こんにちは、sadachi. です!
今夜のTBS系『情熱大陸』は、超絶技で生き物を金属でつくる満田晴穂さんの登場です!
虫、蛇、甲殻類から龍などの幻獣まで…、まるで生きているかの様に「自在」に動かすことができる金属工芸品をつくる「自在置物」作家なんですね。
この技術は江戸時代から続いているそうで、国内唯一継承しているのが、満田さんというわけなんですね。
この自在置物を個展で販売しようとすると、その抽選に100人も並ぶほどなんですよ。
そこで「満田晴穂のプロフィールは?出身や家族・経歴も!金属で作る昆虫に命」と題しまして、満田晴穂さんについてまとめてみましたので、参考にしてくださいね。
それではさっそく、本題へいってみましょう!
Contents
満田晴穂のプロフィールは?
まるで生きているかのよう!“自在置物作家”の超絶技巧に迫る<情熱大陸> https://t.co/N58IUzYyi8 #情熱大陸 #満田晴穂 #著名人
— マウルル (@ZLU9Mam2OZTuqNJ) July 18, 2020
ではまず最初に、満田晴穂さんのプロフィールを確認しておきましょね!
名 前 : 満田 晴穂(みつた はるお)
生年月日: 1980年1月18日(40歳)
出 身 : 鳥取県米子市
趣 味 : プラモデル、ゲーム
高 校 : 千葉県立布佐高等学校
大 学 : 東京藝術大学美術学部工芸科
最終学歴: 東京藝術大学美術研究科修士課程彫金研究室
職 業 : 自在置物作家
【受賞歴】
★ 2006年 原田賞奨学基金(東京藝大の成績優秀な工芸学生が対象)
★ 2006年 開催委員会会長賞「全日本 金・銀創作展」
★ 2007年 第2回藝大アートプラザ大賞 大賞
★ 2008年 第48回日本クラフト展 入選
★ 2017年 第8回創造する伝統賞「平成28年度日本文化藝術奨学金」
満田晴穂の出身や家族・経歴も!
本日は、自在置物作家の満田晴穂さんの工房へお邪魔してきました。
沢山お話させていただき、とても有意義な時間となりました。
今後も作品制作頑張ります! pic.twitter.com/cIe771ziyO— 福田 亨 Toru Fukuda (@TF_crafts) February 3, 2017
プロフィールの欄にあるように満田晴穂さんの出身地は鳥取県米子市です。
でも小学校時代に鳥取県から千葉県に引越しているので、地元は千葉県ということになるのでしょうね。
満田さんのご家族なんですが、奥さまの満田恵理(村中恵理)さんと4歳になられるお嬢さんがおられるので、3人家族ということになりますね。
奥さまの恵理さんも芸術家で七宝をやっておられ、有線七宝や硝子胎七宝の制作している実力者で、以下の受賞歴もあるんですよ。
【満田恵理さんの受賞歴】
2007年 第9回全日本金銀創作展 奨励賞
2008年 第3回藝大アートプラザ大賞、準大賞、他2点入賞
2010年 第5回藝大アートプラザ大賞、(株)BiOn賞
お二人は学生時代から交際していたそうなんですね、2012年1月18日とのことですから満田さんの誕生日に結婚したことになります。
素敵な記念日ですね、絶対忘れることはありませんから羨ましいです!
ここでネタバレしますと、満田さんが通っていた布佐(ふさ)高校は偏差値40以下で、満田さんは東京藝大受験で4回も失敗しているんです。
実は、5回目の受験でようやく進学できたんですね、このファイトがなかったら、今の伝統を受け継ぐ自在置物作家は誕生していなかったんですよ。
4年の浪人時代を経て入学した東京藝術大学、3年次に授業の一環だったといいますが、古美術研究旅行で自在置物作家の冨木宗行さんの工房を訪れているんですね。
そこで出会った自在置物に一目惚れして、その場で弟子入りの許可を得て、大学の夏休み1ヵ月間毎日工房に通って、自在置物の製作を学んだそうですよ。
満田さんが東京藝大に入っていなかったら、この出会いはなかったと言ってもいいでしょうね。
おりしも師匠になった冨木さんも、当時明治時代の技術であった自在置物をぎりぎりで継承したそうで、なんか運命的なものを感じますね。
2008年に修士課程を終えた満田さんは、横浜でアルバイトをしながら自在置物の製作を開始するんですが、ほどなく売れるようになったそうですよ。
2009年から本格的にデビューすることによって、グループ展や個展を多数開催することになります。
ではここからは、満田さんの来歴で見ていきましょう!
