こんにちは、sadachi. です!
今度のTBS系『情熱大陸』は、あのリアル3DCG”Saya”の生みの親「TELYUKA」です。
今まで何かの展示会などでリアルロボットが喋る、解説する、案内するなどに出会った経験はありませんか、もしくは映像で見たとはありますよね。
そんなとき、精巧にできていればいればいるほど、違和感とか気持ち悪さを感じたことはないですかね、私は違和感を感じてしまうんですよ。
そこへ近づけば近づくほど、”不気味の谷”へ近づくといわれています。
Sayaは、その”谷”を初めて超えたといわれているんです、そして製作したのがTELYUKAというご夫婦のユニットなんですね。
そこで「TELYUKAのプロフィールや経歴は?3DCGの終わらない挑戦!」と題しまして、3DCGの最先端で活躍するTELYUKAの周辺をまとめてみましたので、参考にしていただけたら嬉しいです。
それではさっそく、本題へいってみましょう!
Contents
では、簡単にお二人のプロフィールや経歴を見ていきましょうね!
★ 石川 晃之(いしかわ てるゆき) 技術・システム担当
★ 石川 友香(いしかわ ゆか) ディレクション・アート担当
職業:3DCGアーティスト、デジタルアーティスト
仕事:ムービー制作、キャラクター関連のアセット制作
所属:GarateaCircus代表(二人とも)
CGディレクター(CGゼネラルアーティスト)として、ムービー制作やキャラクターアセット制作を手掛け、最近は”Virtual Human Projects”を中心に、オリジナルのバーチャルヒューマンを作ったり、CGの研究開発などを行っています。
そんな制作過程で、リアルすぎる女子高生CG”Saya”が生まれているんですね。
石川晃之さんは、小さい頃から絵やイラストを描くのが好きで、キン肉マンやドラゴンボールなどのキャラクターを描いていたそうですよ。
美術系はもちろんなんですが、ゲームも好きだったそうですよ、また高校時代は漫画家になりたいと思っていたとのことです。
でも進学したのは美術系ではなく、大学は経済学部だったそうなんですね。
大学卒業後は、一般の企業に就職しています、石川晃之さん自身やりたいという道に進んだわけではなかったんですね。
そんなとき友人から「CGを一緒にやってみないか?」と声をかけられ、それがきっかけで当時の会社を辞めてゲーム・エンタメ系のCG制作会社へ入社するんですね。
一方、石川友香さんは小さい頃に、自分の世界観を表現したいという夢があったそうですよ。
高校時代にCGに興味を持ったそうですが、どんな学校へ行けばいいのかわからず、またそのことを親に説得もできなかったので普通の大学へ進んでいます。
大学時代に友達と一緒に舞台製作に取り組んだこともあったんですが、人集めや資金繰り、練習の大変さから断念したそうですよ。
そして、アルバイトをしながら高校時代に興味を持ったCGを独学で始めているんですね。
就職は、建築関係の仕事でCADや、建物を立体的に描いて見せる建築パースをしていたそうですがあきたらず、ゲーム開発会社のグラフィッカーに転職しています。
それでも、高校時代に興味をいだき、大学時代に独学で学んだCG、その世界でやりたいというのが膨らんでいったんでしょうね。
石川晃之さんが在籍していたゲーム・エンタメ系のCG制作会社に、友香さんが入社して2人は出会っているんです。
そのとき由香さんが晃之さんに一目ぼれしたという情報があるのですが定かではありません、またどのように推移したかは不明ですが、その後2人は結婚するんですね。
今回『情熱大陸』で取材したディレクターさん曰く、
「仕事でも一緒、オフでも一緒、飲み物も一つを二人でシェアするなど、すごく仲良しのおしどり夫婦」
なんですって、なんか羨ましそうですね。
2009年頃から何となく3DCG制作を行うユニット「TELYUKA(テルユカ)」として活動を始めるんですね、2011年にフリーランスになって本格的にシフトしていくことになります。
Sayaは2018年に行われた、講談社主催でまったく新しいタイプの女の子を発掘して育てる女性オーディション「ミスiD2018」で『ぼっちが、世界を変える。』という特別賞を受賞しています。
