こんにちは、貞千です!
今回は、金沢観光の中でも江戸情緒を満喫できるスポットとして人気の高い「ひがし茶屋街」の楽しみ方をご紹介していきますね。
大阪時代の友人3人が北陸食べ歩きの最後に“加賀料理”を食べたいと訪ねてきたとき、電車時間まで間があったのでどこへ行きたいと聞くとひがし茶屋街へ行きたいという返事、兼六園か21美を予想していた私にとって意外だったのをハッキリと覚えています。
金沢は江戸時代から城下町として栄えた歴史が色濃く残っているところ、“ひがし”と“西”、そして“主計町”と3つある茶屋街の中でもひがし茶屋街といえば一番大きな規模を誇っています。
まさかお茶屋遊びをしたかったわけではないでしょうが、後から考えると観光地ひとつとってもプロ好みといいますか、“さすがわが友たちよ!”と嬉しくなったものです!
どこまで町家の旦那衆気分を味わえたかは置いといて、この日は濡れるか濡れないかの境目のような金沢特有の雨模様、かえって雰囲気満点の中を案内できたので内心ほくそ笑んでましたね!
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ひがし茶屋街の楽しみ方おススメ一番!
ひがし茶屋街を歩くと気付くのが、狭く細い格子の建物が並んでいることです。これは茶屋街独特の建築様式で、内からはよく見えるが外から中は見えにくいという構造になっていて木虫籠(きむすこorきむしこ)と呼ばれています。
きちんとプライバシーを守るようにできているんですね、とても美しいです!
お茶屋さんは旦那衆が減ったせいもあるのでしょうか、茶屋の経営だけでなくカフェや食べ物さん、お土産を買える店などに変化していきます。そんな中「志摩」は当時の姿をそのまま残し、国の重要文化財に指定されています。茶屋建築では京都の「角屋」とともに全国で2軒だけです。
そういった茶屋の文化を味わいながら、大人の遊びを肌で感じるには志摩の見学が一番のおすすめです。
志摩は1820年の茶屋街誕生の時に建てられたお茶屋建築で、2階を客間としているため2階に押し入れや物入れはありません。なぜなら、あくまでお客の遊興を主体としているからだそうです。
当時のお座敷太鼓や三味線、琵琶や琴などの展示に加え、襖や灯りなどは当時を偲ばせる雰囲気たっぷり!茶屋文化に思いをはせながら、江戸情緒に浸る、この楽しみ最高じゃありませんか?
繊細な意匠が施された坪庭には、春日燈灯、月見燈灯、槍燈灯が配備されています。
もうひとつ、志摩には茶室が併設されていてお抹茶がいただけます。お干菓子付きが500円、上生菓子付きが700円です。
志摩
【住所】石川県金沢市東山1-13-21 TEL 076-252-5675
【料金】大人:500円、小・中学生:300円
【営業時間】9:00~18:00 無休
そのほかに見学できるお茶屋さんとしては、金沢市指定保存建造物になっている「懐華樓(かいかろう)」と金沢指定文化財の「お茶屋美術館」があります。
懐華樓
【住所】石川県金沢市東山1-14-8 TEL 076-253-0591
【料金】見学料:750円(昼間のみ)
【営業時間】9:00~17:00 無休(懐華樓カフェは見学しなくても可)
※夜はお茶屋をやっています。一般の方もお座敷体験が可能です。
お茶屋美術館
【住所】石川県金沢市東山1-13-7 TEL 076-252-0887
【料金】大人:500円、小・中学生:300円
【営業時間】9:00~17:00 定休日:木曜日
ひがし茶屋街のランチ&カフェおすすめ5選
まずはランチを紹介しますね。ひがし茶屋街は食べ歩きが禁止されています。そのかわり、伝統を受け継ぐ街にふさわしくランチも上質で洗練されています。和食店からレトロな洋食屋さんまでどのジャンルでも強いこだわりがあります!
1、田村
梅の橋のたもとにある居酒屋割烹・田村、芸能人もたくさん訪れている有名店です。定番ののどぐろやカニ料理から、加賀・能登など北陸の美味しいところをすべて金沢に集結させて、オリジナル料理として提供しています。ブリの太巻き!一度ご賞味あれ!
