人物

金谷博の細尾商店とは?西陣織物職人海外へ!プロフィールや経歴も!

こんにちは、sadachi. です!

プロフェッショナル 仕事の流儀』は、さまざまな分野の第一線で活躍中の一流のプロの仕事を、徹底的に掘り下げるドキュメンタリー番組です。

登場するのは、誰もがその道のプロフェッショナルと認める人たちになります。

斬新な試みに挑戦し、新しい時代を切り開こうと格闘中の挑戦者であり、いくつもの修羅場をくぐり、自分の仕事と生き方に確固とした流儀を持っている人たちを特集しています。

放送時間は、NHK総合テレビで毎週火曜日午後10時30分から11時15分です。

伝統を紡ぐ、革新を織る〜織物職人・金谷博〜

今回の主人公は、生地でありながら立体的でさまざまに表情を変える織物の魔術師として、世界の有名デザイナーやハイブランドから頼りにされる金谷博さんです。

そこで「金谷博の細尾商店とは?西陣織物職人海外へ!プロフィールや経歴も!」と題しまして、金谷博さんについてまとめてみましたので、参考にしてくださいね。

それではさっそく、いってみましょうか!

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Contents

金谷博さんの細尾商店とは?

本願寺より「細尾」の苗字を受け、京都の旧市街に位置する西陣の地において1688年(元禄元年)に創業したのが「細尾商店」になります。

西陣織そのものは1200年の歴史があるそうですが、その中で細尾商店は、単純計算(2022-1688=)で334、330年以上続く西陣織の老舗ということになるんですね。

現在の代表取締役社長である細尾真孝さんですが、当初は家業を継ぐ気がなくジュエリー関係の会社へ就職したそうなんですね。

ジュエリーに入社した3年目頃、父親の細尾真生さんが2006年にパリで開催されたライフスタイル国際見本市に出展し、海外へ発信し始めたことを知り家業に興味が湧いたといいます。

2008年にジュエリーの会社を退職し細尾に入社するのですがそのタイミングで、フランスのパリ装飾芸術美術館で行われた「感性 kansei ~Japan Design Exhibition~ 展」を訪れます。

そこで、細尾の帯を見たという建築家のピーター・マリノさんから、店舗の壁紙をつくってほしいという依頼があったというんですね。

ここで登場するのが、細尾商店の工房長である職人の金谷博さんです。

職人とは、高い美意識を持って手から美を生み出すクリエイターです。世界に誇る日本のクラフツマンシップは職人の手によって継承され、時代に合わせて磨かれ、発展してゆきます。職人に強くスポットが当たることは、時代がものづくりの力を求めているということでもあり、それに携わる熟練の、また若い才能のある職人達にとって大きな励みとなることを願います。
そして「職人を憧れの職業にする」という我々の想いがひとつ形になったものでもあります。
「工芸が時代を繋ぐ」。この強い信念のもと今年も挑戦を続けて参ります。
出典:細尾 facebookより

もともと西陣織の幅は32センチ、日本人の体と着物の伝統から導き出されたヒューマンスケールなんですが、具体的にはこれを150センチにできないかという依頼なんですね。

もちろん自分では作れないので金谷さんに頼ることになります、このような経過で金谷博さんが150センチという世界標準幅ともいえる布づくりに踏み切ることになったんですね。

金谷さんは約1年かけて広幅の織機などを開発し、西陣の技術と素材をベースにした150センチのファブリックをつくることに成功したんですね。

そんな金谷さんが職人として工房長を務める「細尾」の概要を見ていきましょうね。

細尾商店の概要

社 名 : 株式会社 細尾
本社住所: 〒604-8173 京都市中京区両替町通姉小路下る柿本町412
電話ほか: 075-221-0028、Fax 075-223-2507
代表者 : 代表取締役社長 細尾真孝
創 業 : 1688年(元禄年間)
設 立 : 1960年6月(昭和35年)
資本金 : 8,000万円
社員数 : 65名(2020年5月現在)
事業内容: 帯、きもの、インテリアファブリックの企画、製造卸、販売
S N S  : ホームページ

細野商店(HOSOO FLAGSHIP STORE)」
住 所 : 〒602-8227 京都市上京区黒門通元誓願寺下る毘沙門町752
電話ほか: 075-441-5189、Fax 075-441-5199
営業時間: 10:30~18:00(祝日・年末年始を除く)
※ 1階奥にはカフェ「HOSOO LOUNGE」を併設。季節限定のスイーツやお茶、シャンパーニュなどを、味わい豊かな伝統工芸の器でお楽しみいただけます。
HOSOO LOUNGEのメニュー

金谷博さん 西陣織の織物職人として海外へ!

