こんにちは、sadachi. です!
陸上の花形種目といえば何と言っても100mですよね、それはパラリンピックの100mでも例外ではありません。
トップは世界一速い男や女になるわけですから、その魅力は計り知れないと思います。
男子の片下腿(かたい)義足クラスT64に出場するのは、昨年の日本パラ選手権の100mで初優勝を飾った大島健吾さんなんですね。
大島さんの魅力は何と言っても、走るたびに記録が伸びているということ、まだ21歳と若く発展途上そのものと言えるんですね。
そこで「大島健吾の中学や高校・大学?プロフィールや経歴も!パラ陸上の新星」と題しまして、大島健吾さんについてまとめてみましたので、参考にしてくださいね。
それではさっそく、いってみましょうか!
Contents
大島健吾の中学や高校・大学は?
本学の陸上競技部に所属する大島健吾選手が東京パラリンピック代表選手に内定しました!
おめでとうございます。みなさん、ご声援よろしくお願いします! pic.twitter.com/YBFUw2Ntzw— 名古屋学院大学公式 (@NGU_kouhou) July 7, 2021
ではまず最初に、大島健吾さんの中学や高校・大学から見ていきましょうね。
愛知県瀬戸市生まれの大島健吾さん、中学校は「瀬戸市立水野中学校」になります。
住まい周辺が水野団地として造成されたことによって人口が増加、もともとあった瀬戸市立南山中学校では収容しきれなくなったため1980年に新設された中学校だそうです。
この校区の小学校は、瀬戸市立水野小学校と瀬戸市立西陵小学校がありますので、大島さんはこのどちらかの小学校を卒業しているとみられます。
水野中学校出身の有名人としては、名古屋グランパス所属のサッカー選手・成瀬竣平さんがそうなんですね。
「瀬戸市立水野中学校」
所在地:〒489-0004 愛知県瀬戸市日の出町34
公式サイト:ホームページ
高校なんですが、大島さんはラグビーの名門校である「愛知県立瀬戸西高等学校」に進学しています。
1978年に開校した比較的新しい高校で、「あいちスーパーイングリッシュハブスクール」に指定されているとのことで、愛知県立大学外国語学部と連携した英語教育が行われているとのことですよ。
前出の成瀬さんもこの高校を卒業し、そのほかに「DA PUMP」のメンバー谷口知広さんや
V・ファーレン長崎所属のサッカー選手・磯村亮太さんなどがおられます。
「愛知県立瀬戸西高等学校」
所在地:〒489-0875 愛知県瀬戸市緑町1-140
公式サイト:ホームページ
大島さんが進学した大学は、名古屋市熱田区にある私立「名古屋学院大学」です。
大島さんが陸上競技部に所属しているのは当然なんですが、スポーツ健康学部でしょうか? 所属学部が分かっていないんですね。
スポーツ健康学部でしたら瀬戸キャンパスになりますのでスポーツ設備も整い、実家から通えるテリトリーですので、これほどいい条件はないんですけどね。
大島さんをトップレベルのパラアスリートへと指導してくれている松田克彦さんが、スポーツ健康学部の準教授ですので、ほぼ間違いないと思うんですけどいかがでしょうか。
「名古屋学院大学瀬戸キャンパス」
所在地:〒456-0062 愛知県名古屋市熱田区大宝3-1-17
公式サイト:ホームページ
大島健吾のプロフィールや経歴も!
東京パラ・男子100mとユニバーサルリレーの日本代表に内定している大島健吾選手。
ジャパンパラでは11秒37のアジア新記録で制するなど、この1年で急成長を遂げ、パラリンピックでの活躍が期待される大島選手をフィーチャー!
記事はコチラ▶︎ https://t.co/OPD9K3IlRg#tokyo2020#大島健吾 pic.twitter.com/PwTc0SHNNR
— パラスポ+! (@paraspoplus) July 20, 2021
それではここで、大島健吾さんのプロフィールや経歴を確認しておきますね!
【大島健吾さんのプロフィール】
名 前 : 大島 健吾(おおしま けんご)
愛 称 : けんご、よっちゃん
生年月日: 2000年1月1日
年 齢 : 21歳
出 身 : 愛知県瀬戸市
身 長 : 175cm
特 技 : ラグビー、水泳
小学校 : 瀬戸市立水野小学校(?)