【住所】石川県金沢市並木町2-18 TEL 050-5869-7971
【営業時間】ランチ12:00~14:00(金・土・日曜日の3日間のみの営業です)
ディナー17:00~23:30 定休日:水曜日(祝日営業)
2、レストラン自由軒
1909年創業で100年以上にわたって伝統の味を守り続けている老舗の洋食店です。ひがし茶屋街の入り口にあり、昔から遊客や芸妓に親しまれてきました。今では、国内外で大人気の店になっています。
【住所】石川県金沢市東山1-6-6 TEL 076-252-1996
【営業時間】ランチ11:30~15:00
ディナー17:00~21:00(土・日・祝は16:30~)
定休日:火曜日・第3月曜日
3、十月亭(じゅうがつや)
ひがし茶屋街のメインストリートに構え、銭屋がプロデュースした金沢の情緒あふれる日本料理店です。お昼は竹かご弁当・治部煮付きが四季を織り込んだ彩り豊かなお弁当として人気です。
【住所】石川県金沢市東山1-26-16 TEL 076-253-3321
【営業時間】ランチ11:30~14:00 ドリンク14:00~16:00
ディナー18:00~22:00
定休日:水曜日不定休
4、鮨 みつ川
ひがし茶屋街の奥に位置する江戸前の有名寿司店です。北陸の新鮮な魚介のにぎりは来店客の満足度も高く、リピータ必至の人気店です。カウンター8席だけのこじんまりとした店なのでランチタイムは常に満員です。早目のご予約を!
【住所】石川県金沢市東山1-16-2 TEL 076-253-5005
【営業時間】ランチ12:00~14:00 ディナー17:00~22:00
定休日:水曜日
5、くりゑンテ
ひがし茶屋街の奥まったところにある町家フレンチレストランがくりゑンテです。目や舌、心と五感以上で楽しめる料理で、九谷焼の器に盛りつけの美しさも含めて一品一品が堪能できる料理になっています。
【住所】石川県金沢市東山1-33-2 TEL 076-251-0403
【営業時間】ランチ12:00~14:00
ディナー18:00~L.O20:30 日:17:30~L.O20:00
定休日:不定休
ここからは、私おすすめのカフェ5選です!
1、茶房一笑
上品な和の雰囲気がいっぱいの日本茶専門店です。ここでいただく加賀棒茶は和菓子との相性も抜群で、その風味と香ばしさは忘れられない味となること請け合いです。ほかに抹茶や煎茶なども楽しめます。
【住所】石川県金沢市東山1-26-13 TEL 076-251-0108
【営業時間】10:00~17:30 定休日:月曜日(祝日は翌日休)
2、波結
2階にある抹茶中心の和スイーツのカフェで、ひがし茶屋街の通りが一望できます。半世紀以上芸妓さんの髪を結い続けてきたさくらい美容室から衣替えしました。名前の由来もウェーブ~結いです!
【住所】石川県金沢市東山1-7-6 TEL 076-216-5577
【営業時間】10:30~18:00 定休日:不定休
3、茶房素心
茶屋街のメイン通りに面する人気の和スイーツカフェです。季節に合わせたデザインの生菓子がいただけます。抹茶のブランマンジェがおすすめの一品です!
【住所】石川県金沢市東山1-24-1 TEL 076-252-4426
【営業時間】10:00~18:30 定休日:水曜日
4、茶ゆ
1階はオリジナルジェラートアイスショップで、その2階がお座敷になっている甘味処カフェです。もなかやどら焼き、カップ、コーンなどとお好みのジェラートをトッピングしていただきます。
【住所】石川県金沢市東山1-7-8 TEL 076-253-1715
【営業時間】開店:10:00~10:30 閉店:夕暮れ時 定休日:木曜日
※開店が午後になる場合もあります
5、不むろ茶屋
慶応元年創業の加賀麩の老舗・不室屋が営業している和カフェです。炙った生麩に白味噌だれをからめていただくみそだれ田楽麩がおすすめです。
【住所】石川県金沢市東山1-25-4 TEL 076-255-2260
【営業時間】10:00~17:00 無休
まとめ
ひがし茶屋街にあまり大きな駐車場はありません。周辺の駐車場も少ないと言っていいでしょう。従って、お車の方は別なところへ停めてバスやタクシーが安全です。私の一番のおすすめは歩きですけどね!
ひがし茶屋街は金沢観光では外すことができない、というよりは大人気のスポットといってよいでしょう!土日祝日は言うに及ばず、平日でも閑散としている通りがないくらい観光客でいっぱいというのが印象です。
一歩足を踏み入れて、たちまち昔にタイムスリップ、散策すればするほどドラマの主役になった気分にさせられる場所「ひがし茶屋街」、そんな茶屋街の楽しみ方やランチ・カフェのおすすめ店をご紹介してきました。いかがだったでしょうか?
それでは、今回はここまでとさせていただきます!
また、次回の貞千がオススメする金沢風景・グルメ完全攻略ナビでお会いしましょう!
さようなら!