッポンのミカタ!』は、「売れるのにはワケがある!スペシャル」なんですね。
売れるワケありで紹介されるのは、「日替わり定食が1000円の安さ」、「どハマりさんオススメ!男のガッツリ飯」、「買いたくても2年待ちのホウキ」だそうですよ。
1000円定食は漁師が営むドライブインとありますから、私は鹿児島県阿久根市のドライブイン「潮騒」とみました、どうでしょうかね。
男のガッツリ飯は分かっていないのですが、ホウキは長野県の「松本ホウキ」と岩手県九戸の「南部ホウキ」で迷っているのですが、今回は南部ホウキをご紹介したいと思います。
そこで「南部ホウキの特徴や種類に値段は?材料や使い方に長持ち・神聖な道具」と題しまして、南部ホウキについてまとめてみましたので、参考にしてくださいね。
それではさっそく、いってみましょうか!
Contents
南部ホウキは、岩手県九戸郡九戸村にある「有限会社高倉工芸」で作られています。
南部ホウキの特徴は、自然にやさしく、人にやさしく、そして財布にもやさしいと3つの魅力を持っているんですね。
電気を使わず、排気も出ない、当然ですがランニングコストもかかりません。
掃除機のように音を出さないので、小さなお子さんが眠っていても安心ですし、仕事で忙しい人が夜間の掃除をしても周囲を気にすることはないですよね。
環境にも体にもやさしく、古くなって家の中では使えなくなっても、玄関ボウキや庭ボウキとして活用できますし、自然から生まれた素材なので最終的には土へと還るんですね。
穂先もやわらかで大切な家具や洋服にも傷をつけることなく、災害など、停電時にも使用できるので、どんな状況でも大活躍できるホウキ1本は置いておきたい道具ですね。
南部ホウキに限らず、ホウキは部屋の掃除や、洋服などの手入れ、玄関や外掃除などさまざまな場面で活躍していますよね。
ここからは、南部ホウキの種類と値段を見ていきましょうね!
【長柄ボウキ】
立ったまま掃除をするための道具で、長さはすべて130cmに統一しています、畳のゴミはもちろん絨毯のゴミもきれいに掃き出すことがことができるそうですよ。
穂先の縮れが強いほど穂先にコシが出て、畳や絨毯にしっかりと込み、細かいゴミまで掃き出せるそうなんですね。
長柄ボウキ① 30,000円 縮れ ★
長柄ボウキ② 50,000円 縮れ ★★
長柄ボウキ③ 75,000円 縮れ ★★★
長柄ボウキ④ 100,000円 縮れ ★★★
※ 長さ130cm×幅25cm(金額はすべて税抜き)
【小ボウキ】
片手で扱うのにぴったりのサイズの箒で、細かいところのゴミも綺麗に掃き出せます。
小ボウキ① 20,000円 縮れ ★
小ボウキ② 30,000円 縮れ ★★
小ボウキ③ 50,000円 縮れ ★★★
小ボウキ④ 100,000円 縮れ ★★★★
小ボウキ⑤ 150,000円 縮れ ★★★★
※ 長さ80cm×幅25cm
【和洋服ホウキ】
洋服についた埃やペットの毛を綺麗に取り、毛羽立ちも綺麗に整えてくれるそうですよ。
和洋服ボウキ① 20,000円 縮れ ★★
和洋服ボウキ② 25,000円 縮れ ★★
和洋服ボウキ③ 35,000円 縮れ ★★★
※ 長さ25cm×幅10cm
【外用ホウキ】
外ホウキ 10,000円
※ 長さ130cm 外掃除にぴったりのホウキで、たかきびのホウキはしっかりとしていて、落ち葉なども掃きやすいとのことですよ。
玄関ホウキ 8,000円
※ 長さ80cm 玄関掃除に丁度翌、段差などの隙間のゴミも掃き出しやすいそうですよ。
【その他のホウキ】
テーブル箒セット 20,000円 縮れ★
※ 長さ23cm×幅9cm、ちりとり 長さ20cm×幅10cm
癒しホウキ(大型犬) 30,000円
※ 長さ55cm×幅17.5cm
癒しホウキ(Mサイズ:なで猫、なで犬) 25,000円
※ 長さ25cm×幅10cm
癒しホウキ(Sサイズ:なで猫、なで犬) 20,000円
※ 長さ25cm×幅9cm
巴箒 20,000円 縮れ★
※ 長さ70cm×30㎝
携帯用和洋服箒 18,000円 縮れ★★
南部ホウキの材料は、「ホウキモロコシ」になります。
岩手県九戸村にオホーツクから吹く冷たく湿った北東風「やませ」によって、ホウキモロコシ先端の独特の“縮れ”生み出されるといいます。
高倉工芸では農薬不使用でホウキモロコシを栽培し、アグリ管理士の資格を持つ、代表者の高倉清勝さんが土作りから種まき、刈り取りまでしっかりと管理しているそうなんですね。
刈り取りは1本1本丁寧に行うそうで、ベテランの職人さんが作業をしても1ヵ月半はかかるそうですよ。
その後の選別も、ホウキモロコシを15段階に拾い分けするため、5人の職人さんで1ヵ月半以上を要するそうなんですね。