金谷さんはつい10数年前まで、先端のファッションやインテリアとはかけ離れた帯や着物をつくる西陣織の職人だったんですね。

それが当代社長の依頼により150センチの布づくりに着手、1年かけて西陣の技術と素材をベースにしたファブリックをつくると、世界90都市の店舗の壁や椅子に使用されたといいます。

当初は「クリスチャン・ディオール」が主だったんですがその後、金谷さんが手がけた細尾のテキスタイルは「シャネル」や「ルイ・ヴィトン」をはじめとするラグジュアリーメゾンの店舗のインテリアに使用されていきます。

さらに「ミハラヤスヒロ」の服など、数々のブランドやアーティストとのコラボレーションを生み出していくんですね。

今や金谷さんは、世界の有名デザイナーやハイブランドから頼りにされる織物職人、海外に名を馳せる「京都にいる織物の魔術師」なんですね。

金谷博さんのプロフィールや経歴も!

それではここで、金谷博さんのプロフィールや経歴を見ていきましょうね。

とは言っても、金谷さんのプロフィールや経歴に関しては、出身地や中学や高校などの学歴などほとんど公開されていないんですね。

従ってとても限定的になりますので、悪しからずご了承くださいね。

【金谷博さんのプロフィール】

名 前 : 金谷 博(かなや ひろし)
称 号 : 織物の魔術師
生年月日: 1953年
年 齢 : 68歳
所 属 : 細尾商店工房長
職 業 : 織物職人

金谷さんのように「谷」がつく場合ですが、「…や」の読む方と「…たに」という読み方にほとんどが分かれるのはご存知だと思います。

「や」と発音するのは日本列島の東や北に多く分布し、「たに」という読み方は西から南に多く分布するそうなんですね。

ご出身は分かっていませんが、職場が京都ということで金谷博さんは「かねたにひろし」さん、もしくは「かなたにひろし」さんとお読みするのかも知れませんね。

また、京都西陣の「織物の魔術師」と言われるくらいの職人さんですから、多数の受賞歴もあると想像します…が、分かっておりませんので、悪しからず…です。

1200年もの歴史がある京都の西陣織、それは大きく分けても20ほどの工程があり、その一つひとつは独立した仕事とされているんですね。

一部で機械が導入されているとはいえ、各行程はそれぞれ専門職によって分業化され大部分は職人さんの手作業が必要になるといいます。

その工程のひとつにデザインがあるのですが、昔は当然職人さんが紙と筆(ペン)で行っていたのですが、今はコンピュータが利用されています。

その織物専用ソフトを製作したというのが、金谷さんというから驚きです。

それまでの作業はとても繊細で、気が遠くなるほどの時間のかかる作業だったんですが、驚異的に時間短縮されたのは言うまでもありません。

金谷さんは西陣織の特徴をひと言で言えば「世界で一番マニアックな織物」として、単に伝統を守るというのではなく世界に通用させたいと精進しているそうですよ。

最初に細尾さんから依頼されたときは、海外進出に始めは抵抗があったとのことですが、海外との共同製作で得るものが多くあったと、納得しているそうです。

そんな金谷さんが、NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』に出演されるんですね。

番組のテーマは「伝統を紡ぐ、革新を織る〜織物職人・金谷博〜」で、伝統を大事にしながら西陣の技術と素材をベースにした布を製作する金谷さんにフォーカスしているんですね。

世界の有名デザイナーやハイブランドから頼りにされる織物職人として、生地でありながら立体的でさまざまに表情を変える革新の一枚、織物の魔術師が紡ぐ水の織物とは!?

★NHK総合『プロフェッショナル 仕事の流儀』 1月11日(火)22:30~23:15

注)本記事内のツイートに関しては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。皆さまの貴重な情報に感謝いたします…♪

 


注)アイキャッチ画像に関しましては、「mogura」さんのツイート画像を使用させていただいております…♡

まとめ

今回は「金谷博の細尾商店とは?西陣織物職人海外へ!プロフィールや経歴も!」と題しまして、金谷博さんについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?

1200年の織物の歴史をもつ古都・京都で世界の名だたる有名デザイナーから指名を受け、話題の生地を生み出し続ける織物職人が、細尾商店の工房長・金谷さんです。

生地でありながら立体的で、さまざまに表情を変える織物は、最高級のホテルや車の内装、さらに東京オリンピックのステージ衣装にも用いられたんですよ。

今や、織物の魔術師・金谷さんが手がけるファブリックは、世界を席けんするといいます。

2021年、金谷さんは自身も初めてという難題に挑んだというんですね、そして生まれたのが水の織物だというんですね。

明日になりますが、夜10時30分から放送される『プロフェッショナル 仕事の流儀』、68歳の金谷博さん、今もなお進化を求める理由とは…!?

それでは、今回はここまでとさせていただきます!

最後までご覧いただき誠にありがとうございました!

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