【満田晴穂さん来歴】
2010年 巧術展「スパイラルガーデン」
2013年 自在展「ラディウムーレントゲンヴェルケ」
2014年 JIZAI展「三越百貨店」
※ JIZAI展は、レントゲンヴェルケと日本橋三越で毎年交互に開催しています。
2016年 蜘蛛の糸「豊田市美術館(愛知)」
2016年 今様IMAYŌ: JAPAN’S NEW TRADITIONISTS「ハワイ大学ギャラリー」
2016年 今様IMAYŌ: JAPAN’S NEW TRADITIONISTS「ホノルル美術館」
2016年 融合する工芸-旅に出たヤドカリのはなし「大阪高島屋(大阪)」
2017年 驚異の超絶技巧!―明治工芸から現代アートへ―「三井記念美術館(東京)」
2018年 ニッポンの写実 そっくりの魔力「函館美術館(北海道)」
2018年 ニッポンの写実 そっくりの魔力「豊橋市美術博物館(愛知)」
2018年 ニッポンの写実 そっくりの魔力「奈良県立美術館(奈良)」
2018年 金工の深化-Evolution of Metal Works-「和光本館(東京)」
2018年 カオスモス5 一粒の砂に世界を見るように「佐倉市美術館(千葉)」
2018年 今様「松濤美術館(東京)」
満田晴穂が金属で作る昆虫に命を吹き込む!
KOGEI ART FAIR KANAZAWA
レントゲンヴェルケ満田晴穂 pic.twitter.com/JFaODLY5aa
— 悠 / haruka (@haruka_lululu) November 15, 2019
自在置物とは、江戸時代中期の武具職人にその祖を持つ金工の技術で、太平の世になって職を失った甲冑師によって生み出されたと言われているんですね。
もう少し詳しくご紹介しますと、そのルーツは平安時代の明珍家まで遡るといいます。
明珍家は、平安時代に人気の高かった甲冑師で、兵庫県姫路市に伝わる伝統工芸として明珍火箸は有名ですよね。
鎧兜など鍛鉄で優れた技術を持っていた明珍家なんですが、江戸時代になり需要が減り、さらに明治9年には廃刀令なども追い打ちをかけたといいます。
そんな中で、自在置物が作られていったんですね。
当時の作品は、ほとんど海外に輸出され日本に残っていないのが実情なんですね。
ロンドンの「Victoria and Albert museum」には、たくさんの自在置物が所蔵されているそうですよ。
満田晴穂さんは、その「自在置物」の日本における唯一の継承者になるんですね。
その作品は、…といえば、徹底的な観察眼によって裏打ちされた驚異的な技術、たまたま金属を素材に生き物の命をよみがえらせる妙技と言ってもいいでしょうね。
それでは、その作品の一部を見ていきましょう!
自在置物 黒艶大角鍬形
(タランドゥスオオツヤクワガタ)完成〜〜。
これにて個展用準備完了です♪
あ〜疲れた pic.twitter.com/IDIL9LsHuv— 満田晴穂 日本橋三越個展7月22~28 (@haruomitsuta) July 10, 2020
明治工芸から現代アート
驚異の超絶技巧!
観てきましたーーー!!!