編上げはベテランの職人さんが、ホウキモロコシと絹糸を丁寧に編上げて行き、手だけでなく足も使い、しっかりと締め上げるそうで、とても力の入る作業だとのことですよ。
職人さんが一つひとつ手作業で行う仕事で、実用性に優れた、見た目も美しい南部ホウキが生まれるんですね。
南部ホウキで、縮れ具合が最高級になると、1本100万円のホウキなんかも出てくるそうですよ。
「昭和のくらし博物館」の館長である小泉和子さんによりますと、かつては、掃除道具の使い方にも作法があったそうなんですね。
座敷ボウキの基本は、畳の目や板の目に沿って掃くことなんだそうでうよ。
さらに、穂先はなるべく立てて、時々向きを変えて、押し付けないようにするんですね。
畳の縁などは、縁に沿って箒の穂先を立てるようにしてホコリをかき出し、襖や障子の下にかたまったホコリは建具を持ち上げるようにして、穂先を使ってはがすようにしてかき出すそうなんですね。
掃除機のようにその都度ノズルを替えるのではなく、ホウキの向きや穂先の角度などを変えることで、すき間なども上手に掃除できるということですよ。
また、使わないときは吊るしておくことで、穂先が曲がるのを防げるんですね。
かつては花嫁道具として持たせたともいわれているんですね、手入れさえちゃんとすれば何年も長持ちするのがホウキだといいます。
例えば、汚れがついたときは水洗いして、風通しのよい場所に掛けておけば元通りになりますし、穂先にクセがついたときは、ぬるま湯に浸して形を整え、日陰干しをすれば元の姿に戻るんですね。
それでも傷んできたら、穂先を数ミリずつ切って使うといいですよ。
また、穂先は根元に行くほどに硬くなるので、最初は座敷用にし、使い減りしたら板の間や洗面所、さらに使い減りすれば玄関用、土間用にと、だんだん下におろしていくのが昔ながらの使い方のコツなんですね。
そして完全にお役目が終わったとしても、植物原料のホウキですから処分に困ることもないですよね。
軽く、置く場所を取らず、電気も使わず、必要なときにサッと取り出せて、小さな子どもでもお手伝いができるって素敵じゃあないですか。
掃除機全盛の影で忘れられているホウキですが、見直してみると、掃除機にはないメリットがたくさんあることに気づきますよね。
ふだんは出し入れの楽なホウキでササッと掃除して、週に一度くらい掃除機をかけるといった「併用」も良さそうですよ。
使い方によって、とっても長持ちしてくれるホウキ、家に1本あると掃除のバリエーションが広がるような気がしますが、いかがでしょうか。
昔の人だけじゃなく私たち現代人にとっても、ホウキはまぎれもなく掃除道具のひとつなんですが…実は!?
ホウキには古くから、出産をつかさどる「箒神(ははきがみ・ほうきがみ)」という神さまが宿るとされているんですよ。
『古事記』には「玉箒」や「箒持〔ははきもち〕」という言葉で登場しているんですね。
「玉」は人間の霊魂のこと、「箒持」とはホウキを持って葬列に加わる人のことですから、その時代のホウキは祭祀用の道具として使われていたと思われます。
庶民の間でも「払う・清める」という意味で、妊婦のお腹を撫でて安産を願ったりしたんですよ。
亡くなった人の横に置いたり、葬列の先頭で掲げたりして、魔を払うといった民間信仰も使われていたんですね。
笑い話みたいですが、長居の客を帰すのに、ホウキを逆さに立てかけるといったおまじないなんかも、ホウキが神聖な道具であると信じられていたからかもしれませんよ。
★テレビ東京系『たけしのニッポンのミカタ!』12月18日(金)21時54分~22時54分
注)本記事内のツイートに関しては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。皆さまの貴重な情報に感謝いたします…♪
注)アイキャッチ画像に関しましては、「Chikako_2」さんのツイート画像を使用させていただいております…♡
今回は「南部ホウキの特徴や種類に値段は?材料や使い方に長持ち・神聖な道具」と題しまして、南部ホウキについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
番組予告では、「買うのに2年待ち!知る人ぞ知る超人気お掃除道具」、「買いたくても2年待ちのホウキ」とあるだけで、どこの何とは知らされていないのですが…。
普通、ホーページのニュース欄なんかで、○○に出演しますと紹介される側が告知したりするんですけど、見当たらなかったですね。
ひょっとすると、南部ホウキも松本ホウキも違うかもしれませんね、そのときはゴメンなさい! なんですけど、しょうがないですよね。
今夜の『たけしのニッポンのミカタ!』で、確認させてもらいましょ!
それでは、今回はここまでとさせていただきます!
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!