こんにちは、sadachi. です!
世界のスーパーコンピューターの性能を比べる専門家によるプロジェクト会議「International Supercomputing Conference 2020(国際スーパーコンピュータ会議)」が、6月22日ドイツでオンラインで開催され、スパコンの処理性能ランキング「TOP500」の2020年6月版が発表されたんですね。
今回のランキングでは、理化学研究所(理研)や富士通が主体となって開発した「富岳」が、TOP500を含めて各国が性能を競うランキング4部門で1位となり、世界初の4冠に輝いているんです。
日本の1位は、昨年に運用を終えた「京」がTOP500で2011年に達成しているんですが、それ以来9年ぶりになるとのことですよ。
そこで「富岳【スパコン】万能の証明かほく市で!4冠で世界一海外の反応は?」と題しまして、富岳の性能や世界の反応などをまとめてみましたので、参考にしてくださいね。
それではさっそく、本題へいってみましょう!
Contents
かほく市にある富士通の子会社・富士通ITプロダクツが「富岳」を製造しているんですね。
石川のモノづくりの技術が世界初の「4冠」達成に貢献したことになりますね、凄いです!
富士通ITプロダクツの加藤真一社長は、「世界一を獲得した富岳のモノづくりに携わることができて大変うれしく、誇らしい」とコメントしています。
同社は富士通の中でも大型で高性能なパソコンの製造を担う拠点で、社員約100人が理研と共同で富岳の設計や開発に携わったといいます。
昨年役割を終えた「京」も、ここで製造されたんですよ。
富岳は、昨年12月から理研に納品され、この5月中旬には全台の納入を完了したとのことで、試験利用として新型コロナの研究に着手、本格稼働は2021年度からになるそうですよ。
近年のスパコンは薬の開発や防災などの多様な分野で使われているそうなんですが、消費電力が大きいのが課題となっているんだそうです。
そこで省エネ性能にこだわり、昨年11月には消費電力1ワット当たりの計算速度で1位を獲得したそうですよ。
同社の担当者は、性能競争のために開発したわけではないとして、「環境にやさしく、ビッグデータの分析などさまざまな計算に対応することで、豊かな社会づくりに貢献できたら」と話したとのことですよ。
富岳は先代の京の100倍という高い計算能力だけでなく、電力の省エネという使い勝手の良さが強みとなっているんですね。
スパコンの速度競争は、汎用のCPU(中央演算装置)よりも、画像処理向け計算に特化した半導体(GPU)の利用が進んでいるそうで、ランキング上位を占めているそうですよ。
でも用途が限られることと、高コストなので「性能は高いが、運転は難しく、荷物も積めないスーパーカー」と指摘されているんですね。
富岳はスーパーカーに対して、搭載されている約16万個のCPUは、既存のスマートフォン向けのCPUをベースに計算能力と省電力性能大幅に改良したとのことですよ。
長年培われてきたソフトウェア技術や資産を活用できるなど、使い勝手のメリットは大きいといい、運転が容易な普通のセダンで圧倒的な性能を実現しているんですね。
ようするに、普通のセダンがスーパーカーに勝っちゃったということなんですよね!
それでは、ここで「TOP500」の2020年6月版のランキングを見ていきましょう!
1位、 富岳(理研&富士通)日本
2位、 Summit(IBM)アメリカ
3位、 Sierra(ローレンスリバモア国立研究所)アメリカ
4位、 神威・太湖之光(NRCPC)中国
5位、 天河2号(NSCCG)中国
6位、 HPC5(Eni)イタリア
7位、 Selene(NVIDIA)アメリカ
8位、 Frontera(TACC)アメリカ
9位、 Marconi-100(CINECA)イタリア
10位、 Piz Daint(CSCS)スイス
TOP500は、毎年6月と11月に発表されます。
富岳以外の日本のスパコンのランキングを見ていきましょうね!
12位、 人工知能処理向け大規模・省電力クラウド基盤(日本の産業技術総合研究所)
19位、 共同運用スパコン(東京大学・筑波大学)
28位、 TSUBAME3.0(東京工業大学)
37位、 Flow(名古屋大学)
42位、 気象庁のスパコン
43位、 気象庁のスパコン
54位、 ITO(九州大学)
60位、 Oakbridge-CX(東京大学)
61位、 匿名の研究機関のスパコン
68位、 さくらインターネットのスパコン
84位、 SORA-MA(宇宙航空研究開発機構)
88位、 Numerical Materials Simulator(物質・材料研究機構)
90位、 Camphor2(京都大学)
富岳の4冠なんですが、特筆されるのはその計算速度ですね。
計算速度は毎秒41京5530兆回、といわれても見当つきませんが、前回王者のアメリカのスパコンを大きく引き離したそうですよ。
それではここで、ランキングで1秒間の計算能力を比べてみましょうね!