満田晴穂さんの自在、稲崎栄利子さんの陶磁、佐野藍さんの石彫…
他にもたくさんの超絶技巧が…
本当に眼福でした♡撮影オッケーの物しかアップ出来ませんが…
高橋賢悟さんの金工スカルさんをどうぞーー!!! pic.twitter.com/abrZhQPhsH
— chiho (@chiho_khnum) October 13, 2018
平坂です。自在置物(本物さながらに可動する生物をかたどった金属製の置物)アーティストの満田晴穂さんの作品を観る機会に恵まれました。これ、ほぼすべての関節が動きます。
あまりのリアルさ、精巧さ、そして満田氏の芸術家としてのこだわりに感嘆しきりでした。
お気に入りはオオジョロウグモ! pic.twitter.com/EgCnO9AV4V— MonstersProShop®︎ (@monstersproshop) August 3, 2017
自在置物でつくる生物のかたち。日本橋三越本店で「JIZAI 満田晴穂展」が開催 https://t.co/7yTvNfS2vs
— ウェブ版美術手帖 (@bijutsutecho_) July 17, 2020
【2017-07-02 満田晴穂個展 @日本橋馬喰町レントゲンヴェルケ】自在置物の蛇骨格。全長1.3mの1/1スケールで金属製フル可動。ハンズで売ってる銅の板と棒っきれが手作業でこの形になるの意味わからん。デジタル造形全盛の昨今だけども人間舐めんな!って感じで最高にかっこいい。 pic.twitter.com/O5iYeE57FO
— わたパチ (@nend_or_onix) July 3, 2017
羽の可動部とかそのまま伊勢海老のヒゲよね pic.twitter.com/VJTfJfa9Is
— 満田晴穂 日本橋三越個展7月22~28 (@haruomitsuta) July 15, 2020
おっっカブトムシついに羽化♪
まだ角にだけ被ったまんまなのが可愛い pic.twitter.com/1afI4BTh79— 満田晴穂 日本橋三越個展7月22~28 (@haruomitsuta) July 15, 2020
ツヤが気になっていたタランドゥスオオツヤクワガタ。昨夜喘息になりながらも磨いただけあって良い感じになったかと思います。 pic.twitter.com/hFoh7hwDOp
— 満田晴穂 日本橋三越個展7月22~28 (@haruomitsuta) July 14, 2020
「INSECTS」展の会期が迫ってきております!🐜🍃
《INSECTS》
9/19(木)〜28(土)
10:30-18:30
会期中無休作品画像は、ひと足はやくギャラリーに届いた満田晴穂さん(@haruomitsuta )の出品作品「自在脚高蜘蛛」です🕷 pic.twitter.com/0xHUdZFbMO
— ギャラリーアートもりもと (@art_morimoto) September 14, 2019
いかがでしょうか?
満田さんの作品、抽選に100人は並ぶとのことでしたが、いくらぐらいするんでしょうね。
【満田晴穂さんの作品の価格】※参考
オオアリ: 242,000円
オオカマキリ: 440,000円
オオゲジ: 770,000円
オオスズメバチ: 352,000円
オオミズアオイ(蝶):770,000円
オニヤンマ: 358,000円
クワガタ: 660,000円
コオロギ: 352,000円
コノシメトンボ: 242,000円
ジョロウグモ: 352,000円
ヒゲコガネ: 440,000円
モンキアゲハ(蝶):1,100,000円
【満田晴穂さん、展示会のお知らせ】
「JIZAI 満田晴穂展」
場所:2020年7月22日(水)~ 2020年7月28日(火)
日程:日本橋三越本店 本館6階 美術工芸サロン
今夜の『情熱大陸』、国内では日の目を浴びなかった自在置物が、満田さんによって令和に受け継がれたんですね、その唯一無二の超絶技巧を堪能できるんですよ。
★ TBS系『情熱大陸』 7月19日(日) 夜 10時25分~10時55分
『情熱大陸』7/19(日) 自在置物作家/満田晴穂 江戸から続く超絶技巧!! 日本で唯一の継承者【TBS】 https://t.co/8hXiSd0Ysa #動画ニュース #ニュース動画
— MATOMEDIA (@matomemedia) July 12, 2020
注)本記事内のツイートに関しては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。皆さまの貴重な情報に感謝いたします…♪
本日は “動く甲殻類” を作らせたら天下逸品。
自在置物の『満田晴穂』氏
(@haruomitsuta)
をシーフォースにて捕獲&即釈放。
皆さん御徒町に来たら蟹に注意。 pic.twitter.com/3GlsgGLYZg— licoyas(リコヤス) 7/26浅草アクアリウムバス (@licoyas) March 12, 2020
注)アイキャッチ画像に関しましては、「licoyas(リコヤス) 7/26浅草アクアリウムバス」さんのツイート画像を使用させていただいております…♡
まとめ
今回は「満田晴穂のプロフィールは?出身や家族・経歴も!金属で作る昆虫に命」と題しまして、満田晴穂さんについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
満田さんは「なんでこれを作ったの?」と奥さんに突っ込まれるそうですよ。
人気のクワガタムシや嫌われる虫の代表格と言われるゲジゲジなど、メジャーやマイナーに分け隔てなく愛する、根っからの虫好きなんですね。
今夜の『情熱大陸』では、普段は閉じられて見られないオニヤンマの口の中も見られるそうですから、必見ですね。
日本の素晴らしい伝統工芸を、満田晴穂さんを通して継承されていったら嬉しいですね!
それでは、今回はここまでとさせていただきます!
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!