中学校 : 瀬戸市立水野中学校
高 校 : 愛知県立瀬戸西高等学校
大 学 : 名古屋学院大学
所 属 : 名古屋学院大学4回生
職 業 : 学生、パラ陸上選手
大島健吾さんは2000年の1月1日に三つ子の長男として生まれ、下には妹さんと弟さんがいるようです。
3人のうち大島さんだけなんでしょうね、生まれながらにして左足首から先が欠損している障害を持っていたというんですね。
そういったことがかえって彼の内面を動かしたのでしょうか、妹と弟はインドア派なのに大島さんは、森の道なき道を横断して家に帰ったり、どれだけ高いところから飛び降りられるか競ったりと、伸び伸びとしたアウトドア派だったようですね。
保育園のときに、ほかの児童のようにうまく竹馬に乗ることができなかったそうです。
どうすれば乗れるようになるんだろうと、子ども心に考えて、工夫して、乗れるようになったんですね。
大島さんは、「小さいころから、できないことをできるようにすることが好きみたいなんです(笑)」と振り返っていましたね。
小学校時代は健常者と一緒に水泳とサッカーで活躍し、中学校になると卓球、そして高校ではより激しいスポーツを…と、迷わず強豪のラグビー部に入部しているんですね。
ラグビーでも、義足でラグビーって普通じゃないんだなって気づいたくらいで、プレー中はそんなに不自由を感じていなかったといいます。
「右にステップを切れなかったというのはあるけど、相手にはバレてなかったんじゃないかな(笑)」
ラグビーから得ることは大きく、コツコツと練習すれば大きな相手も倒せるし、トレーニングをすれば自分の体が大きく強くなることも知ったと言うんですね。
そんなラグビーに夢中になっている高校2年生のとき、顧問の先生に誘われてパラアスリートの発掘イベントに行ったそうです。
ここで大島さんは、パラスポーツの世界を知ることになります。
今までは、日常生活用の義足をつけてラグビーもですけど、すべてのことをこなしていたんですね、それが…。
イベントにいた義肢装具士の沖野敦郎さんから、「競技用の義足、作れるよ」って言われたそうなんですね。
実際にお試し用で走ってみたら、ぴったりじゃなかったんで重たかったらしいんですけど、「自分に合った義足をつくったら、どれくらい速く走れるんだろう」…と、夢は膨らんだそうですよ。
大学へ行ったら陸上をやろうと決意しその後、残りの高校生活は目いっぱいラグビーを楽しみ、大学へ進学が決まると迷わず沖野さんの工房へ向かったんですね。
そして高校を卒業する2018年3月、初めて自分の足に競技用の義足を装着したそうです。
そうするとまさしく、大島さんに新しい世界が広がったんですね。
その義足で最初に弟さんと走ったそうですが、今まで生活用の義足では頑張らないとついて行けなかったのが、逆に余裕で差をつけられたというんですね。
これだったらレースで走ったらすぐに1位になれんじゃないかと思ったそうですが、でもパラ陸上の世界はそんなに甘くはなかった言います。
名古屋学院大学に入学して1年目は全然陸上というものが分からず、2年目からは足が後ろに流れたり、肩が前後する自分のクセが、徐々に理解できるようになっていくんですね。
そこには、十種競技の元日本記録保持者である松田克彦さんの存在があったそうです。
大島さんが「こういう走りにしたいんです」と言うと、松田さんは「どうして」とか「だったら、こうしたほうがいいんじゃない」と、話を聞いて相談に乗ってくれるんですが…。
すべてに「こうしろ」という指導じゃないそうで、大島さん自身に考える力がついたというんですね。
「日本には、僕のように足が長い選手はいないから、走り方も義足についても自分で考える力がとても大事なんです」
もともと考えて何とかするというのが小さいときからの大島さんの信条、その思いが大島さんの思考や、肉体改造、栄養補給、理想の義足の追求など多岐にわたり、”速さ”に向いて収斂されていくんですね。
2020年1月に出来上がった3代目の義足は、左ひざ全てをソケットで覆い、左足にかかっていた過重を左ひざにも少し分散、板バネの角度より鋭角にして装着位置をやや外側にしたそうです。
そうして臨んだ第31回日本パラ陸上競技選手権大会、大島さんは男子100m(義足・機能障害などT64)11秒93で、見事優勝を果たしたんですね。
大島健吾 パラ陸上100mの新星!
「ブレードランナー」に転身した元ラガーマン。大島健吾、パラ陸上をかき回す!(カンパラプレス) https://t.co/beEavnf3lf pic.twitter.com/NDh5nSSQYo
— 果音 (@KanonMarguerite) July 9, 2018
2020年9月6日の日本パラ陸上競技選手権、新型コロナウイルスに向き合いながら行われ男子100mで、大島健吾さんが大番狂わせを演じたそうですよ。
少し実況しましょうか、
スタートで勢いよく飛び出すと、アジア記録保持者の井谷俊介(SMBC日興証券)ら並みいる実力者を抑えてゴールラインに先着。大会は無観客開催だったが、関係者のどよめきが競技場に渦巻いた。
これが、大島健吾さんだったんですね。
高校時代はラグビーに打ち込んでいた大島さん、陸上を始めたのは大学入学後なんですね。
コロナ禍で各選手の調整度合いに差があるとはいえ、キャリア約2年半の20歳(当時)が陸上の花形種目である100mを制したのは驚きだったといいます。
まさし大島さんは、パラ陸上界の新星!ホープだと言えますね。
冒頭にも書きましたが、大島さんの記録が走るたびに伸びているということなんですが、これまでの走りはどうなんでしょうね、時系列で確認していきましょう!
【2020年 第31回日本パラ陸上競技選手権大会】
★ 男子100m 優勝 11秒93
【2020年 第25回関東パラ陸上競技選手権大会】
★ 男子100m 優勝 11秒60(大会新記録)
【2021年 第32回日本パラ陸上競技選手権大会(東京)】
★ 男子100m 優勝 11秒70(大会タイ記録)
★ 4×100mユニバーサルリレー 優勝(山路、大島、高松、村岡)
★ 男子200m 2位
【2021年 第119回日本体育大学陸上競技大会(東京)】
★ 男子100m 1位 11秒46(アジア新記録)
【2021年 2021ジャパンパラ陸上競技大会(香川)】
★ 男子100m 優勝 11秒37(アジア記録更新)
★ 4×100mユニバーサルリレー 優勝(山路、大島、高松、村岡)
★ 男子200m 優勝
いかがですか、走るたびに記録が伸びているのが分かりますね。
でも、世界ではやはり10秒台じゃないと勝負にならないといいます。
大島さんは、異なる障がいの男女計4選手が100mずつ走る新種目「ユニバーサルリレー」のメンバーになり、200mでも出場を予定しているんですね。
でも目標は100mの決勝進出、
「11秒1前後で走れるように合わせたい。決勝の雰囲気で感じられることがいろいろあると思う。重圧の中で勝たなきゃいけないという経験が欲しい」
と、語っているんですね。
走るたびに記録を塗り替える大島さん、ひるむことなく、100m挑戦を大島さん自身の糧にすることは間違いないですね。
パラ陸上界の超新星 大島健吾さんへインタビュー! 夢の舞台を目前に「アジア記録は通過点」
▶https://t.co/yUYP29f5OB— MEN’S NON-NO (@MENSNONNOJP) June 30, 2021
注)本記事内のツイートに関しては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。皆さまの貴重な情報に感謝いたします…♪
#Tokyo2020 <スタートライン パラリンピック2020> 陸上短距離・大島健吾:中日新聞Web https://t.co/pcZIuTX5zC
— matsuyama_yoshiaki (@MatsuyamaTokyo) August 20, 2021
注)アイキャッチ画像に関しましては、「matsuyama_yoshiaki」さんのツイート画像を使用させていただいております…♡
まとめ
今回は「大島健吾の中学や高校・大学?プロフィールや経歴も!パラ陸上の新星」と題しまして、大島健吾さんについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
大島さんが高校2年生のときに、部活の顧問の先生が静岡県であったパラリンピック選手発掘のイベントに、連れて行ってくれたことがなかったら…。
そのイベントで、義肢装具士の沖野敦郎さんに出会わなかったら…。
また名古屋学院大学に入学せずに十種競技の元日本記録保持者である松田克彦さんに出会うことがなかったら…。
大島さんは、いまだにラグビーをやっていたんじゃあないでしょうか、そう考えると生まれるべくして生まれたパラ陸上短距離選手なんですね。
それもまさに新星ともいうべき期待できる選手が大島さんで、大会でも記録を伸ばしてメダルに手が届いたら嬉しいですね。
大島健吾さんが出場するT64男子100m予選は、8月29日(日)に予選がスタート、決勝は8月30日(月)20:43に号砲です。
それでは、今回はここまでとさせていただきます!
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!