1位、 富 岳 日本 41京5530兆回
2位、 サミット 米国 14京8600兆回
3位、 シェラ 米国 9京4640兆回
4位、 神威・太湖之光 中国 9京3014兆回
5位、 天河2号 中国 6京1444兆回
いかがでしょうか、この速さがいかばかりのものかは想像もつきませんが、富岳の速さだけはほかと比べて圧倒的なことがわかりますよね。
そのほか1位をとった3部門なんですが、
スパコン上で動く実アプリケーションに近い演算の性能を測る「HPCG」
ビッグデータ処理(大規模グラフ解析)に関する性能を測る「Graph500」
AI(人工知能)関連処理の性能を測る新指標「HPL-AI」
とのことなんですね。
同じスパコンがTOP500とHPCG、Graph500で1位となるのは世界初だそうですね、同時4冠獲得も世界初なので嬉しいですよね。
凡人にはこのようにならべられても、何のことやらチンプンカンプンですが、それぞれすごい能力のことなんでしょうね、どちらにしても社会の役に立つことは歓迎ですね。
そして肝心なことは、日本人としてとては何といっても誇らしいということですよね。
まず、韓国の反応を見ていきましょう!
日本はどんどん未来へ進んでいくというのに、韓国はいつまでも過去に執着して過去にとどまっている。いまだに100年前を生きているなんて本当に情けない…。
日本は凄いな、私たち韓国も頑張りましょう。
日本にずっと遅れを取っているわけにはいかない。やはり日本の技術力を侮ってはいけない。
現在、日本が世界のITを引っ張っていっている。科学分野への投資がどれだけ重要かがわかる。
韓国は無駄に金をばらまいているだけで、未来へ投資しようとする姿勢が無い。
特に政権維持のために血税が注がれているのがあまりにも無駄だ。大韓民国が1位の分野なんて自殺率ぐらいだ。
ムン・ジェインのせいで韓国の技術と経済、安保が後退している中、日本はますます先に進んでいくね。
次に中国の反応ですが、世界4冠の発表前に掴んだと思われる情報に対しての反応です。
中国メディアの太平洋電脳網は、スパコンの分野は近年、米国と中国の争いとなっていたとしてうえで、同じスパコン大国である日本が米中の間に割って入ったと伝えています。
中国メディアの百家号は、「米中のスパコン開発競争が日本を刺激したのかもしれない」と主張し、富岳ほどの高い演算性能があれば、「核兵器の開発シミュレーションに使えるはずだ」と主張したといいます。
そしてここからは、各国の反応を順不同で記載しています。
マレーシアは、日本が得意分野でそのチカラを見せつけた形だな。日本はこれだけの技術力を有しているのに、どうしていまだにFAXを使っているのだろうか。
中国がスーパーコンピューターを開発するとパクリと言われる。日米欧の三極が開発すると独創的だと言われる。そういうのはばかげていると思う。
その三極は、対中国で手を結び合っているからね。中国は現状よくやってると思う。(国籍不明)
やはり日本は大国だね。結局国っていうのは国民の頭脳で決まるよなぁ。(中国出身)
ベトナムは、グッドラック、日本。日本の発展は世界の利益だから応援してるよ。
イギリスの反応です。ちなみにフガクは「豊かな山岳」という意味で、性能の頂点を意味しているらしい。他にもマウント・フジの別称でもあるようだ。
尋常じゃない計算速度だ。しかも外見が美しい。
シンガポールの反応です。WOW!計算速度の圧倒的感がヤバイ!日本はいつだって、最も適切と言える時に、新しい技術を最初にうみだしてくれるよね?
日本はいつだって世界の5歩先にいる。そんな彼らを俺はすごく尊敬している。
小さなウイルスさえどうにもできないのに、計算速度が速いコンピューターが何の役に立つんだ。この反応は、パキスタンです。
ミャンマーは、このスーパーコンピューターは既に、新型コロナウイルスがどうやって広がっていくのか、そのシミュレーションに使われてるって。
日本はよくやった。どうか技術を中国に盗まれないように気を付けて。と言っているのはアメリカです。
日本は誠実で、裏切ることがない国!品質の面で、僕は日本製を信頼している。(国籍不明)
日本人は本当に忍耐強いな。スーパーコンピューターの分野で、1980年代からずっとアメリカと闘い続けて、その勢いは今も変わっていないんだから。台湾ですね。
日本は注意した方がいいよ。トウシバが世界のトップの座にいた時、アメリカは自分たちが2位になることに耐えられず、今ファーウェイにやってるようなことをした。
今は素晴らしい成果を祝うべき時だけど、それでも歴史を忘れないで欲しい。(国籍不明)
インドの反応は、レースはこれで終わりというわけではなく、日米中のトップ争いは、今後も続いていくんだろうな。
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今回は「富岳【スパコン】万能の証明かほく市で!4冠で世界一海外の反応は?」と題しまして、富岳の性能や世界の反応などをまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
富岳については、菅義偉官房長官は飛沫の飛散などのシミュレーションを行うなど、新型コロナウイルス感染症対策にも貢献しているとして、わが国が直面する課題の解決に資する成果が生み出されることを大いに期待したい」と語っていますね。
西村康稔経済再生担当相も感染症を広げているのは飛沫だとして、「それぞれの業界でどうすれば継続できるのか。富岳を使って(分析を)進めていきたい」と述べています。
このように、2021年度の本格稼働前から、さまざまな分野で期待される富岳ですが、アメリカと中国の開発チームは1~2年で100京のスパコンを投入するという情報もあります。
まあそういった国と国との争うよりも、「富岳」が純粋にいろんな分野で活躍してくれることを期待しましょうね!
それでは、今回はここまでとさせていただきます!
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!
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