全国から約4000人集まったそうですよ、その中で可愛らしいルックスと肌の透明感から、たちまち話題となったそうなんですが…。
何より人々を驚かせたのは、彼女が実在する人間ではなく、受賞したが3DCGの女子高生だったことなんですね。
TELYUKAお二人の制作過程でSayaが生まれたとご紹介しましたが、3DCG の女子高生キャラクターSayaとして最初に注目を集めたのは、2015年10月でしたね。
お二人はTwitterでSayaの画像を公開したんです、すると世界中のネットユーザーから「本物にしか見えない」、「リアルすぎる!」と大きな反響があったんです。
それまでもTELYUKAは、Twitterで二人の作品を少しずつ発表していてそれなりの反応はあったのですが、Sayaはけた違いだったといいます。
Sayaは最初から動くことを前提に考えられた3DCGキャラクターだそうで、友香さんによる女性目線で日本人の理想の女の子をイメージしているといいます。
17歳という思春期ならではの危うさをはらみながら、こちらを見透かすような視線を投げかけるSaya、透明感を感じさせる魅力的な女子高生キャラクターになっています。
一般的な3Dキャラクターというのは、実在の人物を3Dスキャンして読み取った肌の画像を骨格に貼り付けていくという手法なんですね。
ふたりの場合は、そういった一般的な手法ではなく、ペイントソフトなどを使って1から手描きをしているんです。
当初は技術的に乏しい部分もあったそうですよ、時間をかけて皮膚の質感やほくろ、筋肉の動き、瞳孔など細部にわたって細心の注意を払ってSayaを作り上げたとのことです。
Sayaが「リアルすぎる」と言われる所以は、顔認識などのAI技術を組み込んで、相対する人に笑みを浮かべたり、時には恥じらって目を逸らたりすることなんですね。
その様子は、まさに生身の人間のようで、あの実在感につながっているそうで、対人感情認識対話システム「Emo-talk」だそうですよ。
カメラで捉えた人物の表情をリアルタイムに解析・認識し、モニターに映された等身大のSayaが様々なリアクションを返してくれているんですね。
TELYUKAのお二人は、これだけ完成されていると見えてしまうのに、また制作に着手してから6年も経っているのに、理想には到達していないといいます。
二人が今、実現させようとしているものが、Sayaが社会に入っていくために絶対に必要なもの、それは「声」だそうです。
今回の『情熱大陸』では、その「声」をSayaに実装するまでを取材し、現実空間の中で活動するSayaの新作ムービーを世界で初めて公開しているんですね。
3DCG技術の最先端、さらに、その執念の表現力に迫る『情熱大陸』、TELYUKA二人の終わらない挑戦はまだまだ続きます!
注)本記事内のツイートに関しては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。皆さまの貴重な情報に感謝いたします…♪
注)アイキャッチ画像に関しましては、「TELYUKA_Saya」さんのツイート画像を使用させていただいております…♡
今回「TELYUKAのプロフィールや経歴は?3DCGの終わらない挑戦!」と題しまして、3DCGの最先端で活躍するTELYUKAの周辺をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
Sayaをじっと見ていると、こちらを見透かすような視線を投げかけられているような気持ちになりますよね、ヒトそのもので、とても3DCGキャラクターという実感はないです。
Sayaに相応しい「声」がついたら、どんなに素晴らしいでしょう、どんな声を想像していますか?
TELYUKAの終わらない挑戦、Sayaに声がついたあとは何を目指すのでしょう、こういったことも聞いてみたいもんですね。
「Sayaが人と機械の架け橋になってくれたら」と、TELYUKAのお二人は願っています。
それでは、今回はここまでとさせていただきます